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自衛隊ニュース   2013年4月15日号
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防衛基盤の一層の強化に尽力 
全国で盛大に入隊入校者予定者激励会

地本便り

「祖国を守る」決意述べる
東京
五輪メダリスト、朝霞振武太鼓、空自音楽隊がエール

 東京地本(本部長・湯浅悟郎陸将補)は3月3日、千代田区の日比谷公会堂で行われた東京地本協力10団体主催、平成24年度「入隊・入校予定者激励会(自衛隊東京音楽まつり)」を支援した。
 入隊入校予定者(家族などを含む)約700名、招待者など約1000名、合計で過去最高の約1700名が来場。2部構成で行われ、第1部のオープニングセレモニーでは国歌斉唱の後、主催者を代表して全国自衛隊父兄会東京都父兄会会長の岡本智博氏が挨拶し、東京地本を代表して湯浅本部長が祝辞を述べた。
 続いて入隊・入校予定者決意表明。防大に入校予定の國武翠夢さんと一般曹候補生(空)で入隊予定の渡邊瞳子さんが代表で行い、國武さんは防大生や自衛官に対する憧れや祖国を守るという決意を述べ、渡邊さんは入隊を決意した心境や将来の目標などについて、自らの想いを述べた。
 1部後半には23年、24年に入隊した陸海空自衛隊の先輩隊員4名がステージに登場。陸自第1通信大隊の小泉和義1陸士と第1後方支援連隊の下田淑子1陸士、海自横須賀港務隊の山口幸子海士長、空自航空システム通信隊の小島聖一空士長の4名がそれぞれメッセージを送った。インタビュー形式で先輩隊員らは仕事内容や自らの体験談などを披露し、後輩となる入隊・入校予定者を激励した。
 その後ビデオで、小野寺防衛大臣から入隊予定者への歓迎のメッセージ、猪瀬東京都知事から「都民や国民を代表して頑張ってほしい」との激励、自衛隊体育学校ロンドン五輪メダリスト小原日登美1陸尉と湯元進一2陸尉からの歓迎と激励が放映された後、スペシャルゲストとして五輪メダリストの米満達弘3陸尉と清水聡3陸尉が登場。入隊・入校予定者を激励するとともに、東京地本のマスコット「トウチくん」との掛け合いで会場を和ませた。
 1部の最後は第1施設大隊(朝霞)のメンバーからなる「朝霞振武太鼓」の迫力ある和太鼓演奏が締め括った。演奏する13名は入隊・入校者たちを激励する勇猛果敢な姿を披露した。
 第2部は空自中部航空音楽隊による音楽演奏。演奏班長・朽方聡1空尉による指揮の下『栄光の架橋』など計4曲を披露し、特に2012年ヒットしたJ—ポップのメドレー『Jベスト2012』は様々な曲のサビ部分を中心に演奏され、溢れんばかりの拍手が送られた。盛大なアンコールを受けて演奏された『テキーラ』では手拍子で会場が一体となり、大盛況のうちに終了。最後に紹介エンドロールが正面スクリーンに映し出され、ハツラツと勤務する先輩隊員4名の勤務風景がスクリーンに現れ「一年後の自分の姿」を想像させつつ激励会の幕は閉じた。
 東京地本は「今後も様々なイベントを通じ、自衛隊への理解を深めてもらえるよう広報活動を実施していくとともに、次年度に向け気持ちを引き締め、業務に邁進していく」としている。


過去5年で最多100名超の入隊入校者
高知

 高知地本(本部長・佐藤文章1陸佐)は3月16日、高知市内のホテルで行われた「高知県自衛隊入隊入校激励会」(主催・防衛協力4団体、共催・高知県)の開催に協力した。国会議員をはじめ県・市議会議員や県知事、市町村長、陸海空自の部隊長等、また各協力団体、募集相談員、学校関係者、報道機関など約400人が出席し、激励会は盛大に行われた。
 最初に高知地本各所長による入隊入校予定者101名の紹介があり、入隊入校者は名前を呼ばれると期待と希望を膨らませた元気な声で返事をした。続いて小野寺防衛大臣からの激励の辞(メッセージビデオ)、来賓からの祝辞、先輩隊員からの歓迎の辞など、入隊入校者を心温まる励ましの言葉で勇気付けた。その後、入隊入校者を代表して自衛隊中央病院高等看護学院に入校する土佐女子高校出身の関川晴香さんが挨拶に立ち、祖父が自衛官だったことに触れ「自己よりも他を優先する自衛隊の姿勢に魅力を感じ、中学3年時にこの道を心に決めた。国の安全を守る役割りを医療面から支えたい」と抱負を述べ、会場には感動で涙を流す姿も見られた。
 会食がはじまると高知県出身の「近代五種」でロンドン五輪出場を果たした山中詩乃陸士長からのビデオレターに続き、陸自第14音楽隊による演奏も披露され会場は大いに賑わいをみせた。約2時間程の激励会だったが、入隊入校予定者と父兄は来賓からの励ましやお互いの情報交換により不安を払拭した様子だった。
 激励会後には高知新聞社によるインタビューも行われ、入隊者等が「自分に国が守られるのかと不安も大きいが、同級生と励まし合って頑張りたい」などと決意を述べる姿が地元テレビ・新聞でも大きく報道された。また激励会終了後の記念撮影と並行して、入隊者等の父兄に対し父兄会高知県支部連合会が、父兄会の役割と活動内容を紹介するとともに入会手続きに関する説明を行い、会員の増加と活動の活性化を図った。
 高知地本は「今後も入隊者、同家族および各協力団体等との連携を維持するとともに、入隊者の部隊での活躍を見守っていきたい」としている。


「力を合わせ社会に貢献」
千葉
多数の地元出身著名人からビデオメッセージ届く

 千葉地本(本部長・阿部智1海佐)は3月9日、「千葉県自衛隊入隊予定者激励会」を支援した。
 第1部の激励行事では、入隊予定者一人一人が名前を呼ばれると元気よく返事し、入隊の決意が会場全体に広がった。主催者代表の全国自衛隊父兄会千葉県自衛隊父兄会の渡邊昭会長、在葉部隊長代表の陸自高射学校長・掛川壽一陸将補、先輩隊員代表の高射教導隊(下志津)所属の鈴木和樹1陸士から、入隊予定者に向け厳しさの中にも心温まる激励の言葉が贈られた。
 また小野寺防衛大臣をはじめ千葉県出身の著名人(野球・阿部慎之助選手、タレント・猫ひろし、女子サッカー・宮間あや選手)からビデオメッセージも贈られた。
 最後に入隊予定者を代表して幹部候補生として入隊される林敬祐さんが「このように盛大な激励会を挙行していただき本当にありがとうございます。志を同じにする同期と力を合わせ社会に貢献したい」と力強い決意を述べた。
 第2部の音楽演奏会では第一空挺団「空神士魂太鼓」
陸自東部方面音楽隊の演奏のほか陸海空部隊の先輩隊員によるアドバイスや体験談がインタビュー形式で披露されると、入隊予定者とその家族の方々も、自衛隊に入隊した後の自分あるいは我が子の将来の姿に重ね合わせていたようだった。会場では約500名の来賓・入隊予定者家族・一般来場者が入隊予定者に激励の拍手を送った。
 千葉地本は「この春に入隊する若人が、決意を新たに国防係の一員として初志貫徹することを祈っている」としている。


「いかなる困難も乗り越える」
父兄会会員の作詩作曲の歌に涙する姿も
徳島

 徳島地本(本部長・溝江和彦1海佐)は3月3日、自衛隊協力3団体(防衛協会、隊友会、父兄会)主催の「徳島県自衛隊入隊激励会」を支援した。
 徳島県から熊谷幸三政策監、地元選出の国会議員をはじめ学校関係者など多数の来賓の参加を得て、参加者の入隊・入校予定者の新たな門出を祝った。
 入隊入校予定の76名は緊張からこわばった表情で入場してきたが来賓、家族の温かい拍手や来賓などからの心温まる祝辞を聞くうちに少しずつ和らいだ顔になっていった。予定者を代表し看護学生として入校する大村春佳さんが「入隊入校を前にして希望と期待でいっぱいです。これからは先輩方の教えに従い仲間との絆を大切にし、いかなる困難も乗り越えていく」と謝辞を述べた。
 激励会も終盤を迎え、陸自第14音楽隊(隊長・守屋陽介2陸尉)の演奏が始まると、目の前で演奏される大迫力の演奏に皆感動して聞き入った。また父兄会会員の山根公美子さんご自身が作詞作曲した「寂しいけれども我が子を信じ送り出したい」という母の気持ちを込めた歌『愛しい君に贈る歌』を音楽隊の演奏で歌い出すと、そっと、ハンカチを目に当てる父兄がそこかしこに見られた。
 大盛況の中、入隊激励会は終了し、入隊予定者は入隊への決意を新たにした様子だった。


いわき市出身先輩隊員
「心配せず 入隊して」

 福島地本いわき地域事務所(所長・添田高広3陸尉)は3月2日、いわき市内の総合保健福祉センターで行われた「いわき地区自衛隊入隊・入校予定者激励会」を支援した。
 主催は隊友会福島県隊友会いわき方部協議会、全国自衛隊父兄会福島県自衛隊父兄会いわき地区連絡協議会、日本郷友連盟福島県郷友会いわき方部会、福島県自衛官募集相談員いわき地区連絡協議会の4協力団体によるもので、激励会には今年度同地区の入隊予定者40名中33名が参加した。
 入隊予定者は国会議員をはじめ多くの方々から盛大に激励され、期待の大きさに、やや緊張の面持ちをしていたが、自衛隊体育学校所属のオリンピックメダリスト4名の熱い激励メッセージに勇気を受け希望を膨らませていた。また先輩隊員からの「心配せず入隊してください」との温かい言葉と自衛官らしい節度ある動作に感銘を受けていた。
 福島地本いわき地域事務所は「何年か後、入隊予定者が立派になって先輩隊員として激励会に来てくれるよう、引き続きは支援(激励)を続けていく」としている。


「誇り持ち頑張れ」
石垣市長が応援

 八重山防衛協会、全国自衛隊父兄会沖縄県自衛隊父兄会八重山支部、隊友会八重山支部主催の「八重山地区自衛隊採用予定者激励会」が3月10日、石垣市内のホテルで行われ、沖縄地本石垣出張所(所長・片岡士郎3陸佐)が支援した。
 採用予定者9名と家族、自衛隊関係者など約50名が激励会に参加。来賓には中山義隆石垣市長をはじめ石垣市議会議長、竹富町議会議長、石垣教育長、自衛隊からは沖縄地本長・本松敬史陸将補らが出席した。
 主催者を代表し全国自衛隊父兄会沖縄県自衛隊父兄会八重山支部・上原忠会長が「自衛隊の仕事は国内での災害救援活動、国際貢献と多岐にわたる。平和と安全を守るため、国民に親しまれる自衛官をめざして頑張ってください」と激励。中山市長は「自衛官は高い志を持たなければならない厳しい仕事。国民の平和、財産を守る崇高な任務であり、誇りを持って業務にあたってほしい」と述べた。またビデオで小野寺防衛大臣の心強い歓迎メッセージが放映された。これを受け採用予定者を代表して名嘉貴也君が「我々9名は社会人として信頼される立派な自衛官になるよう頑張ります」と抱負を述べた。


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