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自衛隊ニュース   2012年2月15日号
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海自護衛艦「きりさめ」が中国訪問
防衛交流の一環で相互理解深める
スポーツ、合同演奏会など通して

 今年は日中国交正常化40周年を迎える。この節目の年を前に、第3護衛隊群司令・北川文之海将補を指揮官とする海自護衛艦「きりさめ」(艦長・加藤一郎2海佐以下人員約240名)は昨年12月19日から23日の間、中国山東省の青島を親善訪問した。

 「きりさめ」は12月19日、青島港に到着。中国海軍幹部や丹羽宇一郎駐中国大使らが出席するなか入港行事が催され、乗組員は歓迎を受けた。5日間の滞在中には、乗組員と中国海軍兵士がバスケットボールや綱引きなどのスポーツで交流を図った。また、佐世保音楽隊が青島日本人学校で演奏会を開いたほか、北海艦隊軍楽隊と合同演奏を行い、友好ムードを盛り上げた。青島での一連の行事を終えた「きりさめ」は同23日に出港、海上で中国人民解放軍海軍と親善訓練を行ったあと、25日に佐世保基地に帰港した。

 艦艇の相互訪問は2007年、日中防衛交流の一環で駆逐艦「深セン(土へんに川)」が東京・晴海埠頭に入港したことに始まり、翌08年には海自護衛艦「さざなみ」が中国広東省・湛江を訪問。09年には中国練習艦「鄭和」が江田島と呉に訪れた。海自艦艇の中国訪問は3年半ぶり2回目。


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