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自衛隊ニュース   909号 (2015年6月15日発行)
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復興願い東北六魂祭で展示飛行
ブルーインパルス
 5月30、31日に秋田市で行われた「東北六魂祭2015」のメイン会場で30日の午後、空自第4航空団第11飛行隊(隊長・日高大作2空佐=松島)の「ブルーインパルス」が展示飛行を行った。毎年開催地を変え、年に一度、東北六県の著名な夏祭りが集結する同イベントは東日本大震災の被災地復興を後押しするため2011年からスタート。東日本大震災で被災した宮城県松島基地所属のブルーインパルスは、2013年の福島開催から3年連続の参加となった。当日は曇り空ながら時おり青空も覗き熱い日差しも照りつける中、秋田県庁庁舎前の山王大通りと八橋運動公園をステージに、6機で桜の花びらを描く「サクラ」、朝日をイメージした「サンライズ」等全8課目を約15分間実施し、県内外から詰めかけた15万人の来場者を魅了した。
 同イベントではそのほかにも、メイン会場の八橋運動公園に秋田地本(本部長・原田一樹1空佐)の広報ブースが設置され、パネル展示やミニ制服試着が人気を博し、うちわ片手に大汗をかきながら訪れる大勢の来場者に対し地本部員や空幕広報室員が笑顔で広報活動を行った。また、ブルーインパルス隊員もサイン会等のファンサービスに努め大勢の市民と触れ合った。

C—1地上展示
〈空自浜松広報館〉
 空自浜松広報館は5月30、31日の両日、飛行開発実験団が保有する「C—1輸送機地上展示イベント」を行った。エプロン地区にC—1輸送機及び同機で空輸できる軽装甲機動車(第1航空団保有)を展示、併せて機内見学も行った。2年ぶりの同機地上展示イベント。C—1に再会しようと多数の来館者が訪れた。特に機内見学では、滅多に見ることができない同機内を見学しようと長蛇の列ができ、飛行開発実験団隊員による説明に見学者は興味深く聞き入っていた。隊員に多数の質問も寄せられ関心の高さが窺われた。愛知県から来た来館者は「C—1が飛ぶところを良く見ていた。いつか中を見たいとずっと思っていた。今回、見ることができ願いが叶って嬉しい」と少々興奮気味に感想を述べていた。
  今回のイベントはC—1との再会を待ち望んでいた来館者や初めて同機を間近で見ようと多数の来館者が訪れ好評の中、終了した。

雪月花
 半世紀ぶりに「天赦日」という言葉を聞いた。5月の連休で郷里に帰ったとき従姉が「天赦日だったので宝くじを1枚買ったら3千円当たった」と大喜びしていたのだ。「天赦日」は大安よりももっともっと吉日とされるもので天がすべてのものを赦す日だという。1年に5日から6日しかないので筆者が子どもの頃はこの日を大切にして祖父は柱に掛けた暦に黒々と墨で印を付けていた。家は農家だったから農耕馬や牛が何頭かいたが購入する時は絶対「天赦日」だった、斡旋してくれた「馬喰さん」や近所の人たちの夜中までの宴席に子どもも入れてもらえたのも「天赦」だったのかもしれない。おとなのお酒でもう一つ憶えているのが「坂迎え(境迎え 酒迎え)」、これも「天赦日」に行われた。本来は江戸などで伊勢詣でから帰った人を村が見える坂の境界まで迎えに行くことだったようだが、ちょっと長めの旅行から帰って来た人を村の皆んなで慰労する「酒迎え」になったようだ。旅の恥を天に赦してもらう気持ちだったのかもしれない。今、ネットを開けてみると、結納 旅立ち 引越し 落成などにはこの日がよいと出ているが今時の人で興味を持っている人がはたしてどの位いることだろう。今年の直近の天赦日は7月17日、みんなであれもこれもいっぱいお願いしようではないですか。

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