防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年10月1日号
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野田首相がJヴィレッジ視察
「心から誇りに思う」と労う
日高師団長が状況説明

 野田佳彦総理大臣が9月8日、福島第1原発事故の対応拠点となっている「Jヴィレッジ」を訪問した。Jヴィレッジ(楢葉町)では、現在第6師団の配属部隊として第9化学防護隊の隊員約10名が除染支援活動を行っている。
 日高政広6師団長は、同9日であづま総合運動公園における入浴支援活動を終了し、東日本大震災への災派活動に一定の区切りがつくことを報告するとともに、実施中の原子力災害派遣の活動状況等を説明した。野田首相からは、「自衛隊が発災当初から放水や除染活動等の積極的な取組みに対し、国民を代表して東日本大震災における自衛隊の一連の活動に感謝するとともに、自衛隊の最高指揮官として皆さんの活動を心から誇りに思う」との言葉があった。
 6師団では、「引き続き地域の皆様の期待と信頼に応えられるよう職務にまい進する」としている。


ネブタ祭りに400隊員参加
海自大湊地方隊

 大湊ネブタ祭りが8月5日から7日の3日間開催され、大湊地方隊(総監・山口透海将)をはじめとする大湊所在部隊から延べ約400名の隊員が参加した。
 今年の海上自衛隊のネブタは、加藤清正の「虎退治」を題目として製作された。東日本大震災を虎に見立てて、それを制する姿を震災復興と重ね合わせたという。4月中旬から製作を開始し、高さ3・7メートルの立派なネブタに仕上がった。
 8月5日のネブタ運行初日は、午後から大湊ネブタ合同委員会による出陣式が行われ、夕方からはむつ市観光協会が主催する花火3000発と湾内に停泊している護衛艦「ゆうぎり」「せとぎり」「はまぎり」「ちくま」、多用途支援艦「すおう」の電灯艦飾が華を添えた。12台のネブタがライトアップされる中、夜空にくっきりと精悍な加藤清正と鋭い眼光の虎の海自ネブタは、未曾有の大災害に立ち向かう東北の人々の姿を彷彿とさせた。
 3日間のネブタ祭り期間中には、幕僚長をはじめとする各部隊指揮官、先任伍長及び女性隊員ら35名がネブタ踊りを披露し、太鼓、はやし(笛)もテンポよく元気に演奏し、ネブタ運行を大いに盛り上げた。


自衛隊音楽まつり
一般公募始まる

【日 時】
・11月18日(金)
 第1回公演11時〜12時50分 第2回公演15時〜16時50分
・11月19日(土)
 第3回公演14時〜15時50分 第4回公演18時〜19時50分
【会 場】 日本武道館(東京都千代田区)

 11月に日本武道館で開催される「平成23年度自衛隊音楽まつり」の入場券一般公募が開始された。陸海空自衛隊音楽隊をはじめ第302保安警務中隊や自衛太鼓、防衛大学校儀仗隊、在日米陸軍軍楽隊など約1000名が出演し、華麗なマーチング演奏を披露する。今年のテーマは「愛、希望、勇気 今を越えて、その先へ」で、東日本大震災からの復興を祈る内容となっている。入場券の応募は、往復はがきと陸上自衛隊ホームページで受け付けており、公募期間は10月12日まで。(往復はがきによる応募方法は下記のとおり)
【ネットでPRも】
 公募期間内にはインターネットのバナー広告や動画配信サイトで音楽まつりの告知動画を放映し、幅広い年齢層に対するPRを展開。高まる自衛隊への関心を背景に、これまで「自衛隊音楽まつり」のことを知らなかった人からの注目も集まっている。
 また、音楽まつりはネット同時配信される予定。詳細については陸上自衛隊ホームページで確認を。
〈開催日時及び応募要領〉
〈往復はがきでのお申し込み方法〉
1.往復はがきに左記の要領でご記入の上、郵送にてお送りください。
 (1)1名様につき1件の応募とさせていただきます。(複数の応募やインターネットとはがきの重複応募も無効です)
 (2)抽選の上、返信はがきにて当落をお知らせいたします。(11月上旬頃発送予定)
2.一般券及び青少年券は、当選はがき1枚で2名様まで入場できます。
3.多くの青少年層に来場していただくために「青少年券」を設けております。
 青少年券での入場は29歳以下に限定します。(ただし同伴者1名は30歳以上でも入場可)
〈応募締め切り〉
 2011年10月12日(水)陸上自衛隊広報室 必着
〈お問い合わせ〉
 防衛省陸上幕僚監部広報室 TEL.03—3268—3111
〈注意事項〉
●記載内容が十分でないはがきは、返信できない場合がございます。
●なお、当落結果を印刷するため、シール等の貼り付け及び消せるボールペンでの記載はご遠慮願います。
●自衛隊音楽まつりの入場券及び当落はがきは非売品です。営利目的では使用できません。


雪月花

 私事で紙面をうめることをまずもってお詫びいたします。曾孫が生まれたのです、予定日より11日遅れましたが元気なお姫様でした。2年前、小欄に「男か女かを事前告知する必要はない。生まれたときの感動がなくなる、進歩しなくてもいい科学もある」と書いて自衛隊中央病院の産婦人科の先生に「偏った意見だ」とお叱りをうけた。今回、2ヶ月前に女の子と知らされたがああそうなんだとしか思わなかった。予定日が近くなると元気なこどもを、日本は今こんな状況だけど影響を受けないでと祈るばかりだった。男の子女の子のことは頭の中にはなかった。幸い一人も欠けていない直系7尊属だけでも14人が待ちに待った。両方の新おばあちゃん候補たちはピンク系統の産着を用意して待っていた。生まれたこどもを見ると事前告知があっても衝撃的な感動を覚えた、我が家のバトンを引き継ぐ新生命の誕生は心底嬉しい。ようこそ、ウェルカム、これからよろしくね。生まれた翌日には姫を抱きかかえてこんな言葉が自然に出た。柏の木は新しい葉っぱが出るまでは枯れ葉になっても1枚は必ず残っている、新しい葉っぱが出ると同時に古い葉っぱは全部落ちていく。この伝でいけば筆者の存在はもう必要なくなったのかもしれない、種の保存という生物の任務、4世代分を果たしているのだから。筆者は大祖父とも一緒に暮らしたことがあるから7世代の家族と同じ時代を過ごしたことになる。8世代目にも会ってみたいがそれは映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」だけの話にしておこう。(所谷)


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