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自衛隊ニュース   2012年12月15日号
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雪月花

 ハイチ救援隊として派遣されている第7次隊(隊長・菅野隆一佐)は11月25日現地の宿営地で在ハイチ邦人に感謝を表す意味で「日本の和」懇親会を開いた。
 「和の集い」は今回で3回目になる。第1回は9月、「世界の和」として国連関係者を中心に開催した。この時はPKO20周年にも重なったためVIPの多数参加を得た。第2回は10月、「ハイチの和」が開かれ多くの市民とともに。産業技術大臣も参加して感謝のあいさつがあった。今回の「日本の和」には倉冨健治駐ハイチ大使をはじめ内閣府職員やJICA、UNICEF、各NGOらと隊員を合わせて約450人が出席した。また、難民や孤児の救済に尽力し、ハイチのマザーテレサと言われる須藤昭子さん(85)も姿を見せ出席者を感激させていた。
 隊員のお目当ては、CRF5周年で感謝状を授与された歌手の内田あやさんのライブ。内田さんは3回目の慰問でハイチ隊では伝説的アイドルになっている。今回もハイチ国旗と日の丸、国連旗のなびく下でパフォーマンスを繰り広げ、隊員とのコラボ演奏では場内が一つになった。そしてギターの山中条さんと奥さんの佳子さんの日本舞踊、佳子さんの「田原坂」には在留邦人達は涙ぐんで必死にみつめていた。
 第7次隊は10師団隷下の部隊を中心に派遣され首都のポルトープランス市を中心に復旧活動を行っているが12月末に予定されている日本隊の撤収業務部隊にもなっている。2年間にわたり総計2200人の自衛官を派遣した平和協力業務は1月中旬を持って終了する。


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