防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   885号 (2014年6月15日発行)
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1面 4面 5面 6-7面(PDF) 8面 9面

27年ぶり旭川出身十両
「旭大星」父は陸曹長
第2師団
 北海道・旭川出身の大相撲力士、旭大星(きょくたいせい)(24歳)=本名 大串拓也、友綱部屋=の十両昇進が決まり、どさんこ力士としては13年ぶり、旭川出身としては27年ぶりの新十両誕生という快挙に地元は喜びに包まれている。旭大星の父は旭川駐屯地勤務の大串浩陸曹長で現在、駐屯地曹友会長を務めている。
 旭大星は、5月30日に旭川に凱旋し支援者らに喜びを報告した。出迎えた大串陸曹長は「十両になるまで実家に帰らないと誓い旭川を出たのが6年前。稽古が辛く逃げ出したこともあったが、この日を迎えることができた。メールや電話で叱りつけたこともあったが、11年前に亡くなった妻真由美の分もと、特に心の支えを心掛けた」と胸を詰まらせながらも「まずは、褒めてやりたい。旨い酒を交わしたい」と喜びをかみしめた。
 しこ名は「旭川の大きな星」で旭大星。「星」には、亡き母が活躍を見守ってくれることを願う思いも込められているという。
 相撲とのきっかけは、小学2年生で始めた柔道。旭大高柔道部で活躍し大島部屋に入門し2008年1月初土俵。大島親方の定年に伴い、友綱部屋に移籍、稽古に精進して番付を上げてきた。後援会から贈られる化粧まわしには、旭川市のキャラクター「あさっぴー」や市内にかかる「旭橋」(北海道文化遺産)などがあしらわれる予定だ。
 旭大星は「一番でも多く勝ち、北海道の星になれるように頑張ります」と決意を新たに誓った。

行進訓練
お礼の横断幕
2普連
 第2普通科連隊(連隊長・大崎達也1陸佐=高田)第3中隊(中隊長・坂入正仁3陸佐)は5月28日夕から29日朝までの間、新潟県南魚沼市において徒歩行進訓練を実施した。この訓練は隊員の徒歩行進能力の向上を図ると共に、隊区内の住民との理解と信頼を深めることを目的として行った。
 この地区は平成23年新潟・福島豪雨で給水支援を実施した地区であり、行進間はお礼の横断幕等多数の地域住民の応援を受け、全員が市内坂戸山を周る約35キロを完歩した。

市ヶ谷台ツアー14周年
休日特別開催
 6月7日、防衛省で、市ヶ谷台ツアー14周年記念の休日特別ツアーが開催された。同ツアーは、市ヶ谷地区の庁舎や儀仗広場、市ヶ谷記念館などを約2時間かけて巡るもので、通常は毎週月〜金の午前・午後2回開催しているが、毎年6月と11月の自衛隊音楽祭りの時期に合わせ年2回(午前・午後)、休日の特別ツアーを行っている。防衛省・自衛隊HPでの応募が3日足らずで満員となる人気のツアーだ。7日は強い雨だったが、全国から熱心な参加者が集まった。
 同ツアーの目玉は市ヶ谷記念館で、東京裁判に使われた旧陸軍士官学校大講堂や作家の三島由紀夫が立て籠もった前陸自東方総監室などが復元されている。近代史が好きな防衛省大臣官房広報課市ヶ谷台ツアー担当の海野幸人1陸曹の東京裁判に関する情熱溢れる解説が印象的だった。
 ツアーには大臣執務室など中枢が入るA棟の外観見学や、儀仗が行われる儀仗広場の見学、陸海空装備品を展示する広報展示室のある厚生棟の内部も見学した。ツアーを通して旧軍からの歩みを感じられる構成に「今も昔も変わらない、国を護ることの大切さをしみじみと考えました」と群馬県から参加した中村浩陽さんは話した。
 「"お前達に対する印象がツアー参加者の防衛省・自衛隊への印象になるんだよ"という先輩の言葉を肝に銘じています」(海野1曹)と参加者に満足、納得してもらうことをツアーに係る自衛官、事務官、女性ガイドらは目標にしている。

HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)
Should I go and come back later?
シュッド アイ ゴウ アン カム バック レイター?
出直した方が良いですか
 Hi! How are you doing?皆さん、お元気でしょうか。関東も梅雨にはいりました。入梅した途端に、例年の6月降水量とおなじ量の大雨となり被害がでています。"What's going on???"「どうなってんですかね。」という感じですね。これから1か月、梅雨と長いお付き合いになります。紫陽花が咲き始めています。楽しみです。
 さて、今回の表現は、"Should I go and come back later?"「出直した方が良いですか。」です。待ち合わせの場所、事務所などにかなり前についたときなど、本人以外の人に対応してもらうことも多いですね。日本のように何分も前から待機しているという習慣もあまりない外国では、時間をもてあますこともあります。そんな時、とりあえず出直したほうが良いこともままあります。そんなときなかなか咄嗟に思いつかないのが今回の表現です。Goは「行く」と訳されますが、「出て行く、どこかへいってしまう」という語感がありますので、まずは姿を消すということを相手につたえ、そして、come back「戻ってくる」、時間的にはlater「後ほど」と続ければ良いわけです。相手の状況はなかなかわからないので、一言聞くと円滑にことが進みます。その後はだいたい"Please take a seat and……"とまず椅子を勧められ、その後、相手ができることを付け加えてくれます。"and wait a moment"「座ってお待ちください」、"I'll call him"「彼と連絡をとります」となります。その際は、かならず"Thank you very much"と丁寧にお礼をいいましょう。
 昨日、私淑する自衛隊の赤間英語教官に30年ぶりで東京大学の構内でお会いしました。年賀状の交換やeメールのやり取りがありましたので、30年の月日を感じませんでしたが、会った途端、教官と出来の悪い学生の関係に戻っていました。(笑)73歳になられた赤間教官は、若々しく、社会への貢献も意欲的でした。教官のように一日一日を大切に、人生を充実させていきたいものです。陽気でストレスの少ない生活を楽しんでください。
 それでは、皆さん。See ya!〈スワタケル〉

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