防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2011年12月15日号
-
1面 2面 3面 4面 5面 8面 9面 10面

国際平和協力活動セミナー開催
国際活動教育隊

 国際活動教育隊(隊長・秋葉瑞穂1陸佐)は、11月1、2の両日、駒門駐屯地で国際平和協力活動セミナーを開催した。
 このセミナーは、国際平和協力活動の現場における民軍関係に関する識能の向上及び参加者の相互理解の促進を目的に毎年実施しており、本年度は、関係省庁、NGO及び研究機関等の部外から17名の参加を得るとともに、防衛研究所、防衛大学校、国際平和協力センター、中央即応集団及び陸上自衛隊幹部学校からも参加を得て実施した。
 セミナーにおいては、防衛研究所理論研究部長・吉崎知典氏の基調講演に始まり、独立直後の国家において、国連PKO部隊や国際機関、NGOなどが活動しているという架空のシナリオに基づいて演習が実施された。
 参加者は、4つのグループ(国連PKO部隊、各種国連機関、二つの性格の異なるNGO)に混成で分かれ、付与された状況に対して、情報共有の要領、支援活動の調整及び緊急事態における意志決定や調整要領について演練するとともに、その後の研究会により民軍関係に関する相互の考え方を共有した。


コンプライアンス講習会開催
監本、横監共催で

 防衛監察本部(梶木壽防衛監察監)と横須賀地方隊(総監・河村克則海将)が共催で11月15日、横須賀基地で「地方コンプライアンス講習会」を開催した。
 同講習会は同本部が21年度から各機関と共催で実施しているもので海上自衛隊の部隊等とは2回目(21年度に八戸基地で実施)となる。
 講習会には横須賀地方隊や艦艇の幹部隊員をはじめ、艦船補給処など近傍の海上自衛隊の機関等や防大の職員ら約90人が参加。
 講師は公正取引委員会事務総局経済取引局総務課長補佐の笠原慎吾氏と関東学院大学経済学部経営学科教授の小山嚴也氏の2人がそれぞれ講演した。
 開会にあたり伊藤盛夫副監察監は防衛監察本部は法令遵守の観点から防衛省・自衛隊の職務執行が適正に行われているか監察しているが、法令遵守の意識が浸透した組織風土を確立するためには、部隊における自主的で継続的な取り組みが不可欠と、講習会の趣旨を述べ、コンプライアンスは単に法令や規則の遵守ではなく組織の強靭さを養い、健全なプロフェッショナリズムの育成に貢献するものであることを強調した。
 笠原氏は独占禁止法と入札談合等関与行為防止法(官製談合防止法)を解説しながら、調達活動を行う職員は常に入札談合を監視する必要があり、また入札に加担するリスク(いわゆる官製談合)もあることを指摘。「入札談合をやらせない」「加担しないようにするにはどうすればよいか」について事例を挙げながら説明。
 発注機関の職員が(1)談合の明示的な指示(2)受注予定者に関する意向表明(「天の声」)(3)発注に係る秘密情報の漏えい(4)特定の談合の幇助を行ったと認定された場合、公正取引委員会から改善措置が要求され、発注機関は自身が調査した調査結果・改善措置内容を公表(関与職員の実名掲載も)、損害賠償請求、懲戒処分が行われる。また入札談合の教唆、入札に関する秘密(予定価格等)の教唆など入札の公正を害する行為をした職員には、入札談合が存在しない場合でも5年以下の懲役または250万円以下の罰金の刑事罰が科せられることを説明。いかなる理由があっても、入札談合に関与することは自分のためにならないことを強調した。
 小山教授は近年の企業不祥事はこれまで問題にされなかったことが問題にされ、内部告発で表ざたになったケースが多く、近年、世間・マスコミの目が厳しくなり一人の油断が組織を存亡の危機にさらすこと、不祥事を防止するには社会貢献・倫理的・法的・経済的責任といった社会的責任、社会の期待に適切に答えることの重要性を説明。小山教授自身の不祥事を起こした企業の現場での豊富なヒヤリングなどから企業の不祥事事例を(1)「もったいないワナ」(2)「熟練のワナ」(3)「お客様第一主義のワナ」(4)「視野狭窄のワナ」に類型化して具体的に説明、このような不祥事を防止するには、仕事の影響範囲をイメージすること、他部門のミスを他山の石とすること、世間の捉え方を意識する必要性を強調した。


功績を讃えて
共済組合東部方面統括支部長表彰

 防衛省共済組合東部方面統括支部は11月28日、東方総監部で「平成23年度統括支部長表彰式」を実施した。
 この表彰は、組合員の福利厚生に関する事業の推進に功績があった支部に対して行うもので、本年度は朝霞・板妻・北宇都宮・大宮・東立川支部の5コ支部が受賞し、統括支部長(渡部悦和東方総監)から表彰状が授与された。
 朝霞支部(支部長・吉村1佐)は平成7年度以来16年ぶりの3回目、北宇都宮支部(支部長・稲葉1佐)は平成21年度以来2年ぶりの3回目、板妻支部(支部長・渡邉1佐)は平成18年度以来5年ぶりの4回目、大宮支部(支部長・鈴木2佐)は初の受賞、東立川支部(支部長・高石2佐)は平成9年度以来14年ぶりの3回目の受賞となった。
 統括支部長は、受賞支部の功績を讃えるとともに、引き続き組合員に対するサービス向上に精励するよう訓辞した。


家族らが実射見学
第4特科連隊

 第4特科連隊(連隊長・片岡義博1陸佐=久留米)は10月26日から29日の間、大分県日出生台演習場で実施した実射検閲の実射見学を行った。この見学は、隊員家族に対しては部隊の威容を示すとともに隊員の士気高揚、家族の理解・協力を獲得することを、協力諸団体に対しては自衛隊に対する協力・支援を促し、防衛基盤の育成を図ることを目的として実施した。
 当日は、晴天に恵まれ、火砲(155mm榴弾砲FH70)の射撃陣地後方から実弾射撃の景況及び情報中隊のレーダー陣地において射撃の観測の状況を見学したが、見学者からは、射撃時の轟音に驚きの歓声が上がるなど、日頃見る事が出来ない隊員の雄姿に感銘を受けるとともに、自衛隊の厳しい訓練の一端を理解することができたと所見を得た。


ロンドン五輪 期待の星
オリンピックへカウントダウン
体校有力選手が続々とロンドン五輪代表に近づく!!
〈シリーズ23〉

 10月末から11月にかけてロンドンオリンピックに影響する重要な国内大会がいくつか行われた。その中で、10月30日、第50回全日本50?競歩高畠大会において、今年度自衛隊体育学校に入隊した、アテネ、北京五輪代表の山崎勇喜2陸曹が、オリンピック派遣標準記録を突破する3時間44分03の好記録で優勝。山崎は昨年のアジア大会を棄権して以来故障に苦しみ、1年ぶりの公式戦となるこの大会で復帰。今回の記録は、今シーズン日本人ベスト、世界ランキング9位となる記録で、山崎がメダル圏内の実力を有することを証明。派遣標準記録を突破したので、後は来年4月の競歩日本選手権で2番以内に入ればオリンピック内定が確定する。だが、山崎の目標はオリンピックでのメダルだ。メダル獲得のためには38分台が必要と山崎は考える。そのためには今以上の筋力アップと、警告を受けない歩形を作らなければならない。日本陸上界で最もメダルに近いのは山崎、それをアピールしたレースだった。
 また、11月12〜13日の間、オリンピックの1次選考と位置づけられる平成23年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会が開催された。この大会で、國原頼子3陸尉が、準決勝で負傷敗退するというハプニングがあったが、池田ひとみ3陸尉が3位に入り、代表争いからの脱落を阻止。柔道はオリンピックで金メダルを取れる実力の有無が選考の基準であり、今年の世界選手権を中心に今後の主要国際試合等で評価されることになるが、今大会は、12月のグランドスラム・東京を含むオリンピックまでに行われる国際大会への派遣を左右する。世界選手権の実績から國原は今後も代表争いの有力選手であることは変わりないが、池田は、世界選手権で銀メダルの実績を残した緒方亜香里や今回優勝した佐藤瑠香等との代表争いを勝ち抜いていかなければならない。まずはグランドスラム・東京で優勝して、自らの力をアピールする必要がある。國原はとにかく、今回の負傷を完治して、少なくとも1月末の世界マスターズ選手権に復帰してもらいたい。
 11月16〜20日の間、第81回全日本アマチュアボクシング選手権大会において、フライ級須佐勝明3陸尉が体調不良の中でもクレバーなボクシングを展開し4回目の優勝、ライトウエルター級川内将嗣3陸尉が、まさに川内らしい完璧なボクシングで6回目の優勝、ウエルター級鈴木康弘2陸曹は実力を完全に発揮したとは言えないものの、オリンピック代表内定者の強さをアピールし初優勝。だが北京代表の清水聡3陸尉は準決勝で敗れ3位に終わる。既にオリンピック出場が内定している鈴木以外の、須佐と川内は、オリンピック出場権をかけて来年4月以降に行われるアジア選手権に出場が決定的になった。


NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc