防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   896号 (2014年12月1日発行)
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テイク ケア オブ ユアセルフ
Take care of yourself!
ご自愛ください!

 Hi! How are you doing?皆さん、お元気でしょうか。寒い日が続いています。師走です。あと1ヶ月ありますね。やり残したことはありませんか?師走と聞いて、「さあ、最後の追い込みです」と、考える人はあまりいないかもしれません。でも、実際やってみると1ヶ月で色々なことができるものです。あと1ヶ月、存分に愉しみましょう。

 さて、今回の表現は、"Take care of yourself"「ご自愛ください」です。本当によく使うフレーズです。一年中、どこでも、いつでも、誰にでも使える表現で、相手にも感謝されます。"Take care of yourself", "Thank you. You too", "Thanks"まで、互いに思いやりの会話が出来れば最高ですね。相手に対して、アドバイス的に言うには、have to「~しなければならない」を使って、"You have to care of yourself"とすれば、「体調に気を付けてね」といった感じになります。無理はしないでねというニュアンスも含めることが出来ます。使ってみてください。

 今週は、早速忘年会があります。今年はどこのお店も飲み放題プラス何か特色のある料理が目立ちます。そんなにご馳走を食べられないと思うのですが、料理を目の前にすると食欲が抑えられません。(笑)「ダイエットは明日だ!」という言い訳を口にしつつ、全部平らげることになります。心の中で"You have to take care of yourself"と唱えながら、ゆったりとした心で、陽気に参りましょう。それでは、一日一日を大切に、充実させていきましょう。楽しくストレスの少ない生活を楽しんでください。
 それでは、皆さん。See ya!〈スワタケル〉


スポーツよもやま話
根岸直樹
50歳、32年目へ始動
中日ドラゴンズ 山本 昌
 中日の山本昌投手(49)が「網膜剥離の手術をした」と聞いたのが、10月初旬のことだった。山本昌もこれでおしまいか、とガッカリしていたら「オレ、すこぶる元気だよ。引退?とんでもない」と胸を張って「しっかと来季のサインをしてきた」と話してくれた。11月初旬のことだ。
 年俸4000万円は「落合GMとの2年契約で決まっていた」のだとか。術後の経過も順調で「トレーニングも始めているし、1勝じゃ引退だけど、5つぐらい勝てたら、球団も考えてくれるかも」と、かなり強気。これには関係者もファンも大喜びだ。
 50歳のシーズンに勝ち星となると、故浜崎真二投手(元阪急)が持っていた最年長の投手記録をほとんど更新してしまう。もう残っているのは元ロッキーズのジェイミー・モイヤー投手の49歳5カ月だけ。伝説の黒人投手サッチェル・ペイジが59歳2カ月で記録したといわれる最年長登板記録さえも塗り替えかねない意気込みだ。
 かつて複数の球団でコーチを務めてきた権藤博氏(76)は「若い頃から練習、練習で積み重ねてきた努力と執念が、投手としての寿命を伸ばしているのだ」と話した。
 「ひとことでいえばオバケだ。いつか本人に聞いたことがあったが"オレの信条は一生懸命としつこさ、何事もあきらめずやり続けるということ"といっていた。体力に恵まれたこともあったんだろうが(186a、87`)彼がプロ野球80年の新しい歴史を作ったといっても過言ではない」
 故浜崎真二投手は156a、50`。身長、体重ともに日本プロ野球史上最も小兵の投手で「小さな大投手」と呼ばれた。その体の柔かさは抜群で、制球力プラス・カーブ中心の多彩な変化球を使い分け中等野球(神戸商)大学野球(慶大)社会人野球、日米野球で注目された。草創期のプロ入りで45歳になっていた。
 山本昌投手は、日大藤沢高からドラフト5位指名で83年に中日入りしながら、最初の4年間はアメリカ留学、ファーム暮らしなどで勝ち星なし。初白星は88年の5勝。一時、体重が100`を越え、打者転向のウワサまで出たが「投げるのがオレの使命」とついに投げ続け最多勝3回(93年17勝、94年19勝、97年18勝)ベストナイン2回、最多優秀防御率と最多奪三振、沢村賞各1回で31年間通算219勝の投手として、来季もマウンドに立つ。
 昨オフの契約更改時に、落合GMが提示した25%減俸の4000万円は、来季も「現状維持」が条件だが、落合GMは「この男には何ともいえない魅力がある。使い道がある」として「32年目も頑張って、50歳まで投げて勝ったら年俸倍増」を約束したとか。球団関係者も「50歳の投手が勝てば、戦力以外の営業面でも多大なプラス」と大賛成だと聞く。
 入団当時の担当スカウトで、06年に68歳で亡くなった高木時夫氏の墓前に、事ある毎に手を合わせることも忘れない山本昌。「いまのオレがあるのはあの人のおかげ」と話している。谷繁捕手兼任監督も「49歳でピンとして90球以上投げ抜けるなんてすごい。私も兼任がどうのこうのいう前に、山本昌を見習わなくちゃ。若い連中には、ああいうのが本当のプロ。ゴチャゴチャいわず、気を抜かずに練習しろ、とハッパを掛けている」といっている。
 本人は「人事のようだけど、本当は来年投げられるかどうか、不安ないわけじゃない」といいながらも、その不安を吹き飛ばすかのように、11月からグラウンドに立って、ファームの選手と一緒に走り込んでいる。32年目へ向けて走り込む山本昌。まさに「プロの鏡」だ。

防衛ホーム 俳句コーナー
海見んと来し屋上に雪蛍 大谷弥栄
庭の柚子(手へんに宛)きて湯舟に惜しみなく 棚橋弘子
朝市の売り手も客も頬かむり 渡辺美惠子
年の瀬の診察あつけなく終る 菊池 緑
着水のとき膨らませ鴨の胸 清水文江
東京の雪のちらつく納め句座 大門由利子
乾鮭の歯をむき出しに届きけり 晴山雅之
古池に微塵ひかるは蘆の絮 水野 正
白菊の小首をかしげ風に揺れ 佐藤英洋
無沙汰詫ぶ顔の集まり闇汁会 清家義輝
魔除け護符貼られ旧家の冬ぬくし 木通佳子
振り向けば日輪眩し朝の雪 坂元順一
人気なき古刹のひそと寒に入る 辰巳一郎
数へ日の神楽を復習ふ巫女溜 谷 勝美
やうやくに十句を揃へ納め句座 中條弘道
尼寺に朝の人出の冬紅葉 並木桂子
   選 者 吟
各々の姿を正し枯牡丹 成川雅夫
(「栃の芽」誌提供)

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