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自衛隊ニュース   904号 (2015年4月1日発行)
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海自高官、合同射撃訓練等を研修
〈戦教隊〉
 戦車教導隊(隊長・阿部昌平1陸佐)は、3月9日及び10日の2日間にわたり、平成26年度富士地区戦車部隊合同射撃訓練を実施した。訓練には、戦車教導隊の他、駒門駐屯地に所在する第一機甲教育隊と第一戦車大隊及び滝ヶ原駐屯地に所在する評価支援隊の各戦車部隊がそれぞれ参加し、競技会方式の訓練により、相互の切磋琢磨を通じて射撃練度の向上と部隊の団結強化を図った。
 本年度は、海上自衛隊自衛艦隊司令部及び横須賀地方総監部から約20人の海上自衛官が訓練を研修し、機動を伴う戦車小隊の迅速正確な戦闘射撃の景況を間近に見て、戦車の火力・機動力についての認識を深めた。この際、自衛艦隊司令官・鮒田英一海将及び横須賀地方総監・井上力海将の両高官は、3月10日午前中、10式戦車及び90式戦車の各小隊の射撃を研修し、陸上戦力に対する理解を深めるとともに、富士教導団長・山中洋二陸将補は、統合運用の実効性向上のため、積極的に意見交換を行った。
 射撃訓練の研修後、両高官は、第1機甲教育隊による戦車体験試乗、開発実験団でのAAV7研修及び富士学校長との懇談等を行い、充実した研修を終えて帰路に着いた。

FTC創隊15周年を迎える
〈部隊訓練評価隊〉
 部隊訓練評価隊(隊長・井上一1陸佐=北富士)は、創隊15周年を迎え、3月14日、OB会主催の創隊15周年記念祝賀会が開催された。
 祝賀会は、現役とOBの他、地元村長、北富士演習場の関連組合、協力団体、関係部隊長、FTCシステムの各メーカー等が参加し、全国から約200人が出席した。
 部隊訓練評価隊は富士訓練センターを運営することから、通称FTCと呼ばれ、平成12年3月に創隊された。バトラーと呼ばれるシステムを活用し、レーザー光線で実戦に極めて近い訓練が実施され、15年間で340回の運営を実践し、延べ7万2千人の隊員が訓練に参加している。また、練度の高い専門の対抗部隊である評価支援隊を隷下に保持している。
 祝賀会では、忍野村長と創隊時の富士学校長石飛氏が祝辞を述べ、初代隊長でOB会長の榎本氏が福沢諭吉の言葉を引用して「一心独立してFTC独立す」と初心を忘れず独立心をもってもらいたいと激励した。
 隊長の井上1陸佐は「20周年に向け時代の変化に対応しながら進化する」と挨拶した。

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