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自衛隊ニュース   2013年2月1日号
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成人よ大志を抱け!!
各地で心温まる祝賀行事
同期2人、南極で
しらせ

 1月14日、氷海に停泊中の砕氷艦「しらせ」(艦長・松田弘毅1海佐)において、乗員の新成人2名が艦上で「しらせ」乗員と南極観測隊員から祝福を受けた。共に機関科に所属する両名は同期であり、日本を遠く離れた地での"2人だけの成人式"に、感慨もひとしおの様子だった。「一生に一度の成人の日を同期2人、南極で迎えられた事をとても嬉しく思います」(高橋隼人海士長=ディーゼル員)、「南極で同期と成人の日を迎えられた事をとても嬉しく思います。一生の思い出となりました」(福士学海士長=電気員)。
 今後について、高橋士長は「周囲からは成人として見られているという事を肝に命じて、今まで以上に頑張っていきたいです」と、意気込みも新た。福士士長は「心から『これで本当によかった』と、思うことができるような人生を歩んでいきたいです」と、若者らしい目標を掲げた。


弾ける笑顔と溢れる元気
駐屯地の絆深まる
相浦

 相浦駐屯地(司令・藤田穣1陸佐)は、1月11日、駐屯地成人式を行った。
 西部方面普通科連隊26名及び初級装輪操縦課程に教育入校中の学生6名が晴れて成人を迎えた。 
 成人式は、佐世保市亀山八幡宮で参拝祈願した後、駐屯地隊員食堂での祝賀会食に続き、メイン道路において新成人者が堂々行進する中を駐屯地全隊員が激励の拍手で迎え、本部庁舎2階庇上から一人ずつ成人の誓いを述べた。その場は笑いと歓声に包まれ、その後の記念撮影では、全員で笑顔と元気溢れるガッツポーズで盛会に締め括った。
 本行事を通じ、新成人者及び参加、来賓、駐屯地全隊員の絆が新たに深まり、平成25年の幕開けに相応しい成人式となった。


座禅を組んで1時間
なぜここに?を思案
桂駐屯地

 桂駐屯地(司令・田原計1陸佐)は、1月10日、平成25年駐屯地新成人7名に対し、成人行事を実施した。今年一番の寒波の中、宇治市にある黄檗(おうばく)宗大本山萬福寺(まんぷくじ)において、約1時間の座禅を組み、「なぜここにいるのか?」を考え、座禅を機に「今から」ではなく、「常に」自分自身を変化させることが重要であるということを学んだ。
 駐屯地に帰隊後は、桂自衛隊協力会会長・副会長等の出席を頂き、駐屯地司令及び関係各部隊長等の参列を得て、盛大に祝賀会食を行い新成人の門出を祝った。祝賀会食の場において、新成人はそれぞれ、成人としての抱負を述べるとともに、極寒の中での座禅の教えと心暖かい祝賀会の開催に感謝し、思い出深い成人行事となった等の感想を述べた。


これからの意気込み一言ずつ力強く語る
小倉駐屯地

 小倉駐屯地(司令・五十嵐淳1陸佐)は、一月十日、成人祝賀行事を行った。
 式典では、新成人を代表し、本部管理中隊 稻員健悟陸士長の力強い決意の言葉で始まり、厳粛な雰囲気の中で整斉と行われた。
 祝賀会食では、新成人が一言ずつこれからの意気込みを熱く語った。
 式典終了後、ジャーナリスト・笹幸恵氏による「玉砕の島をめぐって」と題する記念講話が行われ、成人への門出に相応しい前向きな人生論に新成人たちは熱心に聞き、成人祝賀行事を終了した。
 今年成人を迎えた35名の更なる飛躍を期待する。


航空機艦載を終える
29年目直前の「さわゆき」

 第11護衛隊(司令・塚田文彦1海佐)所属の護衛艦「さわゆき」(艦長・渡邉雄一1海佐)は、再艦載後の平成21年9月16日から平成24年12月18日の約3年3ヵ月間の航空機艦載を無事に終了した。
 12月18日早朝、第21航空隊所属のSH—60J 8286号機は通常の搭載解除と同じく、何事もなかったように飛行甲板を発艦したが、発艦後、「航空機発艦!」との艦内放送が流れると、艦内各部から拍手が起こるとともに、上甲板に出て名残惜し気に、手を振り見送る姿が見られた。
 「さわゆき」は、再艦載化後の約3年3ヵ月で着艦回数1969回、総飛行時数867.4時間だった。
 この間、平成21年度観艦式、22年度遠洋練習航海(世界一周)、災害派遣(東日本大震災)及び23年度外洋練習航海(インドネシア、ベトナム)など、数々の任務を無事完遂できたのは、派遣搭乗員、21空群、22空群及び各航空基地などの支援があったからこそである。
 「さわゆき」は、最後の航空機搭載を終了し、年明けに29年目を迎えた。


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