防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   917号 (2015年10月15日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り
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第4回"Jアート"表彰式
〈栃木〉
 栃木地本(本部長・小林栄樹1陸佐)は9月15〜9月24日、「安らかな栃木、平らかな日本、世界とともに」をテーマとした作品展「第4回Jアートギャラリー」を開催するとともに、9月16日に、表彰式を宇都宮市内の「下野新聞NEWS CAFE」において実施した。本作品展はTBC学院国際情報ビジネス専門学校の協力のもと、同校のデジタルクリエイター学科の学生から作品20点が出展された。表彰式では、最優秀賞及び優秀賞が選ばれ、賞状とともに副賞が本部長から贈られた。
 最優秀賞は、アメリカンコミックのヒーローのように、たくさんの人々を救い平和を守っている筋肉隆々な陸・海・空の自衛官を描いた中村憂季さんの作品「日本のヒーロー」に贈られた。また、作品を出展した学生たちからは、「制作にあたり自衛隊の活動について知ることができ、信頼がより深まりました」などの声があった。出展された作品は、栃木県庁や県内各所の募集広報展で展示し、「安心と安全」を発信し、地域の活性化に貢献する。
 因みに「Jアート」の「J」はJieitai(じえいたい)の頭文字からとったもの。
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安心・安全イベント2015
〈長野〉
 長野地本上田地域事務所(所長・佐藤1陸尉)は、9月12日、上田市の「上田 道と川の駅」において、上田市主催による「安心・安全イベント2015」開催に協力した。
 このイベントは、上田市役所と警察、消防及び国土交通省等が連携し、市民の「安全・安心な地域づくり」と「健康推進」の意識を高めるために平成24年度から開催されており、今年初めて自衛隊が参加した。
 イベントでは、御嶽山噴火災害派遣パネルや、個人携帯救急品及び戦闘糧食を展示するとともに、第13普通科連隊の支援を受け、LAV及び高機動車の装備品展示を実施した。
 この地区では自衛隊車両は珍しく、また初のイベント参加とあって大きな注目を集めるとともに募集ブースを開設し、進路相談アンケート調査を行った。
 来場者は自衛隊車両の荷台への試乗するため子供たちを中心に行列を作ったり、個人携帯救急品及び戦闘糧食等、自衛隊装備品等に強い関心を示していた。本イベント中、多くの来場者からは過日の東日本豪雨災害派遣に対するねぎらいの言葉があった。
 長野地本は「引き続き各種イベントを通じ、県内各自治体との連携を深めて行く」としている。
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根室分屯基地開庁60周年祭
〈帯広〉
 帯広地本(本部長・小橋 史行1陸佐)は、9月13日、空自根室分屯基地(司令・富岡直明2空佐)で実施された「航空自衛隊根室分屯基地開庁60周年記念祭」の会場に「帯広地本広報コーナー」を開設し、多くの来場者に対して一般広報を実施した。
 この日は5年に一度の一般開放ということもあり、分屯基地開放と同時に約800人の来場者が訪れ、帯広地本キャラクター航空自衛官「ろっきー」が元気いっぱいに歓迎した。
 帯広地本広報コーナーでは、根室地域事務所(所長・赤城正史2空尉)の広報官が募集広報パンフレット、募集広報グッズ及び帯広地本オリジナルポケットティッシュ等の配布を実施し、幅広く陸・海・空自衛隊のPRを行った。
 また、会場内を散策した帯広地本キャラクター「ろっきー」に人気が集まり、来場者から「かっこいい!」等と声をかけられ、多くの子供達が「ろっきー」との記念撮影を楽しんでいた。
 帯広地本は、「これからも地域のイベントや駐屯地等で実施される行事に積極的に参加し、地域の方々に自衛隊に対する親近感と理解をより一層深めていく」としている。
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中方55周年行事を見学
〈奈良〉
 奈良地本五條地域事務所(所長・川村1尉)は、9月13日に兵庫県の伊丹駐屯地で行われた中部方面隊創隊55周年記念行事見学会を行い、募集協力者や自衛隊志願希望者、一般協力者など15名を案内した。
 奈良県は全国で唯一陸上自衛隊駐屯地がないため、本見学会を通じて部隊の勇壮な姿や隊員の真摯な姿を協力者に見てもらうことにより、陸上自衛隊の活動に対する理解を得ることができた。また、参加者の中には小さな子供もおり、普段は見ることのない戦車やヘリコプターなどを間近に見て、その圧倒的な迫力を存分に楽しんでもらうことができた。
 本見学会を通じ、陸上自衛隊への好感度を上げるとともに、奈良県南部における志願者獲得に向け募集の種を蒔くことができた。五條地域事務所は「引き続き協力者と連携し、募集広報に努めたい」としている。
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しらたか艦艇広報
上甲板でウェディング撮影
〈大分〉
 大分地本(本部長・渡辺辰悟1陸佐)は9月19日、大分市かんたん公園で開催された大分港開港50周年記念事業「フードフェスタ2015」に併せて実施された、ミサイル艇「しらたか」の艦艇広報を支援した。
 同フェスタのオープニングとして「しらたか」の入港歓迎式が催され、第3ミサイル艇隊司令藤崎勝2海佐と艇長・朝永裕之2海佐が、主催者から花束贈呈及び感謝状の贈呈を受ける等、盛大に歓迎された。
 この後実施された一般公開では、約1600名の市民らが「しらたか」に乗艇し、見学終了後は大分地本の広報ブースを訪れて、制服試着を楽しんでいた。
 一般公開終了後には、式を挙げたばかりの一組の新郎新婦が「しらたか」に乗艇し、上甲板にて記念撮影するイベントが行われた。これは事前に地本を通じて、「しらたか」と調整して実施されたものであり、「しらたか」にとっての初企画となった。この時の様子は多くの市民らの目を引き、新郎新婦は「しらたか」乗組員をはじめ多くの人々の暖かい拍手で祝福されていた。
 一般公開時にはサプライズとして、地元大分出身のお笑いタレント「Wエンジン」の「えとう窓口」さんがプライベートで艦艇広報の現地に訪れて多くの来場者に写真撮影や握手を求められるなど、大いに会場を盛り上げて広報活動に協力していただいた。
 また当日夜は、同埠頭において花火大会が催され、更に多くの市民らが花火とともに「しらたか」の雄姿を間近で目にし、花火と共にその姿をカメラに収めていた。
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P-2V墜落事故 53回目の慰霊式
〈鹿児島〉
 鹿児島地本(本部長・深谷克郎1海佐)奄美大島駐在員事務所(所長・新納敏矢3陸佐)は、9月6日、奄美市らんかん山の「くれないの塔」で実施された第53回慰霊式に参加した。
 らんかん山は、昭和37年9月3日、海上自衛隊鹿屋航空基地所属の対潜哨戒機P-2Vが県知事の要請により奄美大島へ輸血用血液を緊急空輸中に墜落し、地域住民1名を含む13名が死亡する事故が発生した現場である。
 くれないの塔は、事故の翌年、奄美大島青年会議所が募金活動などを展開し、市民などから募った寄付金を基にして建立された。
当日の慰霊式には、海上自衛隊鹿屋航空基地から第1航空群司令(市田 章海将
補)他6名の隊員が参加するとともに、隊友会奄美支部会員等多数参列する中、厳粛に執り行われた。式は、奄美大島青年会議所の司会進行のもと、黙祷、献花し哀悼の意を捧げた。
 なお、慰霊碑周辺はこの慰霊式に合わせて、奄美大島青年会議所、隊友会奄美支部及び鹿児島地本奄美大島駐在員事務所を中心に清掃作業等を行い、慰霊碑の保存、整備を行った。

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