防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   874号 (2014年1月1日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 9面 10面 12面

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
自衛隊時代の職務経験は必ずや再就職の糧となる
野村証券(株)函館支店 高橋春彦
 私は、平成25年3月に自衛隊を定年退職し、野村證券株式会社函館支店に再就職しました。再就職についてあまり真剣に考えていませんでしたが、それでも退職1年前には防火管理者、フォークリフト等5つの資格を取得することができ再就職準備に自己満足しておりました。
 しかし、企業を提示されるまでは、私に勤まる会社はあるだろうか、希望する業種に就けるだろうか等の不安要素があったのも事実です。幸い、援護センターのご尽力により現在の会社に就職することができ深く感謝申し上げる次第です。
 会社での職務は、「役員運転手兼庶務」で、入社早々は、勤務環境等の相違から大変戸惑いました。けれども、現在は、上司の暖かいご指導のもと職務を全うできるように頑張っている状況です。
 入社して3ヶ月が過ぎ、強く感じる事は「お客様相手の商売ですのでミスは絶対に許されない」ということです。挨拶、言葉遣いはもとより指示された事項をうっかり忘れてしまうような失態はもっての他です。
 このようななか、自衛官時代に身についた「業務予定表に基づく業務」と「メモの習慣化」は、退職後の現職務に大いに役立っています。おかげで笑いありの和やかな雰囲気で楽しく勤務させて頂いております。
 最後に、再就職を迎えられる皆様には厳しい雇用環境ではありますが、自衛隊在職時の職務経験は必ずや再就職の糧となるものと確信しています。健康管理に留意し、再就職に向けた資格取得等による不安除去等により、自分自身に合致した再就職は必ずできると思います。再就職に向けて、頑張ってください。

寄せ書き
-
最良の環境を 第38普通科連隊(八戸) 1陸曹 佐藤克二
 平成25年3月定期異動で青森5普連から八戸38普連3中隊へ転入し、前部隊において経験はあるものの、八戸駐屯地では、初めての予備自衛官支援で不安もありました。
 8月30日〜9月3日の間、第2次予備自衛官招集訓練が実施され、私は補給担任(助手)となり、主に被服関係の事前準備として補給センターより招集訓練者(149名)の被服・装具等の掌握・搬出と訓練受入施設への搬入、着隊時予備自衛官への個人被服・装具等の貸出をしました。又、離隊時には、個人被服・装具等整備・点検・返納を実施させ、異常なく補給センターへ格納することが出来、最初は、不安でしたが今後の招集訓練への自信に変わりました。
 予備自衛官も会社を休んで招集訓練に出頭している事を考えると、良い訓練環境を築き与える事がいかに大事なのか思い知らされると共に、各科目訓練に参加できませんでしたが、良い経験になりました。今後も経験を積み重ね教訓を得て、最良の訓練環境と任務への万全に努めたいと思います。
-
英語の大切さ 第37普通科連隊(信太山) 3陸曹 松本 健
 今回、自分は米海兵隊との実動訓練に火力調整所の一員として参加しました。
 海兵隊との訓練の中で自分が一番に思ったことは英語の重要性です。火力調整所には海兵隊の隊員が様々な調整に来ていましたが、英語が苦手な自分には何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。通訳の隊員が常時近くには居るのですが、自分でも必要最低限の英会話能力と、自分の職務に関係する軍事英語及び略語等は勉強していたほうが良いと実感しました。
 訓練以外では、歓迎会や課業後のフレンドシップホールで米海兵隊の隊員と共にお酒を飲み、同じ時間を共有することで、お互いの理解を深めることが出来たと思います。
 実際に有事において共同作戦を実施するためには日頃の信頼関係が大切であり、その信頼関係を築くことが出来た訓練と感じました。
-
年男・年女の抱負
滝ヶ原
-
教育支援飛行隊 2陸曹 吉田敏英
 気がつけば、今年で三回目の年男、三十六歳を迎えることになりました。
 十八歳で自衛隊に入隊して、これまでやってこられたのは、家族、周囲の方々の支えがあったからこそだと感謝しています。
 年を重ね、立場、責任が重くなってきましたが、今までやってきた自分に、恥じることなく、社会人、自衛官として、さらに成長できるきっかけとなる年にしたいと思います。
-
教育支援施設隊 2陸曹 林 義之
 「年男→イイ男→俺の事!やってきました年男!!」、自衛隊勤務も無事、折り返しを迎える事が出来ました。ここまで来る事が出来たのも、先輩、後輩、同僚、家族の温かい支援があったからこそだと本当に感謝しています。
 「日々努力」、「日々感謝」の気持ちを忘れずに今年も頑張りたいと思います。
-
普通科教導連隊 陸士長 渡井カオリ-
「限界は、自分が思った瞬間に訪れるものでしかない」私が尊敬する上官に言われた心に残る言葉です。
 今年、私は年女を迎えると同時に、念願であった陸曹教育隊に入校します。自衛隊人生における大きな節目であり、勝負の一年です。守られる立場から守る立場になるという責任の重大さを身に染みて感じる今、私がやるべき事は、自分を信じ限界を作らず、中隊初の女性分隊長になるという夢を叶える為、日々挑戦していきます。
 年女で迎えるこの一年を大いに楽しみ、精進していきたいです。

NEXT →
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc