防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2013年3月15日号
-
1面 2面 3面 4面 5面 6面 7面 9面 10面

地域とともに、地域のために
防衛基盤のより一層の強化に尽力
地本便り
-
「ゆるキャラ」が連携してPR
群馬地本の「だるまん」も危機管理フェアに参加

 群馬地本(本部長・壁村正照1陸佐)は1月18、19の両日、群馬県庁で開催された「危機管理フェア」に参加した。
 この催しは「群馬県が県民に災害やテロなどに対する危機管理についての理解を深めてもらう」ことを目的に、災害とボランティア週間にあわせて毎年実施している。陸自12旅団や県警、消防など18の機関が参加し、各機関の活動の紹介、特殊車両や救助機材の展示、実演などが行われた。
 群馬地本は、東日本大震災における災害派遣に関する写真パネルの展示、マルチビジョンで各自衛隊の広報映像を放映したほか、消防など4機関と共同で、子供向けの制服試着コーナーを設けた。
 また、昨年11月から活動を開始している群馬地本のキャラクター「だるまん」の着ぐるみも、県のキャラクター「ぐんまちゃん(ゆるキャラグランプリ2012第3位)」ら4体(県、県警、気象庁、日赤)の着ぐるみと連携し、イベントを盛り上げた。
 群馬地本は「今後も危機管理に関し、関係機関などと連携していくとともに、自衛隊のPRと併せて県民の危機管理意識の高揚を図れるよう様々な活動を行っていく」としている。

-
志願者の"道しるべ"に
鳥取地本長が安保講座

 鳥取地本(本部長・吉浦健志1陸佐)は2月21日、鳥取第1地方合同庁舎6階共用会議室で、大学生を中心とした現予備自衛官補、25年3・4月入隊予定者、および志願者など計10名に対し、吉浦本部長が安全保障講座を行った(写真)。
 第1回目となる今回は「諸外国の防衛政策」と「国際社会の課題」に関する内容で、我が国周辺の兵力推移、各国の防衛政策の紹介、国際テロリズムの動向、グローバルな安全保障環境、我が国周辺の安全保障環境などについて防衛白書に基づき分かりやすく説明した。
 質疑応答の時間には多くの質問や意見が飛び交い、更に詳しい内容に踏み込むなど予定していた時間をオーバーする事態となった。
 鳥取地本は「今後とも安全保障に関連した防衛講座を実施することで、入隊者や志願者が一般幹候や技術幹部、貸費学生等を志す"道しるべ"となればと、第2回目以降の講座を計画する」としている。

-
金曜日恒例のカレーライスを笑顔で完食
雇用企業主が呉などで研修
佐賀地本

 佐賀地本(本部長・遠藤隆事務官)は2月22、23の両日、雇用企業主等7名に対して海自の呉基地と江田島基地で研修を行った。
 1日目は、呉基地に到着後、まず隊員食堂で金曜日恒例のカレーライスを体験喫食(写真)。辛口カレーに噴き出す汗を拭いながらも「本当においしいですね」と笑顔で完食していた。その後、潜水艦教育訓練隊で訓練用操舵室や潜水艦の歴史資料などを研修し、呉地方総監を表敬した。
 練習艦「しまゆき」の艦艇見学では、海上自衛官の過酷な状況下での訓練や、狭い艦艇での生活環境などを見学。参加者からは、海上自衛官の忍耐力、責任感、そしてチームワークに対し感嘆の声が聞かれた。また、艦上ですれ違う海上自衛官の厳正な敬礼に皆、感銘を受けていた。
 2日目は、江田島の海自第1術科学校で大講堂、幹部候補生学校庁舎、教育参考館などを見学した。整然と掃除が行き届いた歴史ある庁舎や資料などを目の当たりし、ここでも皆、歴史的に引き継がれる海上自衛官の士気の高さの一端に触れた。
 佐賀地本は「参加者から『機会があれば、ぜひ自衛官を採用したい』との声も聞かれ、退職自衛官雇用に対する認識と理解を深めることができた」としている。

-
阪神基地隊司令と副司令が舌戦
一同笑いの渦に包まれる
奈良地本が「けんりゅう」の特別公開・広報を支援

 奈良地本(本部長・齋藤裕事務官)は2月24、25の両日、海自阪神基地隊本部で行われた第1潜水隊群所属の潜水艦「けんりゅう」の特別公開・広報事業を支援した。
 24日は奈良県内の募集対象者が、25日には奈良県防衛協会会員などが参加し、昨年3月に就役した最新鋭潜水艦の艦内などを見学した。
 見学者たちは、機械室でスターリング機関の仕組みや狭い居住区での生活の苦労話などの説明を受け、また食堂では狭い中、テキパキと昼食の準備をする隊員たちの様子を見て驚いていた。見学者の中には今年、奈良県内の高校を卒業し、防大に入校する予定の2名も含まれており、この学生は「同じ母校から防大に入校し、自衛艦隊司令官として活躍している先輩のような海上自衛官を目指したい」と力強く抱負を語った。
 見学終了時間になっても、名残惜しそうに現場に残る姿も見られ、中にはバス駐車場から潜水艦に戻り、「けんりゅう」の帽子を購入する学生の姿も見られた。
 見学終了後に行われた防衛協会会員などによる阪神基地隊司令(高橋忠義海将補)への表敬訪問の際には、哨戒ヘリパイロットの高橋司令と元潜水艦艦長の水上直樹副司令による「対潜水艦戦の舌戦」が繰り広げられ、一同笑いの渦に包まれる場面もあった。
 奈良地本は「奈良県は海がなく海上自衛隊にも馴染みがない反面、興味を持っている者も多く、今回の特別公開は貴重で有意義なものであり、今後とも艦艇広報の場を活用して海上自衛隊を広くPRしていきたい」としている。

-
「ちはや」賑わう
宮崎地本が艦艇広報を支援

 宮崎地本(本部長・西谷正文1空佐)は2月19日から21日の間、海自潜水艦救難艦「ちはや」の艦艇広報を支援した。
 19日、「ちはや」が宮崎港に入港した後、海上自衛艦宮崎寄港協力会主催による歓迎セレモニーが行われた。はじめに宮崎市副市長の歓迎の挨拶の後、乗組員に花束や記念品が贈られた。艦長の金子弘2海佐が最後に「2年ぶりの寄港で、私どもも楽しみにしておりました。多くの方に来艦していただき、海上自衛隊艦艇を深く理解していただきたいと思います」とお礼の言葉を述べた。
 19日の午後と20日に艦内一般公開が行われると「この自衛艦には大砲やミサイルとか積載してないんですか」などの質問や、また「こんな自衛艦を見ると頼もしくなります」との声もあった。ミニ制服の試着コーナーも賑わい、子供たちは好みの制服を試着し、笑顔で「ちはや」の前で写真に収まっていた。平日にもかかわらず、約1000名の市民が艦内を訪れ、「ちはや」の見学や乗員と交流を楽しんでいた。

-
県防協女性部の激励品袋贈呈を支援
滋賀地本

 滋賀地本(本部長・甲斐田幸輝1陸佐)は1月25日、陸自今津、大津駐屯地と空自饗庭野分屯基地所属の滋賀県出身隊員に対する滋賀県防衛協会女性部(白井京子部長)の激励品袋贈呈(写真)を支援した。
 この激励品は全国各地の陸海空自の駐屯地と基地などで勤務する県出身隊員を激励するとともに、郷土に対する誇りと愛着を深めてもらうために、昭和43年以降、毎年実施されており、今回で43回目となる。
 激励品は洗剤、歯磨きセット、タオルなどの日用品等を一つ一つ女性部の方々が心を込めて丁寧に袋詰めしたもの。女性部ならではの和やかなムードの中、激励品袋贈呈と懇談を終えた。
 激励を受けた隊員は「心の籠った贈り物をありがとうございました」「大事に活用させていただきます」と感謝の言葉を述べた。
 激励品袋贈呈は3月5日に海自舞鶴総監部、同6日に陸自福知山駐屯地でも行われた。

-
魚沼市長へ御挨拶
長岡出張所が所長交代で表敬訪問

 新潟地本(本部長・吉田賢一郎1陸佐)の長岡出張所(所長・笠原裕幸1陸尉)は1月23日、所長交代の挨拶のため、担当地区の一つ魚沼市の大平悦子市長を表敬訪問した。
 長岡出張所所長が2月で交代するため、新所長になる橋爪恵浩3陸佐の紹介も兼ねたもので、市長室で新旧所長交代の挨拶が行われた。その後の懇談では、大平市長から今年度の自衛隊入隊試験の合格者に関しての質問があり「今年も合格者がおり、入隊予定者がいる」ことを伝えると安心した様子だった。 
 また、大平市長から「市役所の勤務職員を自衛隊へ研修をさせてもらえないか」との提案があり、出張所側は「できる限り協力していきたい」と返答した。 
 長岡出張所は「魚沼市とは市の自衛隊協力会が実施する音楽まつりを毎年行っており、市民の自衛隊に対する認知度も高い。市長から提案のあった職員の部隊研修を検討し、今後も同市と友好な関係を継続していきたい」としている。


NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2013 Boueihome Shinbun Inc