防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2012年3月1日号
-
1面 2面 3面 4面 5面 8面 9面 10面 12面

藤岡弘さんが講演
8特連
体験談交え自らの人生訓語る

 第8特科連隊(連隊長・盛田豊1陸佐=北熊本)は2月4日、北熊本駐屯地大講堂で隊員の資質の向上を図ることを目的に、俳優の「藤岡弘、」さんを講師に迎え部外講話を行った。
 会場では連隊の隊員622名が聴講した。藤岡さんといえば、若い頃は初代仮面ライダーとして一世を風靡し、武道家としても世界各地に赴き"サムライ道"を広めている熱血漢。講演は午前11時から始まり、「サムライ精神が日本を救う」という演題で会場一杯に集まった隊員達に1時間半熱く語った。
 特に藤岡さんが主張したことは、武士道とは「日本男児が忘れてはならない大切な文化である。いま武士道は伏流水のごとく地下に潜っているが、21世紀の近い将来、日本人の中に必ず武士道が必要とされ、蘇る時が来るだろう。その時、新たな武士道が芽生え、花開き、やがて深い森を形づくるはずである」と隊員に語った。
 そして、世界数十ヶ国の紛争地や難民キャンプにおける救助活動の経験から、国がほろびる事の悲惨さや国がしっかりしていることが無言の抑止力になることを熱く語り講演を終了した。


エゾシカ捕獲事業に協力
27普連

 道東の第27普通科連隊(連隊長・眞部和徳1陸佐=釧路)は2月11日から13日までの3日間、釧路管内白糠町の国有林で北海道が実施する「エゾシカ捕獲事業」に協力し、民生安定に寄与するとともに、積雪寒冷地における部隊行動能力の向上を図った。この事業協力は昨年に引き続き2度目。昨年の3倍以上の92頭を捕獲した。
 この事業は、農林業や交通機関などへの被害が近年深刻化するエゾシカ対策として、北海道と自衛隊、地元猟友会らが連携して、短期集中的にエゾシカを捕獲する目的で行われた。協力隊長の第1普通科中隊長・田中1尉は、北海道・白糠町・猟友会などと一体になって、現地での連絡・調整、ヘリコプターによる情報収集、捕獲したシカの運搬などを行った。


ストレスとのつきあい方学ぶ
函館駐屯地

 2月1日、函館駐屯地に所属する隊員は体育館で部外講師によるメンタルヘルス講話を受講した。
 講師には日本産業カウンセラー協会北海道支部の志賀千栄子さんが招かれ、「ストレスとの上手なつきあい方」や「ストレスを解消する作法」など、メンタルヘルスに関する貴重な講話が行われた。受講した隊員は、真剣に講話に聞き入り、またストレス解消の実習(セルフケアー)では、積極的に手を動かして体得しようとする姿勢が見られた。

管理者への講話も
 体育館での講話終了後には、会議室で中隊長等管理者に対する講話も行われ、メンタルヘルス指導上の注意点などが説明された。


コブラ・ゴールド12
タイ
多国間で共同訓練
国際平和協力活動への能力向上図る


 多国間共同訓練コブラ・ゴールド12が2月7日から17日まで、タイで行われた。訓練には日本のほか米国、タイ、シンガポール、インドネシア、韓国、マレーシアが参加。自衛隊からは約70名が参加し、各国軍人と連携しながら指揮所演習や実動訓練を行い、自衛隊の国際平和協力活動と在外邦人等輸送に係る統合運用能力の向上等を図った。コブラ・ゴールドには平成17年から参加、今回で8回目。


NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc