防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年12月15日号
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地域から防衛基盤を強化
地本便り
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第3音楽隊 演奏会で広報
滋賀
高島地域事務所が写真パネル展示等
 滋賀地本(本部長・坂部誠防衛事務官)は、10月26日、高島市市民会館において市が主催する「陸上自衛隊第3音楽隊演奏会」を支援した。本演奏会は、高島市長からの「自衛隊と市民との交流を、音楽演奏を通じて深めたい」との強い要請により第3音楽隊(隊長・佐藤文俊1陸尉)が行っているもので、今年で6回目となる。
 当日は台風で強風による影響を心配したが、演奏会を楽しみにしている市民が開場前から入場口に並び、約900名が入場した。
 演奏会は2部構成で、全10曲の演奏が行われ、第1部では中部方面音楽隊が作曲した『信号ラッパの為の協奏曲』やソロ、ラッパ吹奏を、第2部では、ソロの隊員の歌を披露し、拍手喝采を受けた。また、アンコールに応えて恒例の名曲『琵琶湖周航の歌』が演奏され、多くの市民が口ずさみ会場が一体となっていた。
 この間、会場ホール受付では高島地域事務所が自衛隊ブースを開設して、地元の今津駐屯地に所在する部隊の災害派遣活動を納めた写真パネルを展示し、多くの市民が真剣に見入っていた。
 滋賀地本は、「今後とも幅広い広報活動を実施し、県民の皆様に自衛隊の活動をより理解していただけるよう活動していく」としている。
 また、滋賀地本は前日の25日には、第3音楽隊の支援を受け高島市の湖西中学校ブラスバンド部に対するバンドクリニックを行い、生徒たちの演奏技術向上などに貢献した。
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歌姫、母校を訪問
岡山
 岡山地本(本部長・楠見晋一1陸佐)は11月18日、海自東京音楽隊・三宅由佳莉3海曹の母校訪問(岡山県立岡山城東高校)を支援した。
 三宅3曹は岡山県立岡山城東高校普通科音楽系を卒業後、大学を経て海上自衛隊に入隊。現在は、初のヴォーカリストとして部内外を問わず活動中であり、日本武道館で行われた「2013自衛隊音楽まつり」でもその歌声を披露し大好評を博した。
 当日、三宅3曹は岡山地本を訪れ、現在の活動状況や心境を語るとともに写真撮影を行った。楠見1佐は「多忙な日々だと思うが、三宅3曹にしか出来ないこと。引き続き一人でも多くの人に勇気や感動を与えられるよう頑張ってもらいたい」と激励した。
 岡山城東高校の石井一郎校長を表敬した後、生徒約300名と多くの取材陣が待つ音楽ホールに登場し、大喝采の中で迎えられた。その後、在校生のピアノ伴奏の下「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」や「祈り〜a prayer」など4曲を披露し、最後には後輩と一緒に「校歌」も合唱した。三宅3曹の歌声に生徒からは「きれいな歌声に感動しました」、「岡山城東高校の先輩として誇りに思います」といった声も聞かれ、歌の最中に感動し思わず涙を流す生徒も見られた。
 三宅3曹は、「学校に通っているときは毎日が幸せだった」と振り返り、「私の歌声で一人でも前に進むきっかけになってくれたら幸いです。これからも歌で人に尽くしていきたい」と話した。
 岡山地本では、「今後もこのような行事を積極的に支援し、また学校との連携を更に深め効果的な広報を実施するとともに、受験者及び入隊者数の増加を図っていく」としている。
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呉音と地元中学校・高校が演奏会
ハートフルコンサートinしまね2013
島根
 島根地本(本部長・山口芳正1陸佐)は、11月16日、島根県民会館において、松江地区防衛協会(会長・金津任紀)主催の海上自衛隊呉音楽隊及び地元中学校(開星中・高等学校、松江市立第二中学校)による演奏会「ハートフルコンサートinしまね2013」を支援した。
 演奏会当日は天候にも恵まれ開場前から多くの来場者が列をつくり、会場ロビーでは自衛隊活動・装備品パネル展示コーナーや広報ブースに見入る姿が見られた。演奏会は3部構成で行われ、第1部では出演中学両校が実力校らしい演奏を披露した。第2部は呉音楽隊による「東京オリンピックファンファーレ・マーチ」で華やかに幕を開け、海を様々な音で表現した「海の男達の歌」、目覚まし時計をモチーフとした劇仕立ての「シンコペイテッド・クロック」等、計6曲を披露した。その後主催者からの花束を松江市立第二中学校2年生の片寄綾乃さんが音楽隊長に贈呈し、鳴り止まぬ拍手に応えて行進曲「軍艦」を勇壮に演奏した。
 第3部の合同演奏では、両吹奏楽部顧問、音楽隊長の指揮で、隊員・生徒総勢75名が迫力あるステージを披露し、終了を惜しんだ会場からのアンコールに応え「島根県民歌 薄紫の山脈」を演奏し会場の合唱と共にコンサートを締めくくった。
 会場を後にする来場者からは「本当に最高でした」、「来年も必ず演奏会をしてくださいね」という引き続き演奏会を熱望する声がロビーで見送る隊員たちに寄せられ、共演した学生からは「これからも吹奏楽を続けていく決心がつきました」「音楽隊に入りたいです」等、募集につながる感想を聞くことができた。
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楽しく自衛隊を身近に
音楽隊の学校訪問を支援
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海、空の音楽隊が4カ所の学校を訪問
青森
 青森地本(本部長・池田徳重1海佐)は10月半ば〜11月半ばにかけ海、空の音楽隊が県内各地の小中学校で行ったコンサート、音楽鑑賞教室などを支援した。
 10月15日には、青森地本が十和田市立十和田西小学校で行われた空自の北部航空音楽隊(隊長・松井徹生2空佐)による「音楽鑑賞教室」を支援。10月28日には、青森地本むつ地域事務所(所長・荒井辰人1海尉)が大湊高等学校川内校舎で行われた海自の大湊音楽隊(隊長・野澤健二1海尉)による「大湊音楽隊コンサート」を支援。10月29日には、むつ地域事務所が横浜町立有畑小学校で行われた大湊音楽隊による「音楽鑑賞」を支援。11月14日には、青森地本が弘前市立船沢中学校で行われた北部航空音楽隊による「芸術鑑賞教室」を支援した。生徒・児童、教職員や保護者など鑑賞者は4校計約600人にのぼった。
 各校では人気アニメの楽曲や生徒・児童による指揮者体験、楽器体験、『森のくまさん』など動物の鳴き声を模した楽曲(大湊音楽隊)、『ぞうさんのひるね』を隊員が生徒・児童の目の前で金管楽器のユーフォニウムを演奏する(北部航空音楽隊)など趣向を凝らしたプログラムで好評を博した。
 青森地本は、「今後も演奏会等の行事を積極的に支援し、地域住民の方々に自衛隊の理解を深めて頂けるよう努めていく」としている。
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舞音の演奏会を支援大淀中学校で
奈良
 奈良地本五條地域事務所(所長・川村普樹1陸尉)は10月21日に大淀町立・大淀中学校で行われた自衛隊音楽演奏会を支援した。同演奏会は海自舞鶴音楽隊(隊長・手塚裕之2海佐)が県内での演奏会を計画していたことを受け、奈良地本が同校に提案し実現した。
 演奏会では生徒や職員約600名を前に、賛美歌やディズニーメドレーなどポピュラーソング7曲が披露された。終盤、東日本大震災の応援ソング「花は咲く」が6名のボーカリストの歌とともに演奏されると、場内全体は静まり返り、その優しいメロディーと美しいハーモニーに全員が聴き入っていた。全7曲が演奏され、続いて同校校歌の演奏が始まると、生徒や職員は自然と歌い始め、演奏会は大盛会の内に終了した。終了後はブラスバンド部員に対し演奏指導が行われ、短時間ではあったが部員たちからは「楽器の音が透き通ったようになりました」などの感想が寄せられ、その高度な演奏技術に触れ、大きな収穫を得ていたようだ。
 五條地域事務所は、「今後も学校における自衛隊演奏会を支援し、成長期の子供たちに豊かな心を育ませる活動などを通じ自衛隊に対する更なる理解の促進及び信頼感の醸成に努めていきたい」としている。
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即自の訓練状況研修
武山で雇用企業主ら見学
埼玉
 埼玉地本(本部長・山本方之1空佐)は11月9日、10日の両日、第31普通科連隊(連隊長:根本博之1陸佐=武山)が実施した即応予備自衛官招集訓練に雇用企業主等5社8名を招へいした。
 この研修は、即応予備自衛官を雇用する企業や今後雇用する予定のある企業主等に対し、東富士演習場で実施される即応予備自衛官の訓練状況を研修してもらい、即応予備自衛官制度の普及と訓練出頭への更なる理解を得ることを目的に計画したものである。雇用企業主等は、普段社内では見ることのできない即応予備自衛官として訓練に臨む隊員の意気込みを目の当たりにし、初めて見る自衛隊訓練を熱心に研修していた。研修を終了した、雇用企業主等からは訓練担任部隊及び出頭した即応予備自衛官に対し「皆さんに対する期待は、常備の自衛官に対するものと変わりません。引き続き、出頭への協力は最大限しますので安心して訓練に励んで下さい」等の言葉が寄せられた。
 埼玉地本は、「今後も即応予備自衛官雇用企業主等による訓練研修等、様々な工夫を実施し制度の普及拡大に努める」としている。

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