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自衛隊ニュース   2012年12月15日号
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地域の防衛基盤を強化
地本便り

被災者に心の豊かさを
復興祈念・記念の演奏会を支援
福島

 福島地本(本部長・中村浩之1陸佐)は、いわき芸術文化交流館「アリオス」において開催された、東日本大震災復興祈念ふくしま復興記念特別演奏会を支援した。
 演奏会は、被災した福島県民に音楽を通じて心に豊かさを与えると共に、県民の元気さを全国に発信することを目的に福島県吹奏楽連盟の主催により開催されたものである。演奏会は23日から25日の3日間開催され、陸上自衛隊中央音楽隊を始め、福島県内外の大学、高校、中学校の吹奏楽部など20を超える団体・個人が参加した。
 陸上自衛隊中央音楽隊の演奏では、行進曲やアニメのサウンドトラックなどの曲目を高い演奏能力で披露し、1200人を超える観衆を感動させた。
 福島地本は、いわき地区の自衛隊協力団体の会長などを招待するとともに会場ロビーにて災害派遣のパネル展示や自衛隊パンフレットの配布などを実施した。興味を持った高校生が広報官の説明を熱心に聞く様子も見受けられた。
 福島地本は、「今後も各種イベント支援を通じて、積極的に自衛隊への理解を深めてもらうよう広報活動をしていく」としている。


作品テーマはJieitai
アート展を開催
栃木地本

 栃木地本(本部長・小林勇夫1陸佐)は、TBC学院国際情報ビジネス専門学校と協力し、「安らかな栃木、平らな日本、世界とともに」をテーマとした作品展「Jアートギャラリー」を10月22〜11月4日の間、宇都宮市内の情報発信拠点である「下野新聞社ニュースカフェ」において開催した。
 「Jアート」とは、県民・市民の「安心・安全」への理解が、自衛隊の活動(国土防衛、災害派遣、国際貢献)を支えることから、「安心と安全」について考える機会を発信することを目的として企画された。
 「J」はJieitai(じえいたい)の頭文字からとったもの。
 Jアートギャラリーには同校のデジタルクリエイター学科の学生他、教員、卒業生から作品32点が出展され、22日のオープニングセレモニーでは、優秀賞及び特別賞にそれぞれ3名が選ばれ、賞状とともに副賞が本部長から贈られた。学生たちは「制作にあたり自衛隊の活動について、理解が深まりました」「平和を願う思いを作品に表現しました」「作品を発表する機会を頂いてありがとうございます」などと話していた。
 栃木地本は「今後も入賞作品等を県内数か所で展示し『安心と安全』を発信し、地域の活性化に貢献したい」としている。
優秀賞及び特別賞の受賞者は、次のとおり。
〈優秀賞〉岡崎優香▽大島千佳▽津上和慶〈特別賞〉増渕結▽林直人▽内木翠


地本長が公開生放送に出演
安心・安全ふれ愛フェア
愛媛

 愛媛地本(本部長・元脇康司1陸佐)は10月8日、エミフル松前において、愛媛県及びFM愛媛が主催する「安全・安心ふれ愛フェア」に参加し、防衛省・自衛隊をPRした。
 フェアには県内各地から家族連れの方を中心に約20000人が来場し、お年寄りから小さな子供達まで幅広い世代へのPRとなった。広報コーナーでは子供達のミニ制服姿を写真に撮り、缶バッジを作成・配布したほか、陸海空自衛隊を紹介したDVDを放映した。また、第14特科隊(松山駐屯地)からの支援を受け、82式指揮通信車、高機動車、偵察用オートバイを展示した。特に、ミニ制服姿の缶バッチは大盛況でフェア開始当初から長蛇の列が途切れることなく続き、準備した約400個の缶バッチを配布した地本隊員は嬉しい悲鳴を上げながらも子供達の笑顔に癒されていた。
 また、主催者のFM愛媛が開設した特設ブースでの公開生放送に本部長が出演し、前職(東北方面総監部総務部長)の経験から被災地の様子を話した。県内小中学校での講話内容を問われると、「避難訓練を一生懸命にやりましょう」「家族で『災害が起こった場合どうするか』を考えましょう」などと答え、来場者はもとより、県内多数のリスナーに分かり易く、明日からでも始められる防災への意識の高揚となった。
 愛媛地本は、「これからも様々な機会を捉え多くの県民の皆様に防衛省・自衛隊を身近に感じてもらえるよう、又、県民の皆様の防災意識を少しでも高揚していけるよう広報活動を展開していきたい」としている。


小銃工場などを見学
大津防衛協会の14名
会社・基地の研修を支援
滋賀

 滋賀地本大津募集案内所(所長・山本忠和3陸佐)は10月22日、大津防衛協会14名の航空自衛隊小牧基地及び愛知県に所在する豊和工業株式会社研修を支援した。午前の豊和工業株式会社研修では、日本で唯一の小銃を製造している同社の会社概要及び製品の紹介などのブリーフィングを受けた後、小銃や迫撃砲が製造されている工場に移動。小銃の製造工程及び製造したばかりの小銃の機能点検を行うための射場を研修し、研修者はそれぞれ興味深く見入っていた。
 午後からは航空自衛隊小牧基地に移動し、小牧基地司令を表敬及び基地渉外室長による小牧基地の概要説明などのブリーフィングを受けた後、広報館及び昭和19年に作られた航空機の掩体壕及び高射砲台を研修した。
 その後、KC—767、C—130H、U125A及びUH—60Jを研修し、特にC—130Hでは研修者はコックピットに座るなどパイロット気分を味わっていた。
 研修の最後は飛行場管制実習講堂において航空管制官が管制誘導する際の映像を研修したが、様々な天候や基地・景色を映し出すモニター映像に一同は感激していた。当日は天候にも恵まれ、研修者は皆大変満足した様子だった。
 滋賀地本は、「今後も研修支援を通じて防衛基盤の更なる拡充に努めるなど努力していく」としている。


高校のグランドを激走
かつらぎ町産業まつり
和歌山

 和歌山地本(本部長・青木泰憲1陸佐)は11月3日、かつらぎ公園及び紀の川高校グランドにおいて、商工業、農林業の振興を目的に開催されている「第24回かつらぎ町産業まつり」に参加し、73式小型トラックの体験試乗を実施した。
 当日は、好天にも恵まれ、町民や近隣から約4000人が来場した。
 開始前から試乗を楽しみに来た家族連れが列をなし、広報用ビデオを鑑賞しながらの順番待ちとなり、試乗を待つ親子連れは、「毎年このイベントを楽しみにしています!」や、試乗を終えた子供からは、「楽しかった!」「迫力があった!」など、さまざまな感想が寄せられた。
 体験試乗の他、自衛隊の装備品パネル展示やイベントポスター等の掲示も実施し、参加者は食い入るように見学していた。


文化祭での演奏会
第3音楽隊を支援
奈良地本

 奈良地本(本部長・齋藤裕事務官)は、10月20日、学校法人聖心学園橿原学院高校(橿原市)の文化祭である「三橿祭」における陸上自衛隊第3音楽隊(隊長・佐藤文俊1陸尉)の演奏会イベントを支援した。同イベントは10月20、21日の2日間にわたる聖心学園全体の文化祭行事の一環として企画されたもので橿原学院生徒・教諭・保護者等を中心に、短期大学等の学生及び近隣の方々らも参加し、600名の来場者を得て盛大に実施された。
 演奏はクラシックからジャズ・グレンミラーのメドレーやアニメソング、AKB48などの年配者から若者まで楽しめる曲構成で、聴衆を飽きさせない工夫が随所に見られるとともに、途中では、2名の学生による指揮者体験コーナーによりやや調子外れの音楽指揮が会場の笑いを誘った。演奏終盤では、同校吹奏楽部の生徒6名を交えての合同演奏を行う等、約1時間があっという間に終わった。
 演奏終了後は同校学生らが音楽隊員にサインや握手を求める姿が見られ、学校関係者からも多くの労いと感謝の言葉が寄せられた。自衛隊音楽隊の存在感や親近感を深める有意義な1日となった。


PTAが戦車試乗
駐屯地研修を支援
静岡地本

 静岡地本(本部長・武本茂1陸佐)三島募集案内所は10月11日、長泉小学校PTAの陸上自衛隊駒門駐屯地研修を支援した。
 この研修は、同PTAが社会参画事業の一環として自衛隊の駐屯地見学を企画したもので、42名の保護者が参加して行われた。
 一行は、駐屯地の概要説明を受けた後、戦車の体験試乗を体験した。はじめは、轟音をたてて疾走する戦車の迫力に後込みしつつ驚いていた様子であったが、体験試乗後には笑顔で「貴重な体験ができた」「帰ったら子供に話したい」との声が聞かれるなど、満喫した様子だった。三島所は、「今後もこの様な機会を積極的に捉え、若い世代の保護者に対して自衛隊への理解の輪を広げるとともに、将来の募集基盤の拡充に努めていきたい」としている。


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