防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   906号 (2015年5月1日発行)
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日米で観桜会
〈潜水艦隊〉
 海自潜水艦隊(司令官・鍛冶正和海将=横須賀)は3月29日、桜の満開を迎えた横須賀の田戸台分庁舎で日米潜水艦部隊による「Flower Viewing Family Party」を開催した。当日は天候にも恵まれ、米海軍からは第7潜水艦群司令メルツ少将ほか約55名が、海上自衛隊からは鍛冶潜水艦隊司令官ほか約50名がそれぞれ家族同伴で参加し、桜を楽しんだ。
 会場では潜水艦隊司令部幕僚による居合の演武が実施され、参加者は、日本古来の武術に強い関心を寄せるとともに、大きな拍手で演武を実施した幕僚を賞賛した。また、神奈川地本のマスコットである「はまにゃん」が会場に登場すると、子供たちは初めのうちは驚いた様子だったが、次第に慣れてくると、それぞれ「はまにゃん」と記念写真を撮っていた。
 美しい桜花の下で日米潜水艦乗りたちは、家族とともに日米の友好と絆を大いに深めることができた。

消防総監感謝状 人命救助海自隊員へ贈呈
 3月12日、東京消防庁世田谷消防署で、消防総監感謝状贈呈式が行われ、2月6日に心肺停止状態に陥った男性を救命したとして、救命処置にあたった隊員に対し感謝状が贈呈された。
 表彰されたのは吉見祐二3海尉(中病)、大畑芙紗子3海尉(海自「いずも」ぎ装員、以下所属同じ)、小林雅貴海曹長、田口健一1海曹、和田朝勉2海曹、今里ひとみ3海曹、青山曜子海士長の7名。生命の危機に瀕していた男性に対し、救命のための一連の行動を隊員相互の緊密な連携と役割分担により、迅速的確に完遂し救命した功労を称え表彰されたもの。
 救急現場となったのは、世田谷池尻1丁目4番の世田谷公園交差点付近。吉見3尉以下7名の隊員と、救命されることになった男性隊員は、防衛衛生学会参加のため、三宿駐屯地近傍を徒歩で移動していたところ、突然男性隊員が前のめりに倒れた。仰向けにし、容態観察すると意識はなく弱い呼吸状態だったことからすぐに119番通報。気道確保し、衣服を温めていると、下顎呼吸と呼ばれる危険な呼吸へと変化したため速やかに心肺蘇生を開始した。その間にAEDを近くの小学校で借用し、交代しながら心肺蘇生を続け中病への受入要請等を実施した。AEDによる除細動と心肺蘇生を繰り返し実施しているところで救急隊が到着、救急隊に引継ぎを行い中病へ搬送。男性隊員は搬送中の病院で意識を取り戻した。
 今回心肺蘇生にあたった隊員は全員衛生員で、日頃から救急処置の訓練を行っているが、実際に心肺停止状態の人に対し心肺蘇生を行うのは初めての隊員が殆ど。心肺蘇生にあたった今里3曹、青山士長は、「心肺蘇生行為を継続するのは非常に体力を使いました。交代できる人がいて良かった。『いずも』は艦内に手術室、ICU等を装備しているので今回の経験はそれらの装備品を十分活用するための糧となりました」と語った。

大村湾の一斉清掃
〈22空群〉
 海自第22航空群(群司令・西成人海将補=大村)は、3月11日早朝、「大村湾をきれいにする会大村支部(大村市環境保全課が事務局)」が主催する大村湾沿岸一斉清掃に協力・参加した。これは、昭和58年に「大村湾をきれいにする会大村支部」が発足以来、大村湾の美しい海を守るため、地元自治体、企業及び住民が一体となって環境美化に取り組んでいるもの。
 大村航空基地は基地西側海岸線の総延長約2キロが大村湾に面しており、春季と夏季に行われる同清掃活動には群司令自ら先頭に立ち活動に参加している。
 当日は3月にも関わらず、前日からの寒冷前線の影響で北風が肌を刺すような寒さの中、大村航空基地隊員約320名が、いつまでもきれいな大村湾が保たれることを願いながら清々と活動を行った。収集したごみの量は全部で約290s(流木、ビニール容器、空き缶、ペットボトルなど)であり大村湾の環境美化に努めた。
 作業は約1時間で終了。隊員達は昨年よりごみの量が少しずつ減っている様子に、この活動を継続することが大村湾の環境美化に繋がっていることを実感した。

雪月花
 天皇、皇后両陛下が4月8、9の両日訪問されたパラオ共和国。太平洋戦争で激戦地となったパラオのペリリュー島では日本軍1万7百人、アメリカ軍2千4百人の戦死者を出した。4万8千人のアメリカ軍に対して日本軍は1万1千人ぐらいの兵力だった、日本軍はさんご礁のこの島に地下道を張り巡らし70数日間も交戦した。アメリカ軍は地下壕に火炎放射器を向けたり地下道をふさぐなど凄惨な様子は映像などでも知ることができる。このような過酷な条件下で戦った地を慰霊訪問されるのが天皇陛下の長年の御悲願だったと言われる。宮内庁を始め関係機関は諸条件を検討してこの時期になったのだろうが、東京が2度とか3度の時パラオでは35度を越えていた。おすこやかな両陛下ではあられるがよくお耐えになられたと嬉しかった。国内でも南方の空港に到着してハッチを開けた時にムッとした空気がはいってきて気分がわるくなる乗客は結構いる、お元気にゲートを出て来られた両陛下をテレビで拝見しながらほっとした。今回改めて感動したのが両陛下のお辞儀の御様子である。慰霊碑に白菊を御供花されご拝礼をなさるお姿を見た瞬間に家人は涙声になっている、筆者も胸と喉がつまった。約千2百人の日本人がなくなったアンガウル島に向かって両陛下がご拝礼される画面を見た時には涙が止まらなかった。後方からの映像だったが両陛下のお背中からはご誠実なお気持ちが充分すぎるほど伝わってきた。

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