防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年6月15日号
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地域とともに、地域のために
防衛基盤のより一層の強化に尽力
地本便り

晴海埠頭で子供たちに囲まれる
トウチくんが警視庁や消防庁のキャラと共演
東京地本

 東京地本(本部長・湯浅悟郎陸将補)は5月25、26の両日、東京港晴海埠頭で開催された「東京みなと祭」に参加した。
 広報活動実施場所の防災体感フィールドでは東京地本のほか、警察や消防なども参加。両日ともに天候に恵まれ約9000人が来場した。
 東京地本は車両と災害派遣使用器材などの展示コーナーと広報ブースを開き、自衛隊をPR。第1普通科連隊の支援を受け軽装甲機動車や高機動車を展示、車両を背に記念撮影しようと多くの家族連れが列を作った。震災で使用された人命救助セットの展示では、隊員の説明を受けながら実際に体験する来場者も多数おり、自衛隊の活動に関心を寄せている様子だった。
 広報ブースでは制服などの試着やDVDの放映を行った。試着は大人から子供まで試着できるよう防弾チョッキ、制服、ミニ制服を準備。子供だけでなく、家族みんなで記念撮影を行う姿も見られた。
 東京地本としては初の試みである、海自で使用する組みひも作成・体験コーナーも開設。両日とも瞬く間に定員いっぱいとなるほどの大盛況となった。体験中は作成に苦戦する来場者が多く見られたものの、完成後は満足そうに笑顔で会場を後にしていた。
 晴海客船ターミナルでは各団体のマスコットキャラを紹介するイベントの開催された。東京都の「ゆりーと」や警視庁の「ピーポくん」、東京消防庁の「キュータくん」などのキャラクターと東京地本の「トウチくん」を合わせて7体がステージに上がると、来場者は一斉に撮影を開始。特に同じゆりかもめをモチーフにした「ゆりーと」との共演は会場を沸かせ、愛くるしい姿で自衛隊をPR。「トウチくん」は昨年このイベントでデビューしたが、今年もたちまち子供たちに囲まれ、イベントの盛り上げに一役買った。
 来場者からは「震災等で活躍した車両を間近で見ることができ良かった」「自衛隊にもキャラがいるとは知らず、今回身近に感じる機会となった」などの声が聞かれた。


自衛隊は今が旬!
大手書店がコーナー設置
西宮所長の提案でグレードアップする

 兵庫地本(本部長・服部正1陸佐)の西宮地域事務所(所長・椎葉誠司1陸尉)は、事務所近傍にあるショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」4階の直営書店ブックファーストに「自衛隊をもっと知るキャンペーン」のコーナーが開設されたのを機に、駐屯地の記念行事や事務所の紹介ポスターを掲示してもらっている。
 当初はレアな自衛隊情報誌のみのコーナーだったが、椎葉事務所長の提案で自衛隊が全面協力しているテレビドラマ「空飛ぶ広報室」や映画「図書館戦争」などの原作本も並べて幅広い層に対応するようグレードアップした。
 店長の柴田さんによると「最近メディアで自衛隊が取り上げられる機会が増えて、関連図書が売れ行きを伸ばしており、約1ヵ月間のキャンペーンを実施することになった」というが、柴田さん自身も「関東出身で米軍基地が実家の近くにあって自衛隊に対しても親近感を持っている」とのこと。
 西宮地域事務所は「今後、ショッピングモール全体での"自衛隊をもっと知るキャンペーン"の実施にこぎつけるようアプローチしていきたい」としている。


陸海空自と共同で情報発信番組
FM放送で「くくる君のゆんたくアワー」を担任
沖縄地本

 沖縄に所在する陸海空自と沖縄地本(本部長・本松敬史陸将補)が共同して今年5月からコミュニティFMの電波に乗せ、初の「自衛隊情報発信番組」を開始した。
 番組名は「SDFアワー」で県内の自衛隊への理解促進が主な目的。各自衛隊が25分の枠を受け持ち、2個部隊ずつの組み合わせで番組を構成する。
 沖縄地本は「くくる君のゆんたくアワー」というコーナー名で番組を担任。共同機関としての地本の特徴を最大限活かした番組作りを進めており、独自のコーナーに加えて自衛官募集採用業務の案内、自衛隊主催の各種イベントなども積極的に告知している。
 沖縄地本のコーナー名となる"くくる君"は沖縄地本のキャラクターで"ゆんたく"は沖縄の方言で"おしゃべり"という意味。
 番組は地本の広報官たちが3軍種の特徴を最大限に発揮して、おもしろおかしく番組を盛り上げているほか「自衛隊と沖縄県民との架け橋」という地本の任務から地元の協力者なども積極的に招いている。
 「SDFアワー」はFM21、FMレキオ、ちゅらハートFM本部の3局ネットで毎週水曜日16時から17時の間に50分間の番組を放送。コミュニティFM放送局3局をネットすることで沖縄本島北部から南部までほとんどの地域をカバーしている。


岐阜基地で3地本合同の体験搭乗
三重、滋賀と合わせ120人を招待
岐阜地本

 岐阜地本(本部長・伊東修1空佐)は4月20日、空自岐阜基地においてYS—11Mによる体験搭乗を行った。
 この体験搭乗は第61航空隊の支援を受け岐阜・三重・滋賀地本合同で行い、120人が搭乗した。岐阜地本による搭乗者は募集対象者および募集協力者の40人が参加した。
 受付が終わると、海自航空管制隊の兼近健太郎1海尉による「海上自衛隊での航空管制業務の紹介」があり、支援部隊である第61航空隊の高橋睦身3空佐から体験搭乗に際しての注意事項、YS—11M紹介、フライトコースの説明に併せ海自の概要の説明があり、参加者に海自への理解を深めてもらった。
 あいにくの曇り空だったが、この日を待ちわびていた参加者らは、初の国産旅客機であるYS機に搭乗できることを喜んでいた。またフライトは岐阜城を眼下に関ヶ原を周遊し、岐阜県ならではの遊覧飛行を堪能していた。
 岐阜地本は「このような機会に自衛隊への理解を深めてもらうとともに、自衛隊への親近感の構築を図っていきたい」としている。


マイとマモル頑張る
高田地域事務所が創立記念行事で広報

 新潟地本(本部長・宍戸 勇1陸佐)の高田地域事務所(所長・齊藤和人1陸尉)は4月21日、高田駐屯地創立63周年記念行事で募集コーナーを設置し広報活動を行った。
 この日は朝から冷たい雨が降り、寒い中での広報活動となったが、新潟地本オリジナルキャラクター「マイとマモル」の兄妹の登場で会場は賑わった。
 2人は元気いっぱいに子供たちを出迎えハイタッチや握手をし、また記念撮影に引っ張りだこの人気ぶりだった。寒さに震える子供たちも2人から手を握ってもらうと自然と笑顔になり、ミニ制服を着て2人と一緒に写真を撮るのを楽しんでいた。大人からも「かわいい」と雨の中、頑張る2人は声援を受けていた。
 高田地域事務所は「誕生から約1年が過ぎ、新潟地本の新しい顔となった彼らの活躍に今後も期待が高まる。地本オリジナルキャラクターを有効活用し、地域住民また子供たちから親しみをもってもらい、信頼と理解をより一層深めていきたい」としている。


憧れの先輩が演奏技術指導
西方音楽隊を八代出張所が支援

 熊本地本(本部長・斎藤 剛1陸佐)の八代出張所(所長・外村洋3海佐)は5月11日、八代白百合学園高等学校で行われた西部方面音楽隊による吹奏楽の演奏技術指導を支援した。
 八代市の小中高生の吹奏楽部に所属する児童・生徒の演奏技術向上と交流を図るため、午前午後の約2時間それぞれの楽器パートに分かれ、約400名が講習を受講した。
 また、午後に音楽隊によるミニコンサートも催され、プロの演奏を間近に見た生徒はその演奏技術に魅了されていた。
 指導を行った西方音楽隊に在籍する八代白百合学園高等学校の卒業生の隊員は「中学時代に同じく音楽隊による吹奏指導を受けたことが、自衛隊入隊を希望するきっかけとなった」と話しており、母校を訪れ指導する先輩の姿に受講生たちは憧れの眼差しで終始熱心に受講していた。
 熊本地本は「今後とも各種イベントなどを通じて積極的に自衛隊を広報し、自衛官募集に繋げていく」としている。


任務達成へ体力を向上
神奈川地本が1四半期検定

 神奈川地本(本部長・杉山義和1海佐)は5月9日と22日の2日間、陸自高等工科学校および防衛大学校グラウンドで1四半期体力検定を行った。業務の合間を縫って所属自衛官の約6割にあたる陸海空自62名が参加した。
 神奈川地本は自衛官として任務達成に必要な体力、気力を養うため年間を通じた体力練成計画を作成している。特に今年度は各部署ごとに「持久走年間目標一覧表」を作成、各個人の達成目標を明確にした。各部員は課業時間前後の限られた時間の中で継続的に練成し、体力検定日を迎えた。
 当日は陸海空自衛官が共に刺激し合いながら、体力検定種目を実施。特に3000mでは全員が力走、昨年に比べ約3分短縮した強者も現れた。また、それぞれが体力維持を強く意識した結果、多くの部員が6級以内に合格した。
 神奈川地本は「募集最盛期の2四半期を除く各期に体力検定を計画し、全自衛官が示された合格基準に到達することは勿論、更なる向上を目指す」としている。


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