防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   897号 (2014年12月15日発行)
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地域との絆を更に強く
地本便り
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全国で盛大に60周年祝う
"りくしかくん"を披露
〈奈良地本〉
 奈良地本(本部長・山下雅弘1陸佐)は、11月3日、奈良ロイヤルホテルで創立60周年記念行事を開催した。同行事には衆・参国会議員、各自治体の長をはじめ、奈良県防衛協会、父兄会、隊友会及び地本OB会並びに募集相談員、援護相談員、援護協力企業主等約200人が出席し盛大に行われた。
 式典に先立ち、感謝状贈呈式が行われ、長年、奈良地本の活動に支援・協力している15団体及び個人15人に対し、それぞれの功績に深い感謝の気持ちを込めて感謝状を贈呈した。続く記念式典では本部長が冒頭の式辞で、先輩達が苦労して築きあげた自衛隊のこれまでの歩みについて語るとともに、多様なニーズを求められている自衛隊において、奈良地本の成すべき役割について語り、「部員一同、更に力を合わせて業務に邁進する」と新たな決意を述べた。
 式典後は東大寺の筒井別当による「東大寺建立と復興」と題した記念講演会が開かれ、夜の祝賀会では、主催協力団体を代表し県防衛協会前田会長が挨拶をしたのち、来賓と主催者による鏡割りが行われるとともに、奈良地本創立60周年を記念して誕生したマスコットキャラ「りくしかくん」が初公開され、「敬礼動作がかわいい!」と大好評であった。会の締めには恒例の隊友会大坪会長による万歳三唱で締め括られ全ての行事が大盛会のうちに終宴となった。
 今回は60周年の節目であり、地本部員が力を合わせて準備を進めてきたが、中でも本部長自ら休日や余暇等を活用し、この日の為に描きためた奈良県内の寺社仏閣等の絵画展が開催され、「60周年という節目に、絵心のある本部長が着任されたのは意味深く、不思議な縁を感じる」との感想を寄せる来場者も。奈良地本は、「古都奈良で勤務する地本部員が奈良の土地を愛し、県民との絆を深めている事を来場された方々に広く感じて頂いたようだ」「創立60周年の節目を新たなスタートとし、今後も県民との絆を大切にして更なる飛躍をしたい」としている。
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ハーモニカ演奏も好評
〈愛知地本〉
 愛知地本(本部長・市川文一1陸佐)は、11月16日、名古屋市内で「愛知地方連絡部創立60周年・愛知地方協力本部創立8周年」記念行事を挙行した。
 記念行事では、防衛省・自衛隊の活動を理解し愛知地本の募集・援護等の各種任務に深い関心がある協力者に対し市川本部長から感謝状が授与された。祝賀会では、国会議員、県知事、県内各市町村長、県議会議員をはじめ多くの来賓が臨席する中、はじめに主催者の中部自衛隊協力会会長・高橋治朗氏が「自衛隊は世界で発生する様々な事態に迅速に対応するなど広範多岐に渡る任務を遂行している。我々は防衛省・自衛隊及び愛知地本に協力していく。2年連続1級賞状を取って貰いたい」と挨拶した。続いて市川本部長が、「60年の節目に多くの方がお集まり下さり誠にありがとうございます。この節目に1級賞状を頂けたのはお集まりの皆様のご支援・ご協力の賜物です。趣味のハーモニカ演奏で皆様に感謝の気持ちを送ります」と挨拶。ハーモニカで「少年時代」「涙そうそう」「さくら〜独唱〜」の3曲を演奏、約270人の参加者から大きな拍手と歓声が沸きおおいに盛り上がった。その後、「誕生から現在、そして未来へ」をテーマに地連発足当時からの本部庁舎や各出張所等の変遷及び隊員の活動などがスライドで紹介された。
 「今年は一段と楽しかった。ありがとう!」「本部長のハーモニカ、いやぁ〜最高だな!」などと、会場内は終始、和やかな雰囲気と笑顔に満ち溢れていた。愛知地本は、「これからも地域の皆様の笑顔と共に、『明るく 前向きに 粘り強く』努力していく」としている。
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女性自衛官初の地本部長・竹本氏
 現狭山高校学校長が記念講話
〈徳島地本〉
 徳島地本(本部長・森真規1海佐)は、11月15日、徳島グランヴィリオホテルで徳島地本創立60周年記念行事を盛大に催した。記念行事には、国会議員をはじめ県議会議員、県内の各首長、歴代部長、学校長や協力団体長ら約110人を招いて記念式典、記念講話を実施するとともに各協力団体主催の祝賀会を支援した。
 記念式典では、各来賓から60周年を祝う言葉があり、地本部員はこの60周年を新たな節目として今後一層の募集、援護、予備自衛官各業務の目標達成に向けて努力するとともに、県民に対し自衛隊の本姿を紹介し、より一層の理解と協力を得るために精進することを誓った。
 記念講話では、女性自衛官初の地本部長を務めた、竹本三保・大阪府立狭山高等学校長を講師として迎え、「新たなミッションへの挑戦〜自衛官から学校長へ〜」と題した講話が行われ、好評を博した。祝賀会では、徳島地本の歩みをスライドショーとして放映、往年の白黒映像に笑みもこぼれ、協力団体や歴代部長の方々を中心として思い出話に花が咲いた。
 徳島地本は、「地本も人間で言う還暦を迎え今後は新たな気持ちで任務に励み、より一層地域に根ざした真心のある地方協力本部を目指していく」としている。
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ハートフルコンサートinしまね2014
〈島根地本〉
 島根地本(本部長・山口芳正1陸佐)は11月16日、松江地区防衛協会(金津任紀会長)が主催する演奏会「ハートフルコンサートinしまね2014」を支援した。陸海空音楽隊の支援を受け毎年県内各所で演奏会が行われているが同演奏会が年度最後で、最多の観客数がある。昨年に続き海自呉音楽隊の支援を受け前日の15日には共演する松江市立女子高等学校及び県立松江北高等学校への演奏指導が行われた。初めて自衛隊音楽隊から指導を受ける生徒達は最初は緊張していたが隊員の優しい指導や休憩中の歓談で合奏曲の練習の頃にはすっかり打ち解けた。
 翌16日の演奏会当日には開場2時間前から並ぶ来場者も見られ約1600席はあっという間に満席に。満員の観客に緊張気味の高校生だったが「第1部 高校2校による演奏」が始まると生徒による司会、観客席から見守る校長先生の飛び入り参加など、若さと楽しさ溢れる演奏を披露した。続く第2部の音楽隊単独演奏は季節感あふれる「行進曲 秋空に」から始まり、フルート奏者の川村理恵3海曹が司会進行を務めた。
 「民謡組曲わらべ唄」「浜辺の歌ジャズアレンジ」「A列車で行こう」のなじみあるメロディーや横山響子3海曹による珍しいファゴットのソロ演奏「みちくさ」、サックス、トランペット、ドラム等が「ザ・チキン」で会場の喝采を浴び呉音楽隊の単独ステージが終了した。鳴り止まぬ拍手に応え「行進曲 軍艦」が始まると涙ぐむ年長者の姿も。第3部では呉音楽隊、高校2校の計82人が演奏指導の成果を遺憾なく発揮し迫力ある合奏を披露した。アンコール「県民歌 薄紫の山脈」では来場者が演奏にあわせ合唱し、観客席からは終わりを惜しむ拍手が鳴り止まなかった。終了後も「隊員さんにサインをもらいたい」「お話ししたい」など希望する多くの観客がステージを訪れ余韻に浸っていた。
 島根地本は、「多くの来場者があるこの演奏会を支援することで、自衛隊の活動をより多くの県民にアピールすることができたものと考えている」としている。
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枕崎秋の市 自衛隊PR
〈鹿児島地本〉
 鹿児島地本(本部長・深谷克郎1海佐)知覧分駐所(所長・折口強志陸曹長)は10月26日、「枕崎秋の市」(主催・枕崎市商店街連合会)に参加した。枕崎市は、人口約23000人の漁業の町で、水産加工業の鰹節は質量ともに日本一を誇り、鰹漁業と合わせ市の2大基幹産業となっている。同イベントには沢山の露店が軒を連ね、Show—1グルメグランプリ枕崎大会、大仮装大会、雅楽のパレードショーなど多くの催し物があり、コンカツプロジェクトという縁結び出汁そばを振る舞う珍しい催しも行われていた。この企画は枕崎市が友好都市・北海道稚内市と共同で、互いの名産である昆布と鰹節を婚活に引っかけて命名された地域活性化プロジェクトである。今年の2月には縁結びで名高い出雲大社で、挙式という形で名産品を奉納した。
 知覧分駐所員は、枕崎市自衛隊父兄会と協力して募集コーナー(自衛官候補生2次募集)及び装備品展示並びに制服の試着コーナーを実施し多くの来場者へ自衛隊をアピールした。鹿児島地本は「今後も地元イベントを積極的に活用し地域の方々とのふれあいの機会を増すことで、更に認知度を高めていく」としている。

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