防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   874号 (2014年1月1日発行)
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山形国体
成功に尽力誓う
第20普通科連隊が山形国体の覚書を交換
 12月10日、陸自第20普通科連隊(連隊長・西村和己1陸佐=神町)は連隊長室において、第69回国民体育大会冬季大会「やまがた樹氷国体」協力に関する覚書の交換式を行った。
 本交換式には、連隊から連隊長及び副連隊長(村山 勝明2佐)並びに国体準備幹部(第3中隊・工藤智久3尉)が、また、山形県実行委員会から秋葉秀出男事務局長、山形市実行委員会から同会会長の市川照男山形市長、上山市実行委員会から同会会長の横戸長兵衛上山市長がそれぞれ出席して行われた。
 覚書では、連隊が平成26年2月14日から25日の12日間、151人の隊員が、アルペン、ジャンプ、クロスカントリー等の各種競技の大会運営に協力することが確認された。
 覚書交換式の懇談のなかで、実行委員会側からは、「山形県開催の冬季国体成功のため、長年に亘り冬季の各種大会に協力して頂いている自衛隊の皆様の力をお借りできることを心強く思います」と、自衛隊に対する期待が語られ、連隊長は「これまで長年培ってきた冬季競技協力のノウハウを最大限に発揮して、大会成功に尽力します」と、冬季国体協力に対する思いを語った。
 この模様は、テレビニュース及び新聞で広く県内に報道され、冬季国体開催に向けた県民の気運を盛り上げるとともに、連隊が大会運営に大きく協力することが周知された。

隊員家族との連携強化図る
仙台駐屯地年末行事
 仙台駐屯地(司令・赤松雅文陸将補)は12月14日、隊員食堂において駐屯地年末行事を実施した。
 午前・昼・午後の3部構成で実施し、午前の部は「家族のための年末行事」として、東北方面音楽隊による「ファミリーコンサート」及び曹友会による「子供イベント」が行われた。
 コンサートは今年流行した「あまちゃんのオープニングテーマ」で始まり、楽しいリズムに隊員と家族が体を弾ませ笑顔で手をたたいていた。
 子供イベントでは、抽選会が行われ、入場時にもらった抽選券を食い入るように見つめ当たるようにと祈る子供たちの姿があった。当選した子供達には、一足早くサンタクロースからプレゼントが贈られた。1等(5本)には東北楽天ゴールデンイーグルス銀次選手の直筆サイン入りボールが贈られ、当選番号が発表される度に会場からは歓声が沸きあがった。
 昼の部は、部隊毎の計画で「家族の日」が設定され、ゲームをしたり餅つきをしてお雑煮を食べる等、和やかな雰囲気の中、隊員家族との親睦を深めた。
 午後の部では、「隊員のための年忘れ行事」が行われ、ダンスをしながら登場した司会の二人が会場を大いに盛り上げた。アトラクションでは、情報処理隊長が率いるジャズバンドによる演奏、東北方面後方支援隊長率いる駐屯地軽音楽部による演奏、東北方面特科隊第130特科大隊長ご夫人による歌唱(独唱)が披露され、会場中が聞き入った。
 最後に行われたお楽しみ抽選会では、当選者が決定する度に会場は大いに盛り上がり、駐屯地隊員相互の融和団結を深めるとともに、部隊等と隊員家族との連携強化を図ることのできた行事となった。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
Merry christmas & happy new year
メリー クリスマス アンド ハッピー ニュー イヤー
 皆さん、明けましておめでとうございます。本年もご愛読の程、よろしくお願い申しあげます。皆さんにとって、この一年が健康に恵まれ、充実した年になりますように祈念申し上げます。
 皆さんが、このコーナーをお読みになっているころは、筆者は、アメリカのカルフォルニア州立大学バークレー校大学院へ短期留学しております。米国の高等教育について、バークレーの教授と熱い議論をしていると思います。東京大学大学院の海外研修のプログラムです。サンフランシスコを内陸に向かうとネバダ州になります。ネバダには、10年前に沖縄の海兵隊司令部で一緒に勤務した最先任上級曹長在住で、2日間旧交を温めてきます。お正月から、充実した生活です。
 今回の表現は、"Merry christmas & happy new yearです。クリスマスリースやクリスマスツリーは、だいたいクリスマスの4週間前から飾り始め、2月2日の聖母のお清めの日にしまうのだそうです。お正月に海外旅行をして、離陸をするときにクリスマスイルミネーションが輝いていて不思議に思ったものです。文化を理解すると楽しみも増してきますね。
 本年も当コーナーを楽しんでいただけるよう精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。ますます寒くなります。ストレスのない陽気で楽しい生活をお楽しみください。See ya!
〈スワタケル〉

防衛ホーム 俳句教室
耳近くアメリカよりの初電話  江田雅子
恙なくとは言ひ切れぬ年の暮  勝又哲子
宝前を猪の足跡横切れる  久保英美
代筆とあり友よりの初便り  棚橋弘子
おでん鍋作り置きして入院す  都築由佳
お年始に子の引き連れし孫曾孫  山内瑞江
吹雪分け一両電車迫り来る  渡辺成典
三日はや禅道場に濯ぎ物  佐賀あかり
一族の墓の日向の福寿草  藤岡孝子
父母に無き歳月を生き薺粥  米田ふさゑ
飽きもせず絵手紙を描き冬籠  加川師亨
初雪を当直室の窓に見る  村上智樹
停年のなき農婦とし初仕事  門田美佐子
本堂の裏に残りし雪の嵩  尾野千惠子
元旦やまづはいつもの茶を淹るる  森 佳世
初詣寺苑に並ぶベビーカー  水野 正
   選 者 吟
初晴の畦に影曳き猫車  成川雅夫

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