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自衛隊ニュース   2013年5月1日号
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「頑張っています」 新しい職場
活躍するOBシリーズ
自衛隊で培った経験を糧に
松本市役所危機管理部 丹羽祐三
丹羽氏は平成24年8月、長野地方協力本部を2陸佐で定年退職。55歳
 私は、平成24年8月、自衛隊長野地方協力本部を最後に定年退官しました。退官前に松本市防災監のお話をいただき、私はこれまでのスキルを活かせる防災の仕事に興味があったため快諾し、現在の職場に再就職となりました。
 私の職場を紹介いたします。私が所属する危機管理部には危機管理課と消防防災課の2課があり、私は危機管理課で勤務しています。主な業務は市総合防災訓練、市図上防災訓練の計画および実施をしています。また、東日本大震災、長野県中部地震を教訓に松本市地域防災計画の見直しや、地域の防災組織に対する防災マニュアルを用いた啓発活動を実施しています。
 この仕事は市民の安全・安心を実現するために災害を防ぐ防災から、被害を減らす減災まで行っており、その取り組みは幅広く、また自然災害はいつ起こるかわからないということがあり迅速性も求められています。
 勤務当初は自衛隊との組織の違いで戸惑うことがありました。例えば自衛隊では命令により部隊を動かしますが、訓練などで市民を動かすには、そう簡単にはいかないところです。なぜ訓練が必要なのか丁寧に説明し、理解をしていただくところから始めなければならないのです。しかしそのような慣れないこともありますが、自衛隊で培った経験を糧に、これまで何とか勤務をさせていただいております。
 これから再就職する皆さんも戸惑うことや悩むこともあろうかと思いますが、仕事を投げ出さずに一年は石にしがみつく気持ちで頑張ってください。最後になりますが、再就職でお世話になった上司をはじめ援護センターの皆様に心より感謝申し上げます。

伊丹市より感謝状
児童福祉のために寄付
千僧

 陸自千僧駐屯地(司令・金丸章彦陸将補)は3月22日、伊丹市より感謝状を授与された。
 これは平成24年度に同駐屯地が廃止した「体育振興基金」の残金を、伊丹市の児童福祉のために寄付したことに対するもの。
 伊丹市からは「児童福祉に深い御理解を寄せられ、このたび多額の御寄付をいただきました。ここに深く感謝の意を表します。御芳志をこれからの児童発達支援の一層の充実に活かします」との謝意が伝えられた。
 千僧駐屯地は「今後も引き続き伊丹市の福祉などに寄与できるよう、地域と共にある駐屯地として、市民との交流を大切に"和気あいあい"とした駐屯地づくりを目指していく」としている。


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