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自衛隊ニュース   2012年9月1日号
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統合による作戦を強調
平成24年度富士総火演
「10式戦車」が初参加

 8月26日、国内最大級の陸上自衛隊演習が東富士演習場で一般公開された。富士学校(学校長・井上武陸将)、富士教導団(団長・市野保己陸将補)を中核に、人員約2400名、戦車・装甲車約80両、各種火砲約80門、航空機約30機、その他車両約600両が参加。森本敏防衛大臣をはじめ、岩崎茂統幕長、衆参国会議員ら全国から集まった国内外の来賓とともに約3万1000人が見守る中、平成24年富士総合火力演習一般公開が行われた。
 今年の目玉は大きく分けて2つ。1つは「10式戦車(ヒトマル)のスラローム射撃」。10式戦車が旋回しながら射撃を実施。高度な射撃性能と機動性能で実現した世界最高レベルの難易度の高い技術が必要。力強いだけでなく華麗とも思える技術を完璧に習得している隊員に驚かされる。
 2つ目は、我が国の占領を企図する敵が海上から侵攻する場面を想定した「統合による作戦」。初参加の海上自衛隊P—3C哨戒機が潜水艦を含む敵艦船の情報収集を行うというところから始まった。その情報を基に航空自衛隊のF—2戦闘機が敵艦船を撃破するため2機出動。その後、地上で射撃準備をしている88式地対艦誘導弾を持つ富士教導団に対艦攻撃開始命令が下達、というシナリオ。大型スクリーンも駆使して、統合による作戦は終了した。また今年は、中距離多目的誘導弾も初参加をしており、富士総合火力演習の本来の役割はもちろん側面的な役割を十分に果たしたと言える。
 火砲の音に耳を塞ぎ、戦車の動きに圧倒された来場者たち。展示されていた車両等が帰投するまで会場は多くの人で埋め尽くされていた。


市街地を初パレード
10式戦車
富士学校が地元イベント協力で

 富士駐屯地が所在する静岡県駿東郡小山町が町制施行100周年を迎え、祝賀記念イベントの一環として「おやまハンドレッドフェスティバル」を8月5日に開催、富士学校(学校長・井上武陸将)は航空教育集団、航空学校、第1ヘリコプター団によるT—4、T—7を含む10機の展示飛行や「働く車のパレード」において最新鋭戦車10式戦車をはじめ、87式偵察警戒車など6車両によるパレードを行った。10式戦車の一般道でのパレードは今回が初めてで、多くの報道陣や観衆が詰めかけた。特に戦車の堂々とした行進には観衆から大きな歓声があがった。パレード終了後には装備品展示を行い、地域住民との交流を深めた。
 また東部方面音楽隊と富士学校音楽隊による2部構成約1時間半の合同演奏を実施し、オリンピック開催にちなんで「東京オリンピックファンファーレ&行進曲」など計10曲の演奏を行い、約1000名の聴衆を魅了した。
 富士学校、富士駐屯地は引き続き地域に根ざした支援を行い、防衛基盤の育成を図っていく。


森本大臣が横須賀を視察
「ひゅうが」など部隊や施設
厳しい現場の環境「つぶさに見て」激励

 8月16日、横須賀地区で森本敏防衛大臣が部隊などを視察した。森本防衛大臣の海自部隊視察は初。護衛艦「ひゅうが」、潜水艦「おやしお」の視察の一部を報道陣に公開した。大臣は両艦を視察後、「ひゅうが」格納庫内で隊員に対し訓示。「訓練に励み即応体制を確実に維持し、防衛省・自衛隊に課せられる国民の深い期待と負託に応えるよう」要望した。続いて行われた記者会見では、「今後も引き続き(陸海空)部隊を廻り隊員の顔を拝見しながら、非常に厳しい環境の中で任務を遂行している状態をつぶさに見て激励したい」、「海上自衛隊の活躍の場、内容は広がっています。限られた艦艇と人員で困難な任務を遂行している大変士気の高い部隊を直接見ることが出来て勉強になりました」などと述べた。その後、森本防衛大臣は、日本が返還を求めている在日米海軍深谷通信所、上瀬谷通信施設を視察した。


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