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 924号 (2016年2月1日発行) |
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| 雪月花 |
| 「人間が想像できることは必ず実現する」フランスのSF作家、ジュール・ヴェルヌの名言とは知らずに中学校の時に先生に教えられていた言葉。この言葉を自動運転が可能になり駐車も楽々、車は進化するというテレビのCMで久しぶりに聞いた。ネットで検索してみるとジュール・ヴェルヌの著作には「15少年漂流記」や「80日間世界1周」「海底2万里」など小・中学校の頃に読んだものがあり、没後101年にあたる2006年には日本ジュール・ヴェルヌ研究会と言う団体も立ち上がっている。この人の人気、ファンは世界に広がっている。筆者が子どものころ小松崎茂さんの描く科学まんがは大変な人気で掲載している雑誌を回し読みし「未来」の実現に興奮したことを今でも憶えている。「空飛ぶ電車」—モノレール、もうとっくに実現している。「空飛ぶ磁力電車」—リニリアモーターカーとして実験段階を終わり工事も本格化、東京・名古屋間を2027年には40分で結ぶことになっている。大都会の頭上を張りめぐらす高速道路を作ろう、ビルの屋上にはヘリポートを作ろう。小松崎さんはこんなことを70年も前に想像していたのである、ジュール・ヴェルヌの「想像は必ず実現する」ということを証明している。このようなハード面ではなく心理的な想像も実現することが出来るようだ。スポーツ選手が試合の時に自分が大活躍しているイメージを持ったり、あの人に会いたいなあと想像すれば必ず実現するとはよく聞く話だ。 |
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