防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2012年6月15日号
-
1面 2面 3面 4面 5面 6-7面(PDF) 9面 10面 11面

防衛基盤を一層強化
地本便り

ホビーショーに広報展示コーナー開設
7万5000人に自衛隊PR

静岡

 静岡地本(本部長・武本茂1陸佐)は5月19、20の両日、ツインメッセ静岡(静岡市駿河区)で開かれた「第51回ホビーショー」(静岡模型教材協同組合主催・入場者約7万5000人)に自衛隊広報展示コーナーを開設し、県内外から訪れた家族連れや模型ファンに自衛隊活動の一端を紹介した。
 静岡地本は、富士総合火力演習や自衛隊音楽まつりなどの広報DVDを上映したほか、陸上自衛隊迷彩服の試着や災害派遣時等の写真パネルなどを展示。なかでも、高機動車、偵察オートバイ、パジェロの装備品展示等は来場者の目をひいていた。模型とは違い、迫力のある本物の車両の周りには常に多くの人が集まり、普段近くで見ることのない車両をカメラに収めたり説明にあたる隊員に質問をするなど、終始賑わいを見せていた。
 静岡地本は、今後も、あらゆる機会を活用し、自衛隊への理解と認識を得られるよう活動していくとしている。

「除隊後も予備自」陸士に制度を説明
 静岡地本援護課は、4月26日と5月17日の両日、滝ケ原駐屯地で実施された「平成24年度陸士就職補導教育」で、予備自衛官等の制度説明を実施した。
 担当者は約1時間、参加した任期制退職予定隊員30名に対して制度等を説明。隊員は、熱心に配布資料に目を通し、予備自衛官、即応予備自衛官、予備自衛官補の各制度説明に聞き入っていた。
 説明終了後のアンケートでは、「退職後も自衛隊と関わりたい」と回答する隊員が数多くおり、自衛隊との繋がりを保ちたいと思っている若い隊員が多い事が感じられた。
 援護課は、企業にも制度説明等を実施し、隊員が勤務しやすい環境を整えるとともに、1人でも多くの即応予備自衛官が誕生するよう、努めていくとしている。

「ふれあい防衛展」を支援
広島

 広島地本(本部長・浮田隆1海佐)は、5月13日広島県福山市で開催された「JFE西日本フェスタinふくやま」において「ふれあい防衛展」を陸上自衛隊第13旅団及び海上自衛隊第1練習隊の協力を得て支援した。
 「ふれあい防衛展」は、一般市民と自衛隊の接点を設け、正しい防衛思想の普及並びに自衛隊への認識向上のため福山防衛協会が主催して毎年行われている。昨年は東日本大震災で中止となったため、2年ぶりとなった会場には晴天に恵まれたこともあり約16万人が訪れた。フェスタのメインステージでは、第13音楽隊(隊長・渡部栄司1陸尉)が演奏を披露し、詰め掛けた観客は爽やかな5月の風にぴったりの軽快なリズムを楽しんでいた。
 同工場岸壁の防衛展会場では、練習艦「しらゆき」(艦長・夏井隆1海佐)の一般公開、陸上自衛隊の各種車両による装備品展示、呉地方総監部及び広島地本による広報コーナーで南極の氷・自衛隊写真パネル・非常用糧食の展示及びミニ制服試着体験が行われた。
 「しらゆき」艦上ではラッパ吹奏、76mm速射砲などの装備展示、艦内の見学が行われ、乗艦者は興味深そうに乗員の説明に耳を傾けたり、子供達が鋭い?質問で乗員を困らせたりしていた。装備品展示、広報コーナーも大人気で、一日中、家族連れの楽しそうな笑い声が絶えなかった。
 広島地本では、各種広報行事を通じ自衛隊の姿をより広く身近に感じてもらい、自衛隊への理解と認識の向上に努めたいとしている。

企業との連携強める
新入社員198人の体験入隊支援

佐賀

 佐賀地本(本部長・海和干城事務官)は、4月3日から20日までの間、目達原駐屯地(協力:第3対戦車ヘリコプター隊、西部方面ヘリコプター隊)及び久留米駐屯地(協力:第4特科連隊、第4高射特科大隊)において、今年度新規採用された佐賀銀行など15社の新規採用者198人に対する体験入隊の支援を実施した。
 この体験入隊では、3日間の日程で基本教練(停止間及び行進間の動作)、体力検定、行進訓練のほか、喫食、入浴、清掃、点呼等日常的な隊内生活を体験した。
 着隊した当初は、全員やや緊張が見られたが、担当教官の暖かい出迎えもあり、少しずつ緊張もほぐれてきたようだった。
 基本教練においては、初めて実践する動作だったが、時間が経つにつれ全員顔が引き締まり真剣に取り組んでいた。また、体力検定では腕立て伏せ、腹筋などを支援隊員と競い合いながら実行し、爽やかな汗を流していた。
 この体験入隊に参加した新規採用者の一人は、「何もかも初めてのことで、いい経験になった」と感想を述べ、貴重な体験となったようだった。
 佐賀地本では今後も企業との連携を保持し体験入隊の支援を積極的に実施するとしている。

初のヘリ体験搭乗
企業主ら30人招待
熊本

 熊本地本(本部長・坂本知司1陸佐)は、5月12日西部方面航空隊の支援を得て、ヘリコプター(CH—47JA)による体験搭乗を高遊原分屯地で実施した。
 この体験搭乗は、日頃から退職隊員の再就職に協力をしている企業主等に更なる理解と協力を得ることを目的としており、今回は30人の企業主等を招待した。
 当日は、雲ひとつない晴天に恵まれ絶好の体験搭乗日となった。参加者は事前説明と記念撮影の後、いよいよ搭乗となり阿蘇周辺の約20分間の空中散歩を楽しんだ。参加者のほとんどが、初めてのヘリコプター搭乗ということもあり、興奮を隠し切れない様子で、カメラで撮影する姿が多く見られた。
 フライトを終えた参加者は大変、満足した様子で「上空からの阿蘇山火口がとてもすばらしかった!」「天気が好くて最高でした!」などの感想が聞かれ、全員が満面の笑みを浮かべていた。

PKO南スーダン
県内初の写真展
栃木

 栃木地本(本部長・小林勇夫1陸佐)は5月12日から18日までの間、栃木県庁15階の展望ロビーで「PKO活動〜明日に続く平和への道〜」と題して、南スーダンで国連平和維持活動(PKO)に派遣されている隊員の写真約30枚を展示した。
 このPKO活動には、栃木県に所在する中央即応連隊(宇都宮駐屯地)が主力部隊として参加しており、その南スーダンでの活動を広報する写真展の開催は、栃木県内で今回が初めて。
 身近なこととして知ってもらうため、来場者に対し、気温40度にもなる現地での隊員の生活の様子や、輸送や道路を整備する任務について、またアフリカ・南スーダンの場所などを、説明する場面もあった。
 「生活環境の全く違う中で働く隊員さんは、本当に大変だと思う。体に気を付けて、無事に帰ってきてほしいですね」など労いの声も聞かれ、この激励の声を、現地で汗を流す隊員の活力に繋げていきたいと地本部員は切に感じていた。
 栃木地本は、「世界の平和のために海外で新しい国造り、復興に貢献する自衛隊の姿」を広く理解してもらうよう、今後も各種広報の機会を通じて、栃木県民にアピールしていくとしている。

「未来の指揮官に」
幹候1次試験実施
札幌

 札幌地本(本部長・藤本憲司1陸佐)は、5月12、13の両日、一般・技術及び歯科・薬剤科幹部候補生採用第1次試験を室蘭工業大学や札幌市内民間施設など4会場で実施した。
 今回は、部内からの受験者58名を含む328名(うち女子48名)が未来の幹部自衛官を目指すため1日目は筆記試験、2日目は海上・航空飛行要員のみ操縦適性検査に挑んだ。
 受験者たちは、一様に真剣な面持ちで長時間にわたる試験に臨み、必死に解答用紙に書きこむ姿が多く見られた(写真)。
 試験を終えた受験者の一人は、安堵感と達成感に満ち溢れた表情を浮かべながら、「幹部自衛官になって、リーダーシップを発揮し、災害派遣などで活躍して国を守る力になりたいです」と力強く将来の夢を語った。
 札幌地本は、多くの受験生の1次試験突破を期待するとともに、今年度実施される各種試験に向けて更なる募集広報に努めていくとしている。

募集相談員委嘱が市ホームページに
兵庫

 兵庫地本(本部長・服部正1陸佐)は、平成24年4月26日新緑の候、篠山市役所において平成24年度自衛官募集相談員委嘱式を行なった。 
 まず、自衛官募集相談員に対して、酒井隆明篠山市長及び自衛隊兵庫地方協力本部長から委嘱状の交付が行われた。交付時を受けて相談員は全員が、募集業務に対する熱意をあらわにしていた。
 その後の懇談では、まず自衛官募集相談員から募集業務に関する意見が活発に出された。次に、篠山市及び自衛隊兵庫地方協力本部に対し、各種の要望が出されて、非常に実のある場となった。
 最後に、自衛隊兵庫地方協力本部長から自衛官募集相談員に対し、「自衛官の定年退官者の増加に伴い、平成24年度の募集人員は大幅に増える。引き続き、隊員募集に尽力をお願いします。」と依頼した。
 平成23年度募集では、酒井市長の出身校である篠山鳳鳴高校から防衛大学校及び一般曹候補生(海上)の入校・入隊がそれぞれ1名あり、引き続き市長のご尽力をお願い致した。
 この委嘱式の情報は、篠山市のホームページで大々的に紹介された。


NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc