防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   878号 (2014年3月1日発行)
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曹友連合会の意義は
「陸曹の活性化」と「陸曹の任務意義の高揚」

陸上自衛隊曹友連合会
曹友連合会発足25周年
 2月17日18日、各方面・駐屯地の曹友会長が市ヶ谷に集まってきた。昭和63年に発足した曹友連合会(当時は曹友刊行会)の発足25周年を祝うためだ。17日には「第39回代表評議会」も行われ参加人数は約90名。曹友連合会の予算承認や上級曹長制度についての意見交換が行われた。18日は、元北方総監の志方俊之帝京大教授による講話「陸曹団のあるべき姿」を聴講。曹友連合会のメイン業務でもある会員への褒章の授与も行った。
 19時からは曹友連合会記念祝賀会が盛大に行われた。各方面・駐屯地の曹友会長、歴代曹友連合会長、米軍関係者、来賓等約220名が集まり、曹友連合会25周年と刊行誌「SO YOU」300号を祝った。オープニングセレモニーで東北方面曹友会のカラーガードクラブ(仙台駐屯地)によるフラッグ演技の披露があり、会場内は一気に祝賀ムードに。第7代曹友連合会長古田鉄也准陸尉は「各方面の曹友会長、各師団・地域・グループ長等と意見交換が出来、上級曹長制度と曹友連合会にとっての記念すべき第1歩だと思っている」「全国の会員全員を招きたかった」などと挨拶。次いで曹友連合会名誉会長の山下裕貴陸幕副長が「先任上級曹長制度が縦糸ならば曹友会活動は横糸であり縦と横でしっかり編んで、部隊団結のために、強い部隊を作るために頑張ってもらいたい」と祝辞を述べた。中方・東方・北方曹友会による演奏やバックミュージック、在日米陸軍最先任上級曹長のスピーチ、北方曹友会と西方曹友会による余興、25年間を振り返る映像など、熱気にあふれた会場は強い団結と笑い声で包まれていた。

活躍すOBシリーズ
「頑張っています」新しい職場
山形コミュニティー放送 永田 美智子
「継続は力なり」を心に放送局で毎日が勉強の日
永田氏は平成24年12月、陸自東北方面管制気象隊を陸曹長で定年退職。54歳
 私は平成24年のクリスマスイブに定年を迎え翌日のクリスマスから山形市本町に所在する山形コミュニティー放送株式会社で勤務しています。ラジオモンスターという愛称を持つこの放送局は、山形市とその周辺四市四町の住民に行政・福祉・医療情報等の生活に密着した放送で、今年4月からは山形市と災害放送要請協定を結んで地域の防災情報の要ともなっています。
 また、毎週火曜日には「自衛隊百科」という番組もあり、地域住民に対する自衛隊広報も担っています。
 私は在職中に先輩隊員の勧めと好奇心から四年の歳月をかけ第2級陸上無線技術士を取得し、資格を活かせる職業を希望し、山形地域援護センターのご尽力により無線従事者として就職することが出来ました。放送局で使用する機材は、コネクター1本にしても初めて取扱う器材で、取扱説明書を片手に奮戦中です。
 また、普段は、放送番組運行表作成、CM音源ファイルの差込、イベント機材の準備、出演ゲストの案内と収録の編集を担当しまだまだ不慣れな事ばかりです。よく、職人は親方の技術を盗むといわれますが、まさにその状態で、座右の名である「継続は力なり」を心に、毎日が勉強の日々です。
 再就職し、在職間のことを振返ると、自衛隊は教育体系がしっかりと確立されていて、自分の時間を有効に活用できる組織であったと思います。再就職のきっかけとなる第2級陸上無線技術士も自己啓発としてしっかりと時間がとれ、資格取得をすることができました。
 最後に、FM76・2ラジオモンスターのインターネットサイマル放送時間帯は、PC、スマホでお聴きになれますので、出張等で山形近郊へお越しの際は是非一度聴いてみて下さい。

雪月花
 「りんごが赤くなると医者が青くなる」ヨーロッパで言い伝えられているらしい。「1日一個のりんごで医者いらず」とは日本でも聞く。保存方法がしっかりしているのだろうシーズンの終わったこの時期でも今のりんごは品種によらず本当に美味しい。南国育ちの筆者、子どもの頃はりんごは口の中でカサカサして口の中にカスが残るので好きではなかった。今でこそ青森からでも秋田からでも宅急便で翌日配達になるが当時は四国の西南端まで1週間も2週間もかかった。籾ガラを詰めた木箱で「汽車の旅」だから乾燥はするし疵にもなる。そのマイナスの思い出があるから大きくなってもりんごは敬遠していた。衝撃があったのがたまたま陸自の神町に行ったとき、営門を入ってすぐのところに赤く色付いたりんごが枝も折れるように実っていた。あの四国のりんごとは違うなと見ていると陸曹の人が獲ってもいいですよ言ってくれた、その場で齧り付いた。これが本当のりんご!童謡にも歌謡曲でも歌われ愛されつづけたりんご、水気がたっぷりだ、顔から衣服にまで果汁が流れかかる。四国のみかんや梨にも負けないほどのジューシー。このときの感動は半世紀たった今でも忘れられない。店先に並ぶりんごを見るたび、食べるたびにもう一度神町であのりんごを食べたいと思っている。まだあのりんごの木は元気なのだろうかちょっと心配になる。

「防衛ホーム」値上げのお知らせ
 平素は「防衛ホーム」をご愛読頂きありがとうございます。
 さて、消費税法改正により2014年4月1日から消費税率が8%に引き上げになります。石油高騰の折インク代や紙が値上がりした際も本紙の値上げをせず平成9年から現行の価格で努力して参りましたが、この度止むなく値上げをすることとなりました。
 現在1部130円のところ4月1日から200円に、年間購読料4000円(24回分・送料・税込)のところ7月1日から6200円(24回分・送料・税込)に値上げをさせて頂きます。
 何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
 今後も「防衛ホーム」をよろしくお願い申し上げます。

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