防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2012年11月15日号
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寄せ書き
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活躍して恩返しをしたい
第132地区警務隊(海田市) 3陸曹 吉田美鈴

 私は昨年2月1日に警務科職種として陸曹候補生の指定をいただき、同3月の定期異動で第132地区警務隊へ配属となりました。
 それまでは第46普通科連隊で約7年間勤務しておりました。入隊した時は右も左も分からず、上司や先輩にたくさんの迷惑をかけたと思います。徐々に仕事に慣れ後輩も増えていく中、自分の立場を考えるようになり仕事の楽しさや、やりがいを日々感じることができるようになりました。
 しかしその反面、仕事を続けるかどうか悩んだ時期がありました。色々と悩み陸曹を目指すことを決意しました。正直、上司にどう言われるのか不安でしたが、私が思っているのとは反対に「頑張れ」「決意してくれてありがとう」などの言葉をいただき、私は「今までお世話になった分、必ず陸曹になって恩返しをしなくては」と思いました。
 それから職種変更するお話をいただき考えた末、警務科職種になることを決意しました。「第46普通科連隊でお世話になった方々を裏切ることになるのでは」と大変悩みました。しかし上司は「自衛隊を続けること自体は変わらないし、警務科職種として今後、活躍することが恩返しになる」と言ってくださり、そのお言葉が強い後押しとなりました。
 今年の1月に3等陸曹へ昇任し、5月に後期教育を終え現在、警務陸曹として勤務しています。大変な時もありますが日々楽しく、とてもやりがいを感じます。
 いまの私がいるのも、今まで関わってきた人達のお陰だと思っています。とくに陸曹候補生を目指す段階で、私のために熱心になってくれた上司に本当に感謝しています。
 日々、感謝の気持ちを忘れず、これから警務科職種として活躍することで、これまでお世話になった方に恩返しをしていきたいです。

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"大大大好き"お父さん
都城43普連、深川正祥3陸曹の長女 小学校4年生 深川萌夏

 私のお父さんは自衛隊員をしています。お父さんは時間があるときに、私や妹とトランプなどで一緒に遊んでくれます。私はトランプが好きなので、お父さんに教えました。すると、お父さんの方がうまくなってしまいました。なので、私は悔しかったです。
 時々、お父さんが部屋の中で何か腕立て伏せなどの練習をしているところを見ます。私は「練習したことが身についているんだなぁー」と思いました。よく考えてみると、お父さんは普通のお父さんと違って自衛隊で訓練などをしているし、そのお陰で体の筋肉が鍛えられているので「とてもすごいなぁー」と思います。私は世界中の人たちのために、精一杯頑張っているお父さんが"大大大好き"です。

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充実した素晴しい体験
第27警戒群(大滝根山分基) 3空曹 佐久間千春

 私は7月から約2ヵ月間、福島地本の郡山地域事務所に臨時勤務をさせていただきました。以前から募集や広報業務に関心があり、話をいただいた時には大変嬉しく思い、ぜひ勤務したいと返事をしました。
 勤務初日から早速、高校での募集説明を行いましたが、緊張して伝えたいことを伝えられずに終わってしまい、大変悔しい思いをしました。また福島は自衛隊イコール陸上というイメージを持っている人が多く航空自衛隊をどうアピールするかが課題だと感じました。しかし説明を重ねるごとに航空のアピールはもちろんのこと、自分の職務や女性自衛官の役割などユーモアを加えて説明できるようになりました。
 とくに印象深いのは7月中旬に行われた小名浜艦艇広報です。最初は募集広報ブースで話し掛けられるたびに緊張していたのですが、数時間後には笑顔で自分から話を切り出せるようになっていました。普段の勤務とは違い、民間の方と触れ合うということの新鮮さに広報業務の楽しさを実感することができました。
 事務所では主にパソコン入力や書類整理の仕事を担当するかたわら、多くの学校説明会に参加し航空自衛隊をPRさせていただきました。8月に入ると志願票の確認などミスが許されない仕事を任せられて非常にやりがいのある業務でした。
 今年の郡山所は女子の志願者数が例年より多いという話を聞き、もちろんこれは広報官の方々の努力の賜物ですが「自分も少しは募集に貢献できたのかな」と思うと大変嬉しく思いました。
 自分にとって普段部隊では経験できないようなこの2ヵ月間の臨時勤務は、毎日が充実して楽しく素晴らしい経験になりました。

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仲間と培った誇りを堅持
予備3陸尉 正井光造 (兵庫地本投稿)

 私は全国から選ばれた同志とともに、兵庫地本の代表として8月31日から9月4日までの5日間、朝霞駐屯地などにおいて実施された予備自衛官中央訓練に参加した。やる気が満ちて汗が吹き出た36度を越えた晩夏の自分を振り返る。
 教官の号令の中、体が熱く焼けるような感覚になりながら、ガンハンドリングの基本姿勢等を教わる。予備自衛官の本来の任務である戦闘(警備)訓練で、滴る汗を拭いながら小隊長の私が心配したのは熱中症だった。しかしそれも部隊の十分な準備のお陰で全員無事任務を終えることができ、中隊は達成感に包まれた。これはとりもなおさず本訓練に参加するにあたり、20歳から63歳までの60名が、制限された時間の中、体力練成や健康管理に打ち込んできたという成果であった。
 3日目の埼玉県飯能市にて行われた9都県市合同防災訓練は、朝から雨になり、視界が悪く私達を空輸する予定のヘリが飛べず、車両による移動となった。中隊の渡河・物資搬送、重症患者の救護所への担架搬送という任務の中、渡河の際には、雨で底が抜けそうになった水のペットボトルの入った段ボール箱をしっかりと抱き抱えて無事搬送し終え、水は訓練に参加した多くの市民に配布された。小学校の男の子に敬礼されたり、お母さんにお礼を言われたり、疲れが飛ぶような市民の反応を肌で感じた訓練となった。
 訓練終了後、防衛省で陸幕長の訓示を聞きながら、常に国防の重要性を考え国民に理解と協力を得るための架け橋となる活動を続けていくことを再認識した。
 中央訓練を体験した仲間と培った誇りを堅持し、地域に貢献できる予備自衛官として、この5日間の流した汗を語り続けていこうと思う。

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より太い信頼関係へ努力
島根地方協力本部 防衛事務官 江藤 将

 出雲駐屯地において8月23日から27日までの間、予備自衛官5日間招集訓練が行われた。島根地方協力本部は、出雲駐屯地で実施される年4回の訓練を支援している。今回の招集訓練は地方協力本部として2回目の訓練であったが私自身、初回訓練の1週間前に病に倒れ、病室にて訓練期間を過ごしてしまったため、初めて支援を行う訓練となった。
 そしてようやくやって来た予備自衛官5日間招集訓練初日。少し緊張した面持ちで、予備自衛官の出頭を待った。「おはようございます」とこの日初めての出頭者が現れ、その後も続々と出頭者が続いた。身なりはもちろん私服ということもあり、一見しただけでは予備自衛官とは分からないが、申告の時間になると、表情は引き締まり凛々しく申告を行った。「さすが予備自衛官」と感じた一瞬であった。
 訓練中の地方協力本部の大きな行事は予備自衛官への表彰式である。実施要領の説明と予行を行い、そしていよいよ本番。一番緊張していたのは司会の私だったかもしれないが、表彰式は予備自衛官の方々のお陰で滞りなく終了でき、少し肩の荷がおりた気がした。
 しかしこの5日間招集訓練でのもう一つの大きな仕事。それは予備自衛官との信頼関係の構築である。まだまだ名前と顔が一致せず戸惑うこともあった。今後の予備自衛官業務を少しでも円滑に進めるためにも、訓練支援では一人でも多くの予備自衛官の方と語らいながら、より太い信頼関係を築けるよう努力していきたい。まずは名前と顔の一致、それが大きな目標である。


HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)
I almost forgot!
アイ オルモウスト フォゴット
あやうく忘れるところだった!

 Hi, how are you doing? いかがお過ごしでしょうか。初冬ですね。11月のはじめに釜石から盛岡へ移動しましたが、紅葉が信じられないほど美しく車窓から見とれていました。赤と黄色のグラデーションは、本当に癒しになりますね。紅葉はまだまだ楽しめそうです。天気の良い日には電車で少し遠出も楽しい時間がすごせそうですね。自然を思い切り楽しみたいものです。

 今回の表現は、"I almost forgot"「あやうく忘れるところだった」です。almostはほとんどといった意味です。これをつけることで、『あ、忘れた!』ではなく、ちゃんと覚えていたといったニュアンスが加味されます。これも面白い表現で、忘れやすい人ほど、この表現をよく使います。つまり、本人はすっかり忘れていますが、相手への配慮というか思いやりというか、単なる言い訳か、いずれにせよ場を取り繕うために口にします。嘘も方便といったところでしょうか。人間関係はコミュニケーション次第ですので、こういった愉快な表現をおぼえておくと便利です。それ以上に、機知に富んだ良い表現を思いつけばさらに話はもりあがることになりますね。

 急激な冷え込みで、冬のコートとか厚手の服の準備ができていない人も多いのではないでしょうか。ちょっとした油断で、風邪を引いてしまいます。天気予報と自分なりの季節感覚を働かせて、季節を楽しみたいですね。年末に向けて、仕事量が増えさらにテンポがアップしていきます。無理をせぬよう、ストレスのない陽気で楽しい生活をお過ごしください。


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