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自衛隊ニュース   898号 (2015年1月1日発行)
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盛大に帰還式
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過酷なレンジャー行動訓練
幹部レンジャー29人誕生
 今後、全国の部隊で部隊精強化に活躍
〈富士学校〉
 富士学校(学校長・武内誠一陸将=富士)は、11月10日、第80期幹部レンジャー課程の行動訓練終了に伴う帰還式を執り行った。
 幹部レンジャー学生29人は、音楽隊の演奏の中、隊列を組み、しっかりとした足取りで凱旋し、学校職員、学生家族、駐屯地所属隊員、原隊の同僚隊員等の盛大な拍手に迎えられ祝福された。
 学生は学校本部庁舎前に整列、学生長の中央即応連隊吉内2陸尉が村井レンジャー班長に「任務完遂」を報告、訓練終了が宣言された。引き続いて、担任官である冨樫普通科部長から、学生ひとりひとりにレンジャー徽章が授与され、ここに新進気鋭の幹部レンジャーが誕生した。普通科部長は、学生の労苦を慰労するとともに、今日をレンジャー隊員としての始まりとして精進するよう激励した。家族からは、過酷な訓練を乗り越えた、息子・夫に対して惜しみない拍手が送られた。
 学生は、今月下旬には全国各地の原隊に復帰し、レンジャー部隊の指揮官として、あるいはレンジャー教育の教官として部隊精強化に活躍することになる。
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無事帰還、レンジャー隊員新たに8人誕生
〈40普連〉
 第40普通科連隊(連隊長・野崎英二1陸佐=小倉)は、11月27日、第42期レンジャー帰還式を行った。
 レンジャー学生は、体力・気力の限界に挑み、不撓不屈の精神力を持って任務を完遂し、小倉駐屯地に無事帰還した。
 帰隊後、駐屯地の全隊員、レンジャー学生の家族並びに近郊婦人協力会等が見守る中、連隊長から一人ずつレンジャー徽章が手渡され、新たに誕生した8人のレンジャー隊員に対し「その徽章に恥じぬよう、レンジャー隊員としての自身と誇り、更なる錬磨の責任がある」、と激励した。
 40普連は「今回誕生したレンジャー隊員が、それぞれの部隊で今後大いに活躍することを期待する」としている。

雪月花
 自衛隊創設60周年をはじめ昨年はなんと節目の多かったことだろう。中でも東海道新幹線の開通と東京オリンピック開催50周年のイベントは目立っていた。新幹線の上り1番列車が新橋駅を通過したのを見た時はそれほどの感動は覚えなかったがその日の夕刊に「夢でなくなった夢の超特急」の見出しを見たときにやっとそうなんだと思った。時速250キロの電車は過去に例はなく夢のスピードと言われていたからだ。あれから50年の間一件の人身事故もない、世界の鉄道界の奇跡と言われている。新幹線の事故となれば超大惨事になるのだから関係者は安全運行のためにありとあらゆるシミュレーションを組み立てている。新幹線はいよいよ2016年3月には北海道・函館へと津軽海峡を越える。40年も前だったか、今にも札幌まで新幹線が来るからと北海道の土地に投資を呼びかける広告が氾濫した。倶知安やニセコスキー場のある羊蹄山などはまだましな方で十勝地方まで宣伝していた。後に問題になった原野商法である。1物件5万円とか10万円だったからみんな夢を買うくらいの気持ちだった。筆者も学校の先輩に押しかけられてお付き合いをした、現地を見たことはないが今でも名義が残っているらしく倶知安町役場からたまに連絡がくる。札幌まで繋がるのは2035年だが新幹線は一人ひとりにドラマを作ってくれる。

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