防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   第901号 (2015年2月15日発行)
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各地で成人行事
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雪の中へ大きく飛翔
〈上富良野駐屯地〉
 上富良野駐屯地(司令・山武ス一1陸佐)は、1月9日、駐屯地成人行事を実施し、新成人となる24人の駐屯地所属隊員を祝った。
 毎年恒例の飛び込み台から新成人が雪の中に飛び込む行事では、駐屯地司令から「成人になることは大きな節目。隊員諸官は思いの丈を叫び飛び込んでほしい」と激励を受け、新成人一人一人は、設置された飛び込み台に駆け上がり、これまで自分を育んでくれた部隊や両親への感謝の言葉、そして成人の抱負とともに、雪の中へ大きく飛翔した。
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決意と自覚を新たに
〈20普連〉
 【駐屯地成人式】
 1月14日(新成人者による「雪上綱引き」)、15日(成人式典及び祝賀会食)の両日、「駐屯地成人行事」が行われ、20普連(連隊長・西村修1陸佐=神町)から47人の新成人者が参加した。
 15日、体育館で行われた祝賀式典では、新成人者を代表して、本部管理中隊の白田岳3陸曹(千葉県出身)が、「自衛官、新成人としての責任を自覚し、地域の皆様、国民の皆様の期待に応えられるよう、日々の挑戦と努力を惜しまないことを誓います」と、決意を述べた。
 【第2中隊成人行事】
 第2中隊(中隊長・冨野匠3陸佐)は、1月9日、駐屯地グランドにおいて、第2中隊所属の新成人者8人の「成人行事」を行った。
 行事は、レンジャー訓練塔を使用して、高さ約15メートル、幅約25メートルに展張されたロープを、副中隊長(後藤泰史1陸尉)以下の先輩隊員が見守るなか新成人者が渡り、ロープ中央付近で一旦停止して新成人としての決意等を述べた後、教官(五十嵐元輝3陸曹)の「フォール」の号令で手を離し、宙吊りから復旧して渡りきる内容。新成人者は、胆力が試される状況で、先輩隊員達から盛んに激励を受けながら、必死にロープを渡り、決意を新たにしていた。
 行事に参加した海和直希陸士長(山形市出身)は、「最初は怖かったロープ渡りですが、中間以降は爽やかな気持ちで渡ることができました。新成人者としての自覚と責任を持ち、明るく前向きに、頑張って行きたいと思います」。また、丸子大和陸士長(宮城県亘理町出身)は、「フォールした瞬間が怖かったが、一生の思い出に残る成人行事でした。大人として自分の行動に責任を持ち、陸曹、レンジャーを目指して頑張ります」と、それぞれ決意を語った。
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「茶の湯」を体験
〈高田駐屯地〉
 高田駐屯地(司令・高岡久1陸佐)1月9日、駐屯地内において「駐屯地成人式」を行い新成人の門出を祝福した。新潟県の成人式はゴールデンウィークやお盆の時期に行われることが多く、また、高田駐屯地の成人式は県内で一番初めに実施される成人式として注目され、テレビ局・新聞社等報道機関9社が取材に訪れた。
 今年の新成人は51人、入校等で参加出来ない隊員を除く46人が式典に参加した。式典は、多数の御来賓・御家族の御出席をいただき執り行われ、高岡司令は「高い志と揺るぎない信念を持って引き続き日々の任務や訓練に果敢に取り組み、任務達成の原動力として活躍してもらいたい」と新成人を激励した。その後、上越市副市長による祝辞、成人の主張、花束・記念品の贈呈と続き、最後に新成人を代表して第5施設群第309施設中隊・関原陸士長が「これからは自分自身の行動の一つ一つに重く責任が付いてくるということを深く認識し、周りから信頼される人間になれるよう精進します」と力強く決意を述べ、式典を終了した。
 午後は、伝統文化研修「成人を祝う茶会」が催され、表千家流茶道教授・清水宗翠さんを講師に招き、新成人は「茶の湯」を体験した。新成人達は神妙な面持ちでお茶を嗜み、茶道の精神に触れる貴重な時間を過ごした。
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63人「日々努力」誓う
〈秋田駐屯地〉
 秋田駐屯地(司令・堺一夫1陸佐)は、1月7日、駐屯地体育館において駐屯地成人式を行った。
 中泉防衛協会会長をはじめ、協力団体・関係機関等のご来賓と駐屯各部隊長・隊員が見守るなか、成人を迎えた63人は、成人としての自覚と責任を胸に式に臨んだ。
 堺司令は、新成人に対し「自分を育ててくれた環境に感謝を忘れてはならない。国家国民のために更なる高みを目指し日々精進し、自分を成長させる事により恩返しをしてほしい。また、選挙権をはじめ各種権利を持つ一方で、自分の行動や発言に責任を持たなければならない。『事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえること』を宣誓した成人自衛官として、真に自立し逞しく人生を歩んでいくことを期待する」と式辞を述べた。
 引続き新成人を代表し、第21普通科連隊第2中隊、高瀬亮輔陸士長が「生まれてから20年間、両親や周りの方々の愛情のもとに、現在の私たちが存在していることを念頭に置き、国を守るという崇高な使命を持った自衛官として、国民・県民から信頼を得られるよう日々努力していく所存です」と力強い誓いの言葉を述べ駐屯地成人式を終了した。
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一斉放水で頼もしさ
〈阪神基地隊〉
 阪神基地隊(司令・佐藤壽紀海将補)は、1月25日東灘防火安全協会が主催する「第18回東灘市民放水大会〜二十歳の誓い新成人一斉放水〜」に参加した。
 本行事は、平成7年の阪神大震災以後、神戸市東灘区民による「安全で安心なまちづくり」への決意表明の年頭行事として、行政と地域の防災福祉コミュニティー(震災後発足)、各種団体、企業等が一堂に集い、大震災の犠牲者に追悼の意を表するとともに、消防ポンプによる一斉放水を行うことにより、防災意識の向上と地域の活性化を図る目的で毎年行われている。当日は、穏やかな晴天に恵まれ、会場となった区内住吉川河川敷に29団体、1、000人を超える参加者が集い、消防出初式に引き続き、指揮者の合図で一斉に対岸へ放水した。
 阪神基地隊は、地元地域の行政機関としての参加要請を受け毎年参加しており、今回は、広報係長を指揮官として隊員8人が参加し、日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮した。
 節度ある迅速な動作で消火ホース等の用具を取扱い、可搬式消防ポンプで住吉川から吸い上げた清水を高々と放水した。海上自衛隊のデジタル迷彩で統一された服装や、整斉とした放水作業を見た他の参加者や、一般見学者からは「かっこいいなあ」「頼もしい」などと感想が聞かれ、参加団体の中でひと際目立つ存在となった。式典には、地元選出の国、県、市の各議員が数多く参列する中、当隊からは副長の高岩1陸佐が来賓として参列し、地域社会との交流による行政機関としての役割を果たし、その重要性を再認識する機会となった。
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門出を祝福
〈小倉駐屯地〉

 小倉駐屯地(司令・野崎英二1陸佐)は1月15日に成人祝賀行事を行った。
 祝賀式は、小倉駐屯地に所在する新成人57人を代表し、池田翔太陸士長の力強い決意の言葉で始まり、厳粛な雰囲気の中で整然と進行された。
 祝賀式終了後、北九州フィルムコミッション事務局長の日々谷健司氏による「映画の街へ!北九州FCの挑戦」と題する記念講話が行われ、成人への門出に相応しい前向きな人生論に新成人たちは感銘を受け、祝賀行事を終了した。
 駐屯地は成人を迎えた57人の更なる飛躍を期待する。


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