防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   875号 (2014年1月15日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 7面 9面 10面

寄せ書き 新成人の誓い
-
第303高射直接支援中隊(八戸)3陸曹 米田吉希
 自分が生まれてから、長いようで過ぎ去ってみればあっという間であった20年という歳月が経ち、晴れて今年新成人となれたことを嬉しくおもいます。
 成人になったということで、社会的には大人と認められるようになり、今までより自由が増えます。ですが、それとともに責任も増えるということも考えなければならないと思います。自由の裏には必ず責任が伴ってくるということを認識し、今まで以上に自分の言動に責任を持つということを念頭において生活していきたいと思います。
 まだ部隊に来て1年少々しか経っておらず、未熟な部分が多々ありますが、成人になったということを機に気持ちを入れ直し、責任感を持ちつつも若さを生かして、ひたむきに頑張って行こうと思います。
-
第303高射直接支援中隊(八戸) 陸士長 永井明日香
 「成人」とは、辞書で調べたところ心身が発達して1人前になった人、子供が成長して大人になることと書かれていました。
 20歳になり、社会人になって2年が経ち、自分でも大人に近づいてきたかなと思うようになりました。
 しかし20歳になったからといって急に心身が発達して1人前にはなれません。これからいろんなことを経験し、困難なことがあってもそれを乗り越えて、もっと成長していきたいです。また、支えてくれる家族や友達、そして同期に感謝してこれからも頑張っていきたいです。
-
第303高射直接支援中隊(八戸) 陸士長 佐々木貴史
 ついに私は成人式を迎え、社会人としての更なる1歩を踏み出します。しかしこのことは手放しに喜んで良い事ではありません。社会で成年として認められるということは、これから先多くの責任を負っていかなければならないと言う事です。
 20歳になることで、飲酒を始めとして様々な事が法的に許可されます。これは、単純に「やっても捕まらない」事を意味するのではなく、もしその行動が原因で過ちを犯した場合、その責任を自分自身が全て負わなくてはならないと言う事も意味しています。これから成人する私たちは忘れがちなことですが、これは大変大事なことです。
 昨今のニュース等では、成人を迎えた直後に羽目を外す人々をよく見ます。これこそ成人で許可された権利ばかりに目がいって、それと共に課された責任を考えない典型的な例でしょう。私はそのような思考に陥ることなくしっかりと自分が果すべきことを考えられる成人になりたいと思います。
-
第17普通科連隊(山口) 陸士長 田中勇輝
 私は、今年の3月で成人となります。成人したからといって自分の中で急に何かが変わったりするという事は無いと思います。しかし、自分を取り囲む社会のルールや、自分に対する世間の見方という物は大きく変わってきます。それだけに「責任を持つ」ということが大事になってきます。
 今まで責任感というものを何となく考えて生きてきました。しかしこれからは、「責任感を持つ」という事がどのようなことなのか、しっかりと考えて生きていき、自分を成長させていきたいと思います。
 個人的な目標としては、親孝行をしていきたいです。今まで好きなことをさせてくれ、また、応援してくれた両親へ何か少しでも育てていただいた恩返しをしていき、「立派な人間」そして「立派な自衛官」になれるよう努力していきたいと思います。
-
第43普通科連隊(小郡) 陸士長 栗山愛美
 私は、衛生小隊に所属して、2年目になります。
 衛生救護員として、特に大切な事は、優しさと心遣いです。これは大人の女性に必要な二要素と考えます。これからも、この要素を磨くと共に、私の笑顔と優しさで一人でも多くの隊員を癒やせる様に、また、目標に近づける様、努力していきます。
 目指せ!「戦場のナイチンゲール!」
-
第376施設中隊(都城) 陸士長 石橋智美
 私は、今年1月に20回目の誕生日を迎えます。今日までやってこられたのも家族の理解、同期の支え、先輩方のご指導があったからだと思います。成人するにあたり、仕事面では一つ一つの任務に対して、強い責任感と誇りを持ち質の高い職務遂行を目指し日々努力していきます。生活面では、酒は飲んでものまれることがないよう一社会人としての常識を持ち、周りへの気配り、感謝の気持ちを忘れず行動していきます。

年男 年女 新年の抱負
-
宮崎地方協力本部 准陸尉 野別光弘
 昭和60年3月に自衛隊に入隊し28年目を迎え、これまでは通信職種として各方面隊を異動しつつ勤務しておりました。
 25年3月に宮崎地本に転属し、初めて従事する職務内容で、昨年は何もわからない状態で過ごしてしまった気がします。また、転属により、家族の生活環境が変化してしまい、特に娘の幼稚園が変わって苦労させたように思います。今年は、娘が小学校に入学するので、楽しい学校生活を過ごせるように元気で明るい家族を創っていきたいです。
 また、地本勤務2年目となり、もっと積極性を持って、募集広報に努めようと思います。
 志願者の立場になり、募集要項や身体検査実施要項等を本人・両親に対し親身に説明し入隊につなげていきたいです。
 最後に年男の抱負として「元気で日々前進あるのみ!」をモットーに、勤務したいと思います。本部長をはじめ、各協力団体の皆様のご指導・ご支援のもと、職務に専念したいと思っていますので、今後もご協力お願いいたします。
-
宮崎地方協力本部 1海曹 黒田治生
 自衛隊生活29年、宮崎地本勤務3年目となり、今年は4度目の年男を迎えました。自衛隊生活の中で一番印象に残っていることは、2001年にアメリカに派米訓練に行っていたことです。初めての海外という事で英語も得意ではなく、相手の言っている事はなんとなく分かるのですが、自分が言いたい事が伝えられないというもどかしさが忘れられません。また、同時多発テロの一か月前まで訓練していたという事も印象に残っています。
 23年4月に宮崎地本に転属しましたが、陸・海・空の共通機関で、しかも、今まで海上自衛隊の中だけの勤務でしたので戸惑いを感じながら、日々勤務していました。しかし、地域事務所の広報員や父兄会・協力会等の役員の方々のご指導・ご協力で、人とのつながりができ募集活動に幅が出来ました。
 しかし昨年は、自分の掲げた目標に達成しなかったので、今年は「質の良い人材を確保」し、「募集人員を増やせるよう」自分の納得できるような募集活動で頑張りたいと思います。
-
宮崎地方協力本部 1陸曹 福重一文
 自衛隊勤務29年、地本勤務3年、時の流れの早さを感じます。私は広報渉外室で主に部隊見学等の調整を行っています。年間を通じ様々なイベントがありますが、一番印象に残っているのは、着ぐるみ(みらいちゃん)を着ての広報活動です。女の子の動作が難しく女性の仕草を習得するため、居酒屋などの飲食店で勉強し、女の子らしい動作が出来るようになりました。
 48歳ともなれば、健康管理にも気を使わなければなりません。昨年は、出張先で体調不良となり、車両の運転が出来ず交代要員を呼んだ事もありました。今まで気にしなかった体調管理もこれからは気をつけないといけない年齢なんだと実感しました。本部長要望事項の「明るく楽しく」「健康管理」を肝に銘じ、今年は、体調万全に常に笑顔で前向きに全て「馬く」いくよう勤務したいと思います。各協力団体の皆様をはじめ部隊・出張所等、ご迷惑をかけることがあると思いますが一生懸命職務に専念したいと思っています。今後もご協力をお願いいたします。
-
第49普通科連隊(豊川) 即応予備3陸曹 下浦丈龍生
 世間が抱く自衛隊のイメージは様々だが、在職中の会社の同僚は比較的好意を持っている。中には「頑張って」、「凄いね」と言ってくださる方もおり、非常にありがたく思う。しかし一方で、その言葉に自分は値するのかと疑問を持つ。先の大震災後、自衛隊はより注目され、自分も改めて考えさせられた。憲法での自衛隊、即応予備自衛官の存在意義などだ。勿論これらの答えは容易には出せないが、ただ思う。民間の方は、即応予備自衛官を自衛隊の代表の一人と認識する事もあるのではないか。想像し難い自衛隊への理解を身近な我々を通し良くも悪くも深めるのではないか。ならば我々は例え能力が低くとも自衛官の一人だと自覚する事がより必要ではないか。
 今年は時の周期の境でもある午年。偶然にも自分も転機を感じている人生残り半分、自衛官、社会人として天馬のように駆け抜け国の力となりたいものである。

雪月花

 12月23日、天皇誕生日の一般参賀で皇居に行った。8時過ぎにはもう東京駅から皇居前広場まで人の波、沿道では日の丸を配る人がいる、東京近郊部隊の自衛官のグループも制服を着て手伝っていた。荷物検査、ボディチェックも念入りで行列は伸びる。二重橋がやっと開放されて順序よく渡って行く。二重橋の奥の橋に立ち手前の橋方向から皇居前広場を振り返ると大変な群衆である。翌日の新聞には2万9千人となっていたがとてもそんな数ではあるまい。皇室への国民の崇敬の念をあらためて感じる。10時20分、宮殿・長和殿のベランダに天皇ご一家が御立ちになられた。2時間近く寒風のなか立ちっぱなしで待っていた高齢者も小さな子どもも一斉に日の丸の小旗を打ち振る、天皇陛下万歳を叫ぶ人もいる。もちろん動員をかけられて集まったわけではなく自然発生的に集まった人ばかりである。満員電車の中のように隙間もないがそれでも感極まって目を赤くしている人は静岡から来たそうだ、高校生の兄弟も一生懸命旗を振っておめでとうございますと叫んでいる、若者は背が高いから声も良く透る。陛下のお言葉が始まると旗を振るのも止め誰も声を発しない。お姿に接したのは5分位だったが参賀の皆さんは大満足だったのではないだろうか。昨年末にはインドにもご訪問され体力を消耗されたのではないかと余計な心配をしたが、天皇皇后両陛下のお顔の色はいたって良好、お元気そものだった。


Home
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc