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自衛隊ニュース   2013年1月15日号
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CRF日高司令官
「本日の飛行は見事」

1ヘリ団が年頭編隊飛行
全隊員が心を一つに精進誓う

 陸自第1ヘリコプター団(団長・田中重伸陸将補=木更津)は1月8日、恒例の年頭編隊飛行訓練を行った。この訓練は「団結の強化、士気の高揚を図るとともに、所命必達を誓う」ことが目的。
 午前10時過ぎから行われた訓練開始式の訓示で、田中団長は「昨年は三宅島山林火災に伴う空中消火活動をはじめ、要人空輸などの各種任務を整斉と実施してきた。今年も引き続き首都直下地震、南海トラフ巨大地震など、あらゆる事態に即応しうる陸上自衛隊に対する国民の期待は、ますます高まっている」とし、「我々
は高い空中機動能力を持って任務に即応し完遂するため、即応態勢を維持しつつ練度の向上に努めなければならない。年頭の編隊飛行訓練に際し、全隊員が心を一つにして今年一年の精進努力を誓う」と述べた。
 同10時30分、木更津飛行場を離陸した大型ヘリ12機(CH—47×6機、UH—60×3、OH—6×1、LR—1・2×2)は華麗に編隊を構成しながら、富津・木更津・袖ヶ浦西側海上から相模湾の上空を経て、約1時間半後に無事、帰還。日頃の訓練の成果を示した。
 富津岬の先、第1海堡から袖ヶ浦沖へ向けて飛行中、中央即応集団司令官・日高政広陸将が磯子からUH—60に搭乗し訓練を視察、機上より隊員へ向けて訓示し、激励した。
 日高司令官は『安全の確保』を強調し「航空機の事故は国民の尊い生命、財産をも奪いかねず、これまで積み上げた国民の信頼を一挙に喪失することを肝銘しなければならない。基本・基礎の不履行に起因する事故は決して起こしてはならない」と述べた後、「本日の年頭編隊飛行は見事であった」と隊員を讃えた。
 田中団長は司令官の訓示を受けて「肝に銘じ、何時いかなる任務にも即応し、完遂できる強靭な第1ヘリコプター団として日々精進するとともに、基本・基礎を確行し航空安全を確保する所存であります」と答辞した。


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