防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年4月1日号
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
中日本エクストール横浜(株)  内藤千春
「丁寧に・確実に・早く」モットーに
内藤氏は平成24年2月、山梨地方協力本部募集課を陸曹長で定年退職。54歳

 平成24年3月にこの職場に就職しました。仕事の概要は、中央高速道路甲府昭和料金所での収受業務等になります。
 自衛隊在職中に料金所を通過するときはETCを使用していたため、今の仕事の大変さを感じることはありませんでしたが、ETCがかなり普及している現在でも、昼間は1時間あたり平均で60台から70台の車に応対しており、今までの最高は1時間で約110台に応対したこともあります。
 その時間帯とは対照的に、夜間は応対する車も20台から30台ぐらいに減り、夜中の一番少ない時は応対する車がない時もあり、車が通過したのに気がつかなかったのではないかと不安になることがあります。もちろんそのようなことは今までにありませんでしたが、常に緊張感を持って仕事をしています。
 この仕事では、正しく料金を受け取るため、車種の見極めや割引対象者への対応を素早く適切に行わなければなりませんので、「丁寧に・確実に・早く」をモットーに業務を行っています。
 再就職するにあたっては、新しい職場を自衛隊と比較してはいけません。新しい職場の方針に合わせることが必要です。また常に人間関係をしっかり構築していくことが大切なことであると感じました。新しい職場では、先輩や同僚から教えてもらうことや協力してもらうことが多くあるからです。再就職先では、私も新入社員であると常に自分に言い聞かせて仕事を頑張っています。


若い女性たちに自衛隊PR
多賀城駐で「ふれあいパーティー」、久居駐は交流会
カップル4組誕生

 多賀城駐屯地(司令・永田真一1陸佐)は3月9日、駐屯地近隣で広報室が主催、駐屯地曹友会(会長・阿部裕一陸曹長)が協力して第1回「ふれあいパーティー」を開催した。自衛官の男性陣21名、一般人の女性陣35名が参加。最初に駐屯地食堂で会食。その後、駐屯地内で高機動車体験搭乗を行い、場所を移動しボーリング大会、さらに会場を「グランドパレス塩釜」に移して、ふれあいパーティーが催された。
 男性が移動しての10分間PRタイムでは照れながらも、お互いを知ろうと一生懸命に自己紹介を行っていた。
 終盤を迎え、ボーリング大会表彰式を行い、引き続きフリータイムの後、カップル発表、4組のカップルが誕生した。最後に記念撮影を行い、パーティーは幕を閉じた。

女性隊員と懇談も

 久居駐屯地(司令・古屋浩司1陸佐)は3月16日、駐屯地内で地域女性層との交流会を行い、三重県内の女性11名が参加した。特に、北勢地域(四日市市周辺地域)からの参加者が多く、自衛隊を更に知ってもらえる絶好の機会となった。
 まずは戦闘糧食の試食会。さばの味噌煮込み、さんまのピリ辛煮、ウインナーカレーの3種類を試食した参加者は「結構、味が濃いですね」「お酒のつまみとして食べたいです」などと話ながら、その味を堪能した。
 次に装備品展示(89式小銃、鉄帽、背のう、防弾チョッキ、炊事車、水タンク車)を実施。実際に鉄帽、防弾チョッキを身にまとい、小銃を手にすると「重くて動けない」と、装備品の重量に驚きの様子を見せていた。また炊事車見学では、普段見ることのない巨大なおたまとしゃもじに仰天の表情を浮かべていた。軽装甲機動車体験試乗では、「案外乗り心地がいいんですね」と感想を話し、物珍しい装備品等に終始、興味津々な様子だった。
 最後は女性自衛官との懇談。参加者は「普段、女性はどんな仕事をしているのですか」「男性ばかりでモテますか」など、和やかな雰囲気の中、会話が盛り上がった。
 午後2時半、参加者は「今日は楽しかったです」と笑顔で駐屯地を後にした。


ジョギング中に年輩の女性を助ける
普通科教導連隊の鈴木悠介陸士長に善行褒章

 普通科教導連隊対戦車中隊(滝ヶ原)の鈴木悠介陸士長は昨年暮の12月23日、静岡市内の実家近くの公園でジョギング中のところ、年輩の女性が自転車で倒れているのを発見した。
 鈴木士長が「病院へ行きますか」と尋ねたところ、その女性は「もともと足が不自由なので、家に帰れば大丈夫」と答えたが、立つことができない様子だったので女性の自宅までおぶって送った。途中、自宅近くまで来た時、その女性の知人がケガに気づき、鈴木士長と協力して介護を行った。
 後日、その女性から駐屯地にお礼の連絡があり、善行が明らかとなった。鈴木士長がとった行動は他隊員の見本として認められ、このほど3月の駐屯地朝礼で、司令・麻生竜伸1陸佐より善行褒章が贈られた。


実業団顔負け白熱の試合
桂駐屯地司令杯バレーボール大会

 桂駐屯地(司令・田原計1陸佐)は2月24日、第42回「桂駐屯地司令杯バレーボール大会」を行った。
 昭和49年から続く歴史と伝統のある大会で、駐屯地近傍の女性のバレーボールチームを対象に、今回は過去最高の17チームが参加。実業団顔負けの白熱したゲームが展開された=写真。
 トーナメントにより決勝に進んだのは、昨年度優勝チームの御室クラブ(京都市右京区)と初優勝を狙う松陽(京都市西京区)で、激戦の末、セットカウント2対1で御室クラブが2年連続2度目のタイトルを獲得した。
 表彰式では田原司令より賞状・優勝トロフィーの授与と、併せて桂自衛隊協力会からの副賞が贈られた。
 桂駐屯地は「大会を成功裡に終了するとともに、自衛隊に対する親近感の醸成を図ることができた」としている。


除雪ボランティア
曹友会・修親会で
過去最高の積雪に隊員らが対処
弘前

 弘前駐屯地曹友会(会長・佐藤健悟陸曹長)・修親会は2月22日、28日、3月8日、弘前市環境部防災安全課からの要請で、除雪ボランティア活動を行った。
 弘前市は今年、過去最高の積雪を記録、除排雪作業等に多大な影響が出ていた。曹友会、修親会では平成18年から弘前社会福祉協議会ボランティアセンターに自衛隊のボランティア団体を登録しているが、今回初めて要請を受け活動に参加した。
 総勢55名の隊員が参加。22日は市内境関にある心境橋と市内田町にある弘前八幡宮大鳥居付近の2ヵ所の通学路を、28日には市内大町にある弘前市立病院前の通学路を、児童らが安全に歩行できるように除雪。3月8日には市内茂森新町にある高齢者宅の、お年寄りには作業困難な屋根の除雪作業を行った。スコップやスノーダンプを使用し手際よく作業を実施し計4ヵ所の除雪を完了した。
 曹友会・修親会は「今回のボランティア活動により、地域との一体化と自衛隊への理解を得ることができた。今後も要請があれば積極的に参加していきたい」としている。


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