防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   876号 (2014年2月1日発行)
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地域の人たちとの絆深め
心をひとつに歩む

仲間信頼する大切さ
県信組職員17人と
21普連
 第21普通科連隊(連隊長・橋爪良友1陸佐=秋田)は昨年11月12日から14日の間、秋田県信用組合の17人が参加する隊内生活体験を実施した。
 体験初日の12日、スーツ姿で着隊した17人の職員は、駐屯地会議室で陸上自衛隊及び秋田駐屯地の概要説明を受けた後、被服交付を受け、慣れない手つきで戦闘服に身を包み午後の訓練に備えた。昼食後は基本教練(停止間の動作)を実施、また人工蘇生人形を使用した救急法で心肺蘇生法・AEDの使用法を実施した。入隊者はAEDの使用方法について「実際に体験することができ、自信をもって使用できるようになった」と笑顔で話してくれた。また、課業終了後も食事、入浴、被服等整備、清掃及び点呼等消灯まで時間に規制され、慌しい一日が終了した。
 2日目はコンパスの使用法・ロープ訓練及び基本教練(行進間・分隊指揮)が行われ、初体験のコンパス・ロープ訓練に悪戦苦闘しながらも入隊者同士がお互いに協力し各課目に取り組んでいた。
 3日目は、清掃及び終了証の交付式が行われた。入隊者は「訓練を受けるにつれて、時間を守ることの大切さ、仲間を信頼する大切さがわかった」「秋田駐屯地で訓練を受け、自分なりに成長できたと思う。今回の体験を今後の生活に活かしたい」などと述べ、秋田駐屯地を後にした。

ママさんバレー駐屯地司令杯
松本
 松本駐屯地(司令・後藤孝1陸佐)は、昨年12月1日、駐屯地体育館で「第24回松本駐屯地司令杯争奪ママさんバレーボール大会」を開催し、地域女性層との交流を深めた。
 大会当日は、駐屯地近郊のママさんバレーボールチーム13組、総勢165人が参加し、大会は大いに盛り上がった。開会式では昨年優勝したブーフーウーチームの代表者が溌剌と選手宣誓を行った。
 試合は予選ブロックリーグ戦後、各ブロックを勝ちあがった4チームによるトーナメント方式で行われ、各チームのママさん達は、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮していた。特に決勝戦では、昨年優勝のブーフーウーチームが二連覇を賭けて、またそれを阻止しようとするフレンズチームとの点の奪い合いになり、見ている側も手に汗握る白熱の戦いが繰り広げられ、フレンズチームが5年ぶりの優勝を手にした。
 司令は「来年は25回目という節目の大会であり、多くのチームの参加と熱戦を期待しています」とあいさつ、大会は幕を閉じた。

新駅舎落成記念演奏演舞で祝う
多賀城
多賀城駐屯地(司令・永田真一1陸佐)は昨年11月17日、JR仙石線多賀城駅前広場において、たがじょう市民市実行委員会(多賀城・七ヶ浜商工会多賀城事務所)が主催する「たがじょう市民市・JR仙石線多賀城駅新駅舎落成記念」に協力した。
 多賀城駅は「仙石線多賀城地区連続立体交差事業」の整備が進められていたものであり、市民待望の新駅舎落成式にステージイベントとして第44普通科連隊及び第6特科連隊の合同音楽隊による音楽演奏のほか餅つき、ちびっ子ゲーム大会、お楽しみ抽選会、郷土芸能多賀城太鼓演奏、YOSAKOI演舞などが披露された。
 当日は天候にも恵まれ、会場は沢山の人だかりで埋め尽くされ、演奏会を聞いた市民から「本当に来てよかったです」という声が多く寄せられ、幅広く陸上自衛隊への認識と信頼感を深めた。

家庭婦人バレー駐屯地司令杯
大宮

 大宮駐屯地(司令・今浦勇紀陸将補)は昨年12月1日、地域女性との交流の推進及び親和感を醸成するとともに、自衛隊に対する理解を深めることを目的として、「第24回大宮駐屯地司令杯家庭婦人バレーボール大会」を実施した。
 この大会に際し、部外審判員に協力を依頼するとともに、駐屯地曹友会から得点係や進行係などの支援を受けた。
 大会は駐屯地体育館において駐屯地近隣の15個チーム参加によるトーナメント方式で行われ、数々のファインプレーが飛び出すとともに、各チームとも甲乙つけがたいレベルの高さにあり、家族などの応援にも力が入り、終始歓声が沸きあがるなど大いに盛り上がった大会となった。
 その結果、「OBSクラッカーーズ」が優勝し、見事に7連覇を達成した。

顔の見える関係築く
三重県職員70人と
33普連
 33普通科連隊(連隊長・古屋浩司1陸佐=久居)は、三重県職員を対象とした隊内生活体験を久居演習場で実施した。参加者は入庁5年目の職員約70人で、昨年12月12日から1泊2日の日程で行われた。
 この生活体験は、自衛隊の優れた組織力、考え方を学びたいという県庁側の強い要望で実現したもので、鈴木英敬・県知事も強い関心を寄せるなど内外の注目を集めた。
 体験内容は、災害時における幕僚活動(状況判断)を学ぶことを主眼とし、南海トラフ巨大地震が発生した想定で、県の総括班としての状況判断を実施。8個班に分かれて被害状況の把握、総括班の任務分析、状況判断等を行った。各班の班長となった県職員たちは隊員からの助言を受けながら、班員に適宜指示を出し、手分けして作業を進めていた。
 最終日には鈴木知事が久居駐屯地を訪れ、地図判読訓練を見学。知事の激励を受けた職員たちはこれまでの訓練成果をいかんなく発揮して、険しい演習場を走破。見事に定められたポイントを回って時間内にゴールにたどり着いた。
 全ての訓練が終了し、離隊する際には、絆が深まった職員達と固い握手を交わすなど再会を誓い合う姿がいたるところで見られ、当初の目的から一歩踏み込んだ、お互いの「顔の見える関係」が作られるなど、関係者の予想をはるかに超える成果を収めた。

空中散歩楽しむ
ヘリ体験搭乗
久居
 久居駐屯地(司令・古屋浩司陸1佐)は、12月7日明野駐屯地(伊勢市)で、平成25年度部外者航空機体験搭乗に久居演習場及び久居訓練場近傍の地域住民や防衛モニターらを招き実施した。
 参加者達は、久居駐屯広報室の用意したマイクロバスに乗り込むと期待に胸躍らせて明野駐屯地に移動。到着後、すぐに第10飛行隊のパイロットによる安全教育を受け、その絶妙な話術に聞き入った。その後各々の組に分かれてUH1に乗込み、いざフライト。経路は伊勢市から志摩市上空にかけての約30分間。途中伊勢神宮が眼下にみえると窓に顔を寄せて写真を撮るなど空中散歩を楽しんでいた。また、今回は参加者たちを楽しませようと明野駐屯地広報室の協力を得て、普段目にすることの出来ないヘリの格納庫見学や明野航空記念館見学を催す等、待機時間も飽きさせない盛りだくさんのイベントを企画し、空と地上で
この体験搭乗を存分に楽しんだ。
 参加者達は、大満足の面持ちで帰りのバスに乗り込むといまだ興奮は冷めやらぬようでお互いに感想を述べ合うなど、車内からは笑い声や歓声が絶えることはなかった。
 久居駐屯地の広報担当者は大成功のうちに幕を閉じた今回の体験搭乗に満足を示しつつも「来年度も工夫を凝らしたおもてなしで参加者を更に喜ばせたい」と笑顔で語った。

鹿工高と合同練習
国分
 国分駐屯地(司令・照沼敏1陸佐)ラグビー部は昨年11月23日に鹿児島市鴨池緑地公園で、鹿児島工業高校と合同練習した。ちなみに同高校は年末年始の「全国高校ラグビー」に出場する強豪校。
 当日は晴天に恵まれ、午前9時から12時までの3時間みっちり、タッチフット・スクラム、ラインアウト・コンビと身体を合わせた。
 高校生たちのラグビーに対する純粋な姿勢に隊員は学ばされることが多々あった。この練習を通して技術向上はもちろん、ラグビーを通しての出会いを実感した有意義な一日となった。

缶バッジをプレゼント
空自機と撮影・印刷
浜松広報館

 広報館の格納庫に展示されている航空機のうちT2ブルーインパルス機、V107救難ヘリ、F104戦闘機のいずれかを背景に、高校生以下の来館者を対象にスタッフが撮影した写真を缶バッジにしてプレゼントするというもの。広報館で用意したサンタクロースの赤い三角帽やトナカイの角のカチューシャを着用して撮影される人もいた。
 出来上がった缶バッジを手にした来館者からは「缶バッジのデザインがクリスマスらしくてとても素敵です」とか「航空機の缶バッジも素敵だけど、航空機をバックにした子供の缶バッジは記念になった」と大変喜んでいた。広報館では「訪れた思い出と空自に対する関心が缶バッジとともに長く続くことを期待したい」とし、今後もより多くの国民の来館と空自へのさらなる理解のために様々なイベントを予定している。


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