防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   908号 (2015年6月1日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 6面(PDF) 9面 10面

各駐屯地で創立記念行事
多くの来場者で賑わう
-
創立53周年記念行事
〈板妻駐屯地〉
 板妻駐屯地(司令・白川訓通1陸佐)は4月19日「板妻駐屯地創立53周年記念行事」を挙行し、地域との連携を強化した。
 式典に先立ち感謝状贈呈式を行い、長年にわたる駐屯地への協力や防衛基盤育成に尽力を頂いた方々に駐屯地司令から感謝状を贈呈し、感謝の意を表した。
 当日は時折小雨の降る天候であったが約5000名もの来場者が訪れた。式典には細野豪志衆議院議員をはじめ近隣首長、各種協力支援団体等、内外多数の来賓の参加を得て盛大に行われた。
 執行者である白川司令は「我々板妻駐屯地の隊員は『郷土』であるこの静岡の人々と美しい自然を守る重要な責務を有しております。板妻駐屯地一同、日々の鍛練により、真の実力を養うとともに『事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める』この精神を堅持し、いつ如何なる状況下においても国民の期待、とりわけ我々の郷土である静岡県の皆様の負託に応えるべく旺盛な士気、厳正な規律、そして強固な団結の下、地域の皆様に『自衛隊がいてよかった』と実感して頂ける部隊創りに精進していく所存であります」と述べた。
 引続き行われた観閲行進では、各部隊が一糸乱れぬ威風堂々たる行進を披露すると観客からは盛大な拍手が送られた。また、4月4日に入隊した自衛官候補生達も初々しく元気な行進を見せた。
 式典後はまず音楽演奏会が行われ、34連隊らっぱ隊と国家的行事でも活躍する第1音楽隊の合同演奏の美しい音色で観客を魅了し、次いで行われた武山駐屯地に所在する高等工科学校生徒隊によるドリル展示では巧みな銃操作と生徒達の斉一な行動が会場を沸かせた。
 その後行われた模擬戦闘展示においては、隊員達のすばやい動きや迫力のある展示を観た観客たちからは歓声があがるとともにカメラのフラッシュが一斉にたかれた。この模擬戦闘機展示をより近くから観覧するために朝早くから駐屯地前ではカメラを持った多くのファンが列をなすほどであった。
 その他にも装備品展示やチビッコ広場、特に高機動車による体験試乗では大勢の親子連れ楽しむ姿も見られ「板妻駐屯地創立53周年記念行事」は大盛況のうち終了した。
-
中方混成団創隊8周年 大津駐屯地創設56周年
 中部方面混成団長兼ねて大津駐屯地司令・深田尚則1陸佐は、5月9日、中部方面混成団創隊8周年及び大津駐屯地創設56周年記念行事を挙行した。式典には、滋賀県知事、大津市長、国会議員等多数の来賓が参列し、混成団隷下部隊及び駐屯地所在部隊は、日頃の訓練成果を力強く披露した。
 当日は、県内外から約4500名が来場し、威風堂々の行進、新隊員による自衛隊体操、今年初めての試みとなる音楽隊とラッパ隊の共演、空挺降下、模擬戦闘、戦車試乗、体験乗船等のアトラクションを大いに楽しんだ。
-
創立63周年記念行事
〈大村駐屯地〉
 大村駐屯地(司令・藤岡史生1陸佐)は、4月29日に来賓者と市長を含む約3000名が見守る中、大村駐屯地創立63周年記念行事を行った。晴天に恵まれ、式典では駐屯地司令が、「わが国の防衛や災害派遣などに対する国民の期待は高まっている。精強大村部隊の名に恥じぬよう、規律厳正な駐屯地を目指し精進を重ねたい」と式辞を述べた
その後、観閲行進では、隊員約600名・車両60両が行進し、隊員の勇敢な姿に市民から割れんばかりの拍手が絶え間なく鳴り続いた。観閲行進終了後は、第16普通科連隊音楽部による演奏を披露し観衆を魅了した。引き続き、訓練展示の模擬戦では、隊員による気迫溢れる戦闘訓練を来場者全員が食い入るように見つめていた。
 また、広報コーナー、装備品展示、体験試乗及び野外売店等を催し、特に、体験試乗では、次に乗るのをまだかまだかと楽しみにしている大人から子供まで長蛇の列を作っていた。
 大村駐屯地創立63周年の創立記念行事を市民と共に祝う事ができた。

NEXT →
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2015 Boueihome Shinbun Inc