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自衛隊ニュース   第901号 (2015年2月15日発行)
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陸自高等工科学校
15の春
全国で一斉に入校試験
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新年を祝して力強く書す
書き初め大会を実施
 陸上自衛隊高等工科学校(学校長・小和瀬一陸将補)は、1月15日に「書初め大会」を実施した。今回で41回目になるこの大会は、日本の伝統を継承しつつ情操の涵養を図ることを目的に、昭和50年から生徒会行事として毎年実施している。
 3学年は自衛官になる上での強い意志を示す語句として「勇猛精進」(一生懸命努力するさま)、2学年は本校での最高学年に進級する上での心構えを示す語句として「勇壮活発」(勇ましく盛んなさま)、1学年は2学年に進級する上での心構えの語句として「意気軒昂」(意気込みが盛んなようす、威勢のよいさま)の課題がそれぞれ付与された。
 生徒は皆教室で半切を前に心を落ち着かせながら、一枚一枚丁寧に書き上げていた。その後講堂において閉会式が行われ、小和瀬学校長が「1学年から3学年まで、一筆一筆それぞれの想いを込めて力強く書いていた。平成27年最初のこの行事を皮切りに、それぞれの目標に向かって精進してほしい。」と訓示された後、全校生徒一同が各自の作品を掲げて記念撮影が行われた。
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68人が挑戦
〈茨城地本〉
 茨城地本(本部長・許斐輝幸1陸佐)は、1月24日、県内3ヶ所にて高等工科学校生徒(一般)の入学試験を実施した。
 今回は受験者の交通の便を考慮し、県央の水戸市、県西の下妻市、県南の霞ヶ浦駐屯地の3ヶ所に試験会場を設けた。
 また時節柄インフルエンザの流行に備えて、罹患している恐れがある方が受験するための別室も各会場に準備し、万全の態勢で臨んだ。
 当日は幸いにも天候に恵まれ、穏やかな冬の日差しが降り注ぐ中、昨年より17人上回る68人の若者たちが、15の春の栄冠を目指し、学科試験や作文に全力で取り組んでいた。茨城地本は、1人でも多くの受験者が試験を突破し、はれて横須賀という新天地での生活がスタートできることを願っている。
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歴代知事に見守られ
〈千葉地本〉
 千葉地本(本部長・前田丈典1海佐)は1月24日、県庁において、高等工科学校生徒1次試験を実施した。
 千葉地本では、毎年千葉県の協力を得て、県庁庁舎の大会議室を借用している。
 県内の中学生にとっては県の中枢で受験できる機会であり、毎年受験率も高く、
今年も57人の初々しい中学生が緊張した面持ちで試験に臨んだ。
 大会議室には、歴代県知事の肖像画が飾られており、受験生にとって、歴代知事に見守られながらの受験となった。
 千葉地本は、これからも最適な受験環境を整えながら優秀な人材を確保できるよう引き続き努力を惜しまず活動を行っていく所存である。
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難関突破を目指して
〈帯広地本〉
 帯広地本(本部長・山下和敏1陸佐)は1月24日、帯広、釧路、北見、美幌、中標津、根室の各試験会場において、平成26年度「陸上自衛隊高等工科学校生徒」の第1次試験を実施した。
 各試験会場には受験者87名が第1次試験の難関突破を目指し、試験終了時間までどの受験者も真剣な表情で試験問題に挑んでいた。
 帯広地本は、一人でも多くの受験者が難関を突破することを期待するとともに、これから実施される各種試験に向けて更なる募集活動を実施していく。
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関門突破にチャレンジ
〈兵庫地本〉
 兵庫地本(本部長・下醉尾芳孝1陸佐)では1月24日、兵庫県豊岡市において高等工科学校生徒採用第1次試験を実施した。寒波の影響で肌寒い天候であったが、会場は試験に真剣に取り組む受験生達の熱気に包まれていた。
 試験には、但馬地区の中学生3人が挑んだが、但馬地区から高等工科学校への入校者は少ないこともあって1人でも多くの合格者を出して、2次受験につながるよう受験者に対する期待は大きい。豊岡市出身の橋本匠君は「筆記試験は、数学が難しかったです。作文は自分の考えをまとめるのに苦労しました。合格できるかは分かりませんが、2次試験に備えて体調管理に気をつけたいと思います」と話していた。兵庫地本では、「1人でも多くの優秀な人材を確保すべく、受験者が万全の状態で2次試験に臨めるよう準備に万全を期したい」としている。
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116人、合格目指し
〈鳥取地本〉

 自衛隊鳥取地方協力本部(本部長・佐藤健1陸佐)は、1月24日鳥取県内5会場において陸上自衛隊高等工科学校生徒採用第1次試験を実施した。
 当日は天候に恵まれ、保護者らに引率された受験者は「おはようございます」と元気良く挨拶をし、早々に受付けを済ませ気合いの入った面持ちで試験開始を待っていた。受付を済ませた受験者の中には、試験開始直前まで問題集や参考書を開き熱心に復習をする姿も見られた。
 午前10時の試験開始以降は、試験終了までの間、受験者全員が真剣な表情で各試験問題や作文に取り組んでいた。
 試験終了後には、「あの問題が難しかった!」「手応えを感じた!」と正直な感想を口にする受験者も見受けられた。


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