防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   881号 (2014年4月15日発行)
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空自1高群
創立50年で50連凧
 桜が満開の入間基地で4月1日、航空自衛隊第1高射群(司令・田中耕太1空佐)の創立50周年記念行事の一環として50連凧揚げが行われた。
 前日の強風が嘘のような「今まで練習してきた中で一番天候に恵まれた」という穏やかな風の中、習志野分屯基地の第1高射隊、武山分屯基地の第2高射隊、霞ケ浦分屯基地の第3高射隊、入間基地の第4高射隊の4つの高射隊、群本部、指揮所運用隊及び整備補給隊の7つの50連凧が真っ直ぐに青空を飾った。
 凧は隊員による手作り、凧揚げの練習は「必死に行った。はじめはなんで休みの日にこんな事…と思ったが、やっていくうちにはまっていった。奥が深いよ」という塩梅。凧を揚げる人は「何かしら50に関連している人」で50歳の人、腕立て50回が得意な人、分屯基地から実家までの距離が50?の人等様々な「50関係者」が記念塗装したペトリオットPAC3に見守られながら巧みに凧を操っていた。
 いかなる状況にも対応できる態勢を維持しつつ、訓練場において実施されて真夏のウルトラ100?マラソン、ソフトボール50試合と続いた1高群50周年関連行事、6月29日に記念式典を開催しフィナーレを迎える。

サクラ便り
桜と錨・横須賀
 横須賀といえば戦前は海軍、戦後は海上自衛隊、米海軍と切っても切れない関係の町。「桜と錨」のシンルそのもののような光景、護衛艦をバックに咲き乱れる桜を横須賀では見ることができる。
桜とお城・高知
 3月21日の春分の日、高知城の三の丸において高知県の父兄会、隊友会、防衛協会等と自衛隊高知地方協力本部(本部長・佐藤文章1陸佐)の有志42人によるお花見が催された。
 今年は3月18日に高知城のソメイヨシノの標本木が開花し、昨年より3日遅いものの、平年よりは4日早く、全国的には2年ぶりに全国トップの開花となった。「もしかしたら全国でも一番早いソメイヨシノの花見かも?」と話も弾み、気分よく大いに親睦も深まった。
 各協力団体等と行う26年度の様々なイベント等についても大きく期待と夢が膨らみ、有意義で思いで深いお花見となった。
桜と砲・宇都宮
 昭和25年、旧軍需工場跡地に創設された宇都宮駐屯地(司令・山下慎一1陸佐)は、満開の桜の下で創立64周年記念祭を行った
 第12ヘリコプター隊各種ヘリの飛行、空挺降下等が行われた。桜を背景に155mm榴弾砲FH70が映える駐屯地を訪れた人たちは楽しい1日を送った。
桜と戦車・駒門
 御殿場の駒門駐屯地(司令・古庄信二1陸佐)の創設54周年記念式典が4月6日に行なわれた。桜と同時期の式典は毎年人気。戦車部隊が6中隊もあり、一昨年には初めて10式戦車の行進を行う等戦車好きにはたまらない駐屯地だ。

雪月花
 天皇陛下の傘寿を祝って皇居の乾門を初めて一般開放したお花見。初日の4日から約10万人という人気だったが筆者もママチャリで出かけた。皇居前は蛇行という言葉がぴったりの行列だった、曲がりくねって東京駅まで続いている。これではいつ入門できるかわからない、作戦を変更して都心の桜ツアーにした。皇居前から桜田門の警視庁、外務省前の歩道の桜は見事。向かいの日比谷公園は桜だけでなくチューリップやレンギョウなども競っている。60年かけ地上げをして3月に部分開通したマッカーサー通り、森ビルの下を通っている。弊社を設立した場所だが往時の道並みはない、虎ノ門病院も特許庁の位置感覚もわからない。首相官邸前に出る、日曜日にもかかわらず警備の車がいっぱい。国会議事堂前では観光客が塀の中の春にカメラを向けている。憲政記念館、最高裁、国立劇場にも国花の桜は似合う。英国大使館沿いの桜も満開、何年前だっただろうかダイアナ妃が亡くなった時には門の前ではいつまでも献花の列が続いたことだった。桜のメッカ千鳥が淵、カップルのボートに桜吹雪が降りかかる。靖国神社、いつ見ても風格を覚える。売店もにぎわっている。朝鮮総連のビルに出た。桜は一本も見えないが警備の車がまた多くなる、何かとかまびすしいところだ。飯田橋と市ヶ谷の土手に出る。防衛省の通信塔と桜を入れた写真を撮って皇居一周二時間の桜の旅を終わった。

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