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自衛隊ニュース   2013年8月1日号
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「自衛隊の支援なくして成功はあり得ない」 猪瀬知事
東京五輪に向け国体協力で1師団が都と調印式

 7月19日、都庁第1本庁舎7階ホールで、第1師団長・反怖謙一陸将、第1普通科連隊長・菅股弘信1陸佐、第1施設大隊長・森山雄晴2陸佐、猪瀬直樹東京都知事、関係自治体の長らが出席して「第68回国民体育大会における自衛隊協力に係る協定書調印式及び覚書交換式」が行われた。
 2020東京オリンピックに向けてのプレ大会という位置づけで、「第13回全国障害者スポーツ大会」とともにスポーツ祭東京2013として今秋行われる東京国体では、第1師団隷下の第1通科連隊が9月29〜10月1日に練馬区で行われる銃剣道に54名、第1施設大隊が9月11〜15日に江戸川区で行われるボートに45名、9月29日に奥多摩町等で行われる自転車(ロードレース)に42名で支援に携わる。支援開始日は銃剣道が9月27日から、ボートが9日8日から、自転車が9月28日から。総支援人員は延べ698名で、競技運営、通信施設の構築・運用、救助・救護等を行う。
 式典では、猪瀬知事と反怖1師団長の間で支援に対する協定が締結され、志村豊志郎練馬区長と菅股1普連隊長、多田正見江戸川区長及び河村文夫奥多摩町長と森山1施大隊長の間でそれぞれ具体的支援内容の覚書について交換が行われた。
 調印後、猪瀬知事は「迅速な救護体制の確保や(支援に)専門的な知識や経験、技能が必要となるため自衛隊の皆様方の支援なくして成功はあり得ない」などと自衛隊へ大きな期待の言葉を寄せ、これに対し反怖師団長は「都民の皆様をはじめ国民の皆様のご期待に添うべく、我々師団を挙げて全力で取り組む」と意気込みを語った。


人材育成で相互協力さらに推進
国際平和協力センター長がAAPTC年次会合に参加
統幕校

 統合幕僚学校国際平和協力センター長の小橋史行1陸佐は7月1日から5日までの間、モンゴルで行われたAAPTC(アジア太平洋平和活動訓練センター協会)の年次会合に参加した。
 AAPTCはアジア・太平洋地域における平和維持活動・平和構築活動の教育訓練・研究機関で構成され、加盟国はバングラデシュ、カンボジア、インドネシア、マレーシア、モンゴル、ネパール、フィリピン、タイ、オーストラリア、インド、日本、韓国、ニュージーランド、スリランカの14ヵ国にのぼる。
 今回はシンガポールとベトナムの2ヵ国がオブザーバーとして参加し、中国とカナダの2ヵ国の加盟が全会一致で可決された。
 全体会議では域内における教育訓練と人材育成をテーマに、相互協力と能力補完の在り方について活発な意見交換が行われた。


地元人気番組でPR
高知地本の募集課長と広報官ら

 高知地本(本部長・佐藤文章1陸佐)の募集課長の岡亮2陸佐ほか3名の広報官は7月13日、テレビ高知の土曜日の朝の人気番組「じゃらんじゃらんモーニング」のイベント紹介コーナーに出演した。
 今回の出演は7月27、28日に高知新港に入港する海自の最新鋭護衛艦「あきづき」の一般公開のPRが目的。タイミング良く、人気女子アナウンサーによる高知駐屯地の新隊員教育隊への突入レポートも同番組の中で紹介され、賑やかなひとときとなった。放映後、高知地本には問い合わせが相次ぎ、うわさではファンレターも寄せられたとか。
 なお、高知地本は8月3、4日の須崎港への多用途支援艦「げんかい」、9月27〜30日の高知新港への砕氷艦「しらせ」の寄港を支援する予定。


南スーダン派遣施設隊の帰国祝う
「心から誇りに思う」秋田駐司令

 秋田駐屯地(司令・橋爪良友1陸佐)は6月22日、佐藤正久防衛大臣政務官の立会いのもと、南スーダン派遣施設隊第3次要員の帰国行事を行った。
 3次派遣隊副隊長・葛西成彦3陸佐以下59名の隊員は、昨年12月に現地入りし、国際連合南スーダン共和国ミッションに参加して、国づくりに貢献し4次隊への申し送りを完了し帰国した。
 葛西3陸佐の任務完了報告の後、橋爪司令は「猛暑の中、連日の緊張感ある任務と、我が国と全く異なる環境下でのストレス、家族などへの心配事などを乗り越え、良く頑張った。諸官が身をもって世界の平和・日本の平和に貢献してきたことを私は心から誇りに思う」と訓示し、派遣隊員の労をねぎらった。
 佐藤政務官は祝辞の中で「南スーダンの国民は、皆様の活動が希望と勇気を与えてくれたことを一生忘れないと思います」と述べた。
 引き続き行われた慰労会食では、派遣隊員家族も参加。葛西3陸佐によるスライドを使用した現地活動の紹介や派遣隊員の所見発表が行われ、和やかな雰囲気の中、幕を閉じた。


ブルーの隊員がサイン会とトークショー
海フェスタin秋田

 秋田県男鹿市を中心に7月13日から28日まで、「秋田 海フェスタ おが〜海の祭典2013in秋田〜」が開催された。今回の"海フェスタ"は東日本大震災後、初めて東北で行われることから、その開会式において宮城県を拠点として活動しているブルーインパルスの展示飛行により「東北地方に力を与えられるように」と航空自衛隊が協力。
 初日の13日にブルーインパルスが展示飛行する予定だったが天候不良で飛行はできなかった。しかし飛行隊長の田中公司1空佐はじめ3名のブルーの隊員が来場しトークショーとサイン会が行われ、来場者は大満足の様子だった。


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