防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   906号 (2015年5月1日発行)
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各地で入校行事
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本科第63期540名全員で宣誓
〈防衛大学校〉
 4月5日、防衛大学校(國分良成学校長)入校式典が同記念講堂で行われた。國分学校長から任命を受けて行われた本科学生の宣誓は、例年は代表学生が読んだが、今年は学生540名全員で読み上げた。真っすぐに前を見据えながら発せられた若くて力強い宣誓は、会場となった記念講堂を振動させ、これから始まる学生生活に対する意志を列席者に感じさせるには十分なものだった。
 國分学校長は式辞で、防大開校の経緯と今日に至るまでの礎を築いた槇智雄初代学校長の理念に触れ、「国家と国民に奉仕するための知力・意志・体力を全身に植え付けることが防衛大学校のミッション(指名)だ」とし、「4年後『防衛大学校に学んで本当によかった』と実感するでしょう」と述べた。その後、左藤章防衛副大臣の訓示、来賓代表での山崎幸二統合幕僚副長の祝辞が述べられ、閉式となった。
 今年は本科第63期540名(うち女性51名)、本科留学生28名(同2名)、理工学研究科前期課程第54期51名(同11名)、理工学研究科後期課程第15期9名、総合安全保障研究科前期課程第19期17名(同2名)、総合安全保障研究科後期課程第7期1名が入校した。
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医学科42期84名 看護学科2期120名
防医大
 防衛医科大学校(三浦総一郎学校長)は4月7日、医学科第42期、看護学科第2期学生の入校式典を同校体育館兼講堂で行った。式典には、西防衛事務次官をはじめ、多数の来賓、家族及び教職員等約600名が参列した。
 医師である幹部自衛官、保健師・看護師である幹部自衛官及び防衛技官を目指し、医学科84名、看護学科自衛官候補看護学生75名、看護学科技官候補看護学生45名が入校式を迎え、防衛医科大学校長からの任命を受け、各代表学生が宣誓を読み上げた。
 西防衛事務次官は、「今日の決意を胸に、伝統あるこの防衛医科大学校において、同期の絆を大切にし、信頼関係を築き、友情を培ってもらいたい。それが必ず、現場におけるチーム医療、即ち、様々な役割を分担する多くの医療従事者との緊密な連携・協力の礎となり、適切な医療の提供につながる」と訓示した。
 三浦学校長は式辞で、「医療従事者には、単に病気を診断し治療するだけではなく、医療を受ける患者の立場や心情を尊重して、信頼関係を構築する能力が求められる。また、自らが守るべき倫理規範や法的義務を果たすことが強く求められる。そのためにも学生のうちから、調和のとれた豊かな人間性を身につけた社会人として、成長する努力を怠るな」と述べた。
 入校生は大きな目標と希望を胸に、陸上自衛隊中央音楽隊の演奏する「凱旋」に合わせて会場を後にした。
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第69期幹部高級課程 第43期技術高級課程
陸幹校

 桜の花びらが舞う3月31日、陸上自衛隊幹部学校(学校長・小川清史陸将=目黒)で第69期幹部高級課程(AGS)と第43期技術高級課程(TAC)の入校式が厳かに行われた=写真。
 幹部高級課程では、上級指揮官及び幕僚としての資質向上と師団等以上の部隊運用に必要な知識・技能を修得させる事が目的。「自分ならばどうするか、なぜでそうするのか、具体的にどうするのか」を習慣的に考え、環境を作為して有利な戦略環境を醸成していく能力を有し、予測困難な状況においても実行力のある真のリーダーを育成。海自と空自の受託学生がひとりずつの計17名が入校した。1佐13名、2佐4名の階級章を着けての入校式の厳粛さは、他では見られない緊張感が漂う。
 技術高級課程では、技術の研究開発・行政の職務に従事する上級指揮官及び幕僚としての資質を養うとともに、これに必要な知識及び技能を修得させる事が目的。自己の信念を堅持し、予測困難な状況でも自らの意思を明確に、軍事科学技術及び防衛生産基盤の現状を理解させ、将来の戦い方とそれに必要な編成装備を研究、具体化できる実行力のある真のリーダーを育成。3佐3名と1尉12名の計15名が入校した。
 小川学校長は式辞で「戦略的発想とは、答えのない世界。色々な事象に対して自分で仮説をたて、自分だったらどうするかを常に考え続けることにより、直面する課題や危機において迅速・的確な判断ができるようになる。国のことを我が事とし、誇りと謙虚さを忘れずに励んでほしい」等と語った。
 最後に今年2月に出来たばかりの学生歌を斉唱。これからAGSはおよそ半年、TACは1年に亘る学生教育へと入って行った。
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328名の「若桜」入校
〈陸自高等工科学校〉
 陸上自衛隊高等工科学校(学校長・小和瀬一陸将補)は4月8日、陸上幕僚副長・鈴木純治陸将立ち会いの下、第61期生徒(328名)の入校式を講堂において行った。
 式には部内外100人を超える来賓が臨席するとともに、全国各地から駆けつけた新入生の家族約630名が出席し盛大に執り行われた。本校吹奏楽部の演奏による国歌斉唱に始まり、任命・申告・宣誓と続いた。新入生代表の木村仁哉生徒(千葉県出身)の声にあわせて、全員が声高らかに宣誓した後、一人一人が順に自分の名前を呼称し、元気溌剌とした声が会場いっぱいに響き渡った。その凛々しい新入生の姿を目にした家族は、そっと涙をぬぐっていた。学校長は式辞において「自ら学び考えよ」、「心身を鍛えよ」、「真の友情を育め」の3点を要望した。また、陸上幕僚副長・鈴木純治陸将は、「目標を掲げ、精一杯努力をしてもらいたい」、「知・徳・体のバランスのとれた力を養ってもらいたい」の2点を激励の言葉として贈り、新入生は真剣に耳を傾けていた。式の最後には、覚えたばかりの高等工科学校校歌を声高らかに斉唱し、式を終えた。
 その後、食堂で午餐会が実施され、生徒は久しぶりに家族と食事を共にし、楽しい一時を過ごした。家族を前にした新入生たちは、緊張した面持ちから、少年らしいあどけない表情へと変わり、笑い声が絶えない和やかな時間であった。来賓の「初心を忘れず、同期と協力して困難を乗り越えていって欲しい」という言葉を、一人一人が深く胸に刻んでいた。
 4月1日に着校して以来、約1週間ぶりに顔を合わせた家族は、入校式での統制のとれた行動や整頓された居室を見て、見違えるほど成長した我が子の姿に驚くと同時に、感激していた。
 すべての行事が終了した新入生の表情は、家族との別れを惜しみながらも、新たな学校生活への決意に満ちあふれたものであった。いよいよ自衛官への第一歩を歩み出す328名の若桜の未来が、輝かしいものとなるよう願ってやまない。
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東京五輪見据え高卒2名初採用
〈体育学校〉

 自衛隊体育学校(学校長・保坂一彦陸将補=朝霞)は4月15日、同校講堂で第54期特別体育課程学生(全143名。うち女子32名)の入校式を実施した。優秀な成績で長年同課程を継続、世界レベルで競技を続けるベテランから新規入校生までが制服姿で一堂に会し今年度の活躍を誓う同行事は、学校長訓示や来賓(小池百合子衆院議員)祝辞等により、全自衛隊そして国民の期待を背負う自衛官アスリートとしての立場を改めて特体生たちに認識させる場としても貴重なもの。
 今年度、同校は初の試みとして、従来は二十歳以上が採用要件だった体育特殊技能者について、東京五輪を見据えた長期育成の観点等から2名の高校卒業生を初採用(ボクシング班・小村つばさ2陸士、良まり子2陸士)した。小村2陸士は「入隊後の訓練や今日の入校式を通して、自衛官としてもボクサーとしてもしっかりしなくてはと思い、気持ちが引き締まりました」と、自覚が深まったようだ。
 彼女たち全日本レベルの実力を持つ通称「スーパー高校生」初採用のほか、今年度のトピックとしては、ボクシング班に女子初採用、平成27年度・体育特殊技能者16名=写真(別表参照)のうち過去最多女子11名採用等が挙げられる。16名は、昨年の世界選手権代表・保坂健2陸曹(レスリング フリースタイル70s級)をはじめ、いずれも大学等で腕を鳴らし、現時点で世界あるいは全日本レベルで活躍、今後更なる飛躍の可能性が高い選手が揃っている。
 講堂狭しと居並ぶ、広い背中の精鋭たち。目線の先には大きな日の丸が。五輪の晴れ舞台で一番高い場所に日の丸を掲げるのは一体誰なのか。2016年リオ五輪まであと500日余り、勝負の一年が始まった。
平成27年度 体育特殊技能者
※は女子
■レスリング
保坂 健2陸曹 フリースタイル70kg級
鴨井正和2陸曹 フリースタイル61kg級
入江ゆき2陸曹 48kg級※
■ボクシング
藤田大和2陸曹 ライト級
斎藤一貴2陸曹 ライトウエルター級
伊藤沙月2陸曹 バンタム級※
小村つばさ2陸士 ライトフライ級※
■柔道
太田晴奈2陸曹 63kg級※
■射撃
清水綾乃2陸曹 ライフル※
■水泳
吾郷みさき2陸曹 バタフライ・自由形※
渡辺耶唯2陸曹 バタフライ※
■ウエイトリフティング
糸数加奈子2陸曹 48kg級※
玉寄公博3陸曹 62kg級
■近代五種
良まり子2陸士※
■アーチェリー
澤出愛美2陸曹 リカーブ部門※
■陸上
道口 愛2空曹 競歩※


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