防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年6月1日号
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地域とともに、地域のために
防衛基盤のより一層の強化に尽力

地本便り

「自衛隊いつ入るの? 今でしょ!」
宮崎地本が募集広報用のビデオレターを制作中

 宮崎地本(本部長・西谷正文1空佐)は5月7日から募集広報資料とするビデオレターの撮影を行っている。
 これは少子化や大学などへの進学者増加による厳しい募集環境の中、有為な人材の獲得のため学校説明会、自治体および自衛隊協力団体との各種連絡会議などに活用するもので、撮影対象者は今年4月に入隊した90名。
 陸海空自の各協力部隊の協力を得て、えびの駐屯地から撮影を開始し、国分・相浦・小月・佐世保・防府北・防府南、呉教育隊を撮影後、編集作業を行い、6月の各種連絡会議等までの完成を目指している。
 えびの駐屯地で教育中の自衛官候補生、甲斐亮司さんは「自衛隊は規則正しい生活ができ、日々の訓練で男らしい体を作れる素晴らしい職業です」と話し、最後に「自衛隊いつ入るの? 今でしょ!」とユーモアたっぷりのメッセージを送った。
 宮崎地本は「撮影対象者や各教育隊の協力もあり、内容豊富なビデオレターが出来上がり、今年度の募集成果向上につながるものと期待を寄せている」としている。


市内4高校の生徒と
陸自13音が地区防協主催の演奏会で
島根地本

 島根地本(本部長・山口芳正1陸佐)は4月28日、浜田地区防衛協会(岡田久樹会長)が主催する恒例の音楽演奏会「スプリングコンサートinはまだ」を支援した。
 この演奏会は防衛基盤の育成を図る目的で毎年行われ、市民の大きな楽しみの一つとなっている。今年も会場の浜田市石央文化ホールは1100名の聴衆で埋め尽くされ、聴衆は陸自第13音楽隊と浜田市内の高校4校の演奏を楽しんだ。
 演奏会は3部構成で、第1部はゲストステージとして地元の浜田高校、浜田商業高校、江津高校、石見智翠館高校を招き、高校生らのエネルギッシュなステージで開幕した。
 第2部はミリタリーバンドステージとして、第13音楽隊が隊長、渡部栄司1陸尉の指揮の下、5曲演奏した。「ハナミズキ」では音楽隊男性隊員が美しい歌声を披露。続く「組曲・宇宙船艦ヤマト」では隊員によるナレーションが入り、壮大な曲の雰囲気を更に盛り上げた。
 第3部は第13音楽隊と4高校吹奏楽部とのジョイント・ステージ。NHK東日本大震災復興支援ソングの「花は咲く」では音楽隊員、各学校の生徒が息の合った合唱を披露しステージを締めくくった。
 来場者からは「毎年とても楽しみにしています。素晴らしかった」「来年もまた来てくださいね」などの声が多数寄せられた。


道の駅のラーメン店が積極的に自衛隊をPR
店主の祖父は「三笠」の乗員
秋田地本

 秋田地本(本部長・田邊道1空佐)はこのほど、「県南地域の道の駅に所在する、とあるラーメン店が積極的に、自衛隊のPRに協力してくれている」との情報を得て、地本の職員が同店を訪ね取材を行った。
 店にはオリジナリティに溢れる様々な創作ラーメンメニューとともに、自衛隊カレンダーや広報ポスターなどが店内に掲示されており、募集広報パンフレットもカウンターに設置されていた。
 店内にポスターなどを掲示するようになった経緯を店主に訪ねると、店主の祖父が旧日本海軍の戦艦「三笠」の乗員だったことや、吉田茂元総理が防衛大学校で学生たちに訓示した内容の素晴らしさに感動したことから「日本の平和のために活動する自衛隊に対し自分も何か手伝えることがないか」と考えるようになった。4年ほど前から現在の敷地に同店を開店した際に、地本の広報官と知り合ったことがきっかけとなり自衛隊カレンダーやポスターなどの提供を受け、掲示を行うようになったという。
 店には年間約19000人もの来客があり、自衛隊PRの効果は大きいと期待される。店主は最後に「今後とも、ぜひ自衛隊のために協力していきたい」と笑顔で語った。


"防災"で郷土を支える
日立出張所がイベントで広報活動

 茨城地本(本部長・太田徹1空佐)は5月3、4の両日、高萩市で開催された「常陸国風土記勅撰千三百年記念祭」に参加した。
 「風土記」は奈良時代の元明天皇の治世に諸国の国司に命じて作成させた郷土史的文書。現存するのは常陸(茨城)のほか播磨(兵庫)豊後(大分)など5つの国のもので、今年は風土記が勅撰されてから千三百年にあたり、記念祭としてイベントが行われ、2日間で約5万人もの人出となった。
 イベントのテーマは郷土を支えているものや活動。"防災"という観点で、茨城地本から高萩市を担当する日立出張所が広報活動を行った。所員5名が各種パンフレットや広報グッズのほか、日立出張所オリジナルカードなどを配布。また陸海空の各種装備品の模型展示コーナーは、ちびっ子から年配の人まで幅広い層に大好評だった。
 ミニ制服の試着コーナーでは勝田駐屯地と連携して装備品を展示、96式装輪装甲車や94式水際地雷敷設装置の前で写真撮影する親子などで終日賑わった。07式機動支援橋による架橋展示や、73式小型トラック(ジープ)による体験試乗も行われ、高萩市の"ゆるキャラ「はぎまろ」"もジープの体験試乗にチャレンジ、観客を大いに沸かせた。


本部長らPR隊結成し広報
石川地本が空自音楽隊演奏会を前に

 石川地本(本部長・福應光二1空佐)は5月8日から9日にかけて、6月21日に金沢歌劇座で開催される空自「中部航空音楽隊演奏会」のPRで各報道機関を訪れた。
 同地本主催の自衛隊音楽隊の演奏会は今回で3回目。PR隊長である福應本部長は「金沢での自衛隊音楽隊による毎年のコンサートを定着させたい」と力強く語り、PR隊員の林正朗1海尉、根本光子2陸曹、渡邊有希空士長の3名は「幅広い年代の方が楽しめる演奏会。迫力ある演奏を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。
 福應本部長を中心に精力的にPRを実施した模様は、テレビ・ラジオ放送局(北陸放送ほか3社)のニュースで報道され、新聞(北國新聞社ほか3社)でも夕刊・朝刊の紙面を飾り、県内外からの問い合わせが殺到し、担当者はうれしい悲鳴をあげている。


小学校に南極の氷
和歌山地本の広報官が授業

 和歌山地本(本部長・青木泰憲1陸佐)の橋本地域事務所(所長・住野具視3陸尉)は5月7日、橋本市立西部小学校で「見て、触れて、聞いて」を題目として南極の氷体験学習を支援した。氷は第54次観測隊の輸送を支援した砕氷艦「しらせ」が4月10日に持ち帰ったもの。
 広報官の青木誠二1海曹は全校生徒213名にクイズや観測隊の仕事、南極までの航海について解りやすく授業を行った。
 生徒たちは1年生から順に普通の氷と南極の氷を触れ比べ、色の違いを観察、氷の溶ける際の音に興味津々で耳を傾けていた。
 生徒からは「テレビでの南極の映像やドラマでしか見たことがなかったが、身近に感じました」「一生で一度の経験で思い出になりました」「観測隊の隊員さんの大変さがわかりました」などの感想が寄せられた。
 質問コーナーでは「オーロラは何時間出ているんですか?」など、各学年の生徒から次々と質問が出され、終始授業は盛り上がった。
 また、当日インフルエンザで欠席した児童にも経験させてあげたいと使用していない氷を校長にプレゼントした。
 この模様は当日夕方、NHKで放送されるとともに新聞各社に掲載され、更なる広報につながった。


休暇を利用して母校で帰郷広報
静岡募集案内所が海自横須賀教育隊の新隊員を支援

 静岡地本(本部長・武本茂1陸佐)の静岡募集案内所(所長・尾崎喜浩3陸尉)は5月2日、この春、海自横須賀教育隊(一般曹候補生課程)に入隊した玉置周子2海士の帰郷広報を支援した。
 玉置2海士は母校の静岡大学(静岡市)を訪問し、後輩たちに向けて横須賀教育隊での教育訓練や営内生活について、ユーモアを交えながら説明=写真。参加した学生からは積極的に質問が出されるなど、関心の高さがうかがえた。
 終了後、玉置2海士は「自衛隊の魅力が少しでも伝われば嬉しい。連休明けからも頑張ります」と語り、現在の教育隊生活を愉しんでいる自身の前向きな気持ちが強く感じられた。
 静岡募集案内所は「今後もこのような活動を支援して自衛隊の魅力を伝えるとともに、優秀な人材確保に向けて募集活動に邁進していく」としている。


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