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自衛隊ニュース   2013年8月15日号
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防衛学の充実・発展に寄与
第18回国際防衛学セミナーを開催
防衛大学校

 防衛大学校は7月1〜5日まで、第18回国際防衛学セミナーを開催した。同セミナーは「防衛大学校における防衛学について、各国の士官学校等の代表者との発表・討議を通じて、防衛学の充実・発展を図るとともに、各国と我が国との安全保障に係わる相互理解を促進し、相互啓発に寄与する」ことを目的として、1996年から毎年実施している。
 今回は、『拡大・多様化する軍の任務・役割に適合するために強化すべき軍の能力・機能と士官学校教育』をテーマとし、17ヵ国17名の参加を得た。まず、ジェームズ・デュービック氏(米陸軍退役中将)の基調講演「明日のリーダー育成(Developing Tomorrow's Leaders Today)」を行い、その後、3コセッションに区分して発表・討議を実施した。
 (1)『軍特有の(他の組織・機関にない)能力・機能』、(2)『拡大・多様化する任務を遂行するための必要性が高い軍事技術』、(3)『士官候補生の教育・訓練』について、各テーマ毎に現情勢を踏まえ、参加国の国情に応じた発表が実施されるととともに、活発な意見交換がなされ、今後の防衛学の充実・発展に寄与することができた。 また、校内外研修を通じ、「茶会」をはじめとする日本の伝統的な文化の一端を紹介するとともに、体験を通じて、国外参加者に日本文化への親しみと深い印象を与え、相互理解の促進及び信頼醸成の深化を図ることができた。


地域との絆を一層強く
地本便り
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日頃と違う姿に感動
即応予備自家族等研修
神奈川

 神奈川地本(本部長・杉山義和1海佐)は、埼玉・千葉地本と合同で6月16日に第31普通科連隊第3中隊が朝霞駐屯地で実施した即応予備自衛官訓練の即応予備自衛官家族等研修を支援した。
 この研修は、平成14年度以来即応予備自衛官を続けてきた1期生が上限退職を迎えるに伴い、即応予備自衛官の要望と第3中隊の協力を得て実現した。家族等の訓練研修は初の試みだったが、この日は父の日でもあり、「お母さん、パパがいる!」と、日頃家庭で見る姿と違う訓練中の姿を見て感動している子供達もいて、即応予備自衛官の父親には最高のプレゼントとなった。その後、即応予備自衛官と家族等が会食し、「制度創設以来、上限退職に至るまで支えてくれた家族、会社の上司・同僚等に感謝したい」と胸の内をそれぞれ述べ、また、第3中隊長から永年の功績に隊員及び家族等に謝辞が述べられた。
 神奈川地本は、「今回の試みは大成功だった。雇用企業主等の研修はもちろん、今後は家族支援もさらに充実していく」としている。

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"沖縄聯隊區"碑を清掃
旧軍の沖縄地本に相当する組織

 沖縄地本(本部長・本松敬史陸将補)は6月21日、沖縄本島南部にある「沖縄聯隊區司令部戦没職員慰霊碑」の清掃活動を行った。聯隊區司令部は大日本帝国陸軍の徴兵・召集・在郷軍人の指導等を担任した機関であり、全国に置かれていた。これは現在の自衛隊地方協力本部に相当する。
 慰霊碑は沖縄聯隊區司令部戦没職員の関係者などによって平成12年8月に那覇市繁多川から現在の糸満市真壁に新築・移転され、毎年6月23日の「慰霊の日」に遺族、関係者などによる追悼、参拝が行われている。
 沖縄地本は慰霊碑建立後、毎年「慰霊の日」を前にボランティアとして清掃活動を実施し、当日の遺族、関係者等の参拝の支援を行っている。
 今年も本部長以下13名の部員が真夏日の強い日差しの下、1年の間に慰霊碑に付いた苔と汚れを落とすとともに、周辺の清掃に汗を流した。また「慰霊の日」には、参拝に訪れた遺族、関係者から沖縄地本の支援に対して感謝の言葉がかけられた。
 沖縄地本は「これからも地域との架け橋として各種支援活動を実施していく」としている。

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支援惜しまず!! 伊丹ハローワーク
兵庫地本

 兵庫地本(本部長・服部正1陸佐)の地域援護センター伊丹分室はこのほど、予備自衛官等制度普及強調期間に伴い、伊丹ハローワークに対して予備自衛官等ポスターの掲示を依頼し、快く引き受けてもらった。
 伊丹ハローワークから兵庫地本は、求人情報の取得、陸士就職補導教育の教育支援など、日頃から退職自衛官の就職援護に対し多大な協力を受けている。
 同ハローワーク職員からは「自衛隊の町・伊丹での業務支援は惜しまない」と大変心強いコメントも寄せられた。
 兵庫地本は「今後も退職自衛官雇用協力獲得のため、良好な関係を続けていきたい」としている。


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