防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   883号 (2014年5月15日発行)
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空自
「また、自衛隊で働きたい」
「気兼ねなく育休をとりたい」

両方の願いがかなう

任期付自衛官制度

 防衛省では、任期付自衛官制度を平成19年から制度を施行・運用している。これは、育児休業により不在となる自衛官の代替要員として、元自衛官を任期付(その休業期間が上限)で採用することができるもの。また、平成26年2月からは、配偶者同行休業により不在となる自衛官の代替要員も採用できるようになった。これまで、陸上自衛隊では現在延べ160名の、海上自衛隊では延べ32名の採用実績があるが、航空自衛隊では2名(5月13日現在)だけであった。
 理由としては、「専門性の高い特技が多い」「制度がある事を知らない」「手続きが煩雑」などが挙げられる。そこで航空自衛隊は、制度内容や手続きの容易さを周知するとともに、「任期付自衛官登録制度」の試行を平成26年4月から行っている。これは、任期付採用を希望する元自衛官を予め登録しておくことにより、休業した場合の特技のマッチングを把握できるようにするもの。登録者が多くなれば、現役隊員はより育休等を取りやすくなり、また、登録者には要件に合致する募集があった場合には速やかに情報提供がなされるという利点もある。もったいなくも出産や育児等を契機に退職せざるを得なかった元自衛官の知識や経験を、再び活かすことができるという任期付自衛官制度が、この登録制度によって更に充実することが望まれる。
 任期付自衛官を募集している部隊は、空自ホームページでも簡単に見る事が出来る。
http://www.mod.go.jp/asdf/recruit/ninkituki_jieikan/information/
 任期付自衛官を採用する部隊の必要手続きは、募集上申と通知だけ、事前登録する元自衛官は、所属部隊や最寄りの基地・地本に登録書を提出するだけで良い。詳しくは、
http://www.mod.go.jp/asdf/recruit/ninkituki_jieikan/
または、空幕人教部人計課制度班まで。


サクラ基金寄付贈呈
目黒所在6機関
 4月23日、東京都・目黒区総合庁舎応接室で、防衛省・自衛隊目黒地区所在部隊の中で唯一基地業務を持つ航空自衛隊目黒基地が目黒地区の6機関から募った「目黒のサクラ基金」の寄付金を目黒基地司令・尾上定正空将が青木英二区長代理の鈴木勝副区長に贈呈した。
 目黒川沿いの桜並木に代表されるように桜の名所が多い目黒区。区内約2300本の桜のうち寿命である樹齢60年前後のものが約1000本に上る。区では、区内の桜の保護や植替え等の関連事業の費用に使う目的で3月11日に「目黒のサクラ基金」を設立、区内外から寄付を募っている。
 贈呈後、鈴木副区長から尾上司令へ「目黒区の中で自衛隊の存在は大きい。今後も連携を取っていきたい」との言葉があり、尾上司令は「官舎から学校地区までの徒歩通勤途中に見える桜がとても素晴らしい。ぜひ将来に亘って残したい」と"目黒の桜"への自らの思いを語るなど桜を介して地域と防衛省・自衛隊の結びつきが更に深まった。

曹友連合新会長に木崎曹長
交代式
「横の繋がりを大切に」
 陸上自衛隊曹友連合会の交代式が4月21日、防衛省で行われ、第7代会長の古田鉄也准尉が退任し、第8代会長木崎寛文曹長が新たに就任した。交代式では、古田前会長から曹友会の団結のシンボルでもある会旗が曹友会名誉会長の陸上幕僚副長、山下裕貴陸将に渡され、山下陸将から木崎会長に渡され、交代を完了した。
 木崎新会長は「曹友連合会も昨年、創立25周年を迎えることができました。次の30周年に向けて新たな5年のスタートに就任できましたことを大変うれしくも、責任も感じております。上級曹長制度運用開始となり、我々『陸曹団』としても更なる団結の強化、発展を目指していかなければなりません。上級曹長制度は『縦糸』、曹友会は『横糸』と言われることがあります。横の繋がりを大切にその『横糸』をしっかり紡いでいけるよう頑張ってまいります。これまで同様、ご支援ご協力をお願いしたします」と就任の抱負を述べた。

HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)
Let's go out and paint the town red!
レッツ ゴウ アウト アンド ペイン ザ タウン レッド
街に繰り出して、大いに飲み歩こうぜ!

 Hi!How are you doing?皆さん、お元気でしょうか。関東地方では夏日が続いたり、雨、嵐、雷、雹とあらゆる気象現象が次から次に起きています。地球が怒っているようですね。自然現象から何かを感じ、それを生活に活かしていくことが、日本人の文化です。沖縄では梅雨に入ったようです。今年はしっかりと恵の雨をもたらしてくれるのでしょうか?アンテナを高く上げて、自然の知らせを謙虚に受け取って、生活に役立てたいものです。
 さて、今回の表現は、"Let's go out and paint the town red!"「街に繰り出して、大いに飲み歩こうぜ!」です。たまたま、フェイスブックのコメントを見ていたら懐かしい友人が2人で飲んでいるショットを発見、書き込みをいれたところ、今回のコメントが返ってきました。Let's go outは、「外出する、街に繰り出す」、paint the town redは、直訳では「街を赤く塗る」ですが、「大いに飲み歩く、愉快にやる」という意味です。友人と旧交を温めるのも、何かの情報をもたらせてくれますし、逆に昔の自分に戻って青春を再現することもできます。(大体後悔しますが)

 大学生は、現在、就職活動に躍起です。内々定をもらって、さらに自分の理想とする企業に挑戦する学生、100社近くにエントリーシートを送付しても断られ続ける学生もいます。若い学生に話をし、アドバイスすると就職活動の重さや厳しさが感じられます。4年前に筆者が就職活動をしたときのことを思い出します。あきらめず頑張ってほしいものです。私の大学院の修士論文のテーマは、「自衛隊における再就職(援護)支援体制〜米・英・独・仏・韓との比較研究〜」(放送大学大学院教育研究科成果報告第8号)でした。再就職に関する情報提供が自衛隊内でできればいいですね。陽気でストレスの少ない生活を楽しんでください。
 それでは、皆さん。See ya!
〈スワタケル〉


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