防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2011年2月15日号
-
1面 2面 3面 4面 5面 6面 8面 9面 10面 12面

日米共同方面隊指揮所演習
(YS-59)
日米間で連携強化図る
-

 西部方面隊は1月20日から2月3日の間、平成22年度日米共同方面隊指揮所演習(YSー59)を実施した。熊本県熊本市の健軍駐屯地で陸自側は西部方面総監・木崎俊造陸将を統裁官に西部方面隊等約4500名、米軍側は太平洋陸軍司令官ベンジャミン・ミクソン中将を統裁官に太平洋陸軍司令部、第1軍団、在日米陸軍司令部、米海兵隊等約1500名が参加。それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合における方面隊以下の指揮幕僚活動を演練し、その能力の維持・向上を図った。日米共同方面隊指揮所演習は、1982年に始まり、西部方面隊が担任するのは5年ぶり4回目。
 1月20日から26日の間、共同戦闘予行を含む機能別訓練を実施するとともに、文化交流、文化研修、ホームビジット及びボランティア活動等の日米親善行事を実施した。また、今回初めての試みとして、日米両指揮官等により意見交換会を行い、西部方面隊を取り巻く環境や日米で連携強化が必要な事項等について共通の認識を得た。
 同27日、日米共同訓練開始式の後、28日午前9時から総合訓練の状況が開始された。本格的な武力侵攻事態からゲリコマ対処、国民保護等を含むあらゆる事態、九州本土及び島しょにおけるいわゆるフルスペクトラムの状況下で方面隊の総合戦闘力の最大限発揮を主眼として、日米間の相互調整要領及び指揮幕僚活動を演練し、2月2日、5夜6日にわたる連続状況を終了した。2月3日は、日米共同研究会を実施して、YS—59の幕を閉じた。


災害警備訓練に参加
第13旅団
-
 第13旅団は1月26日、きらら博記念公園(山口県山口市)において、中国・四国管区警察局及び山口県警が主催する平成22年度中国・四国管区合同広域緊急援助隊等災害警備訓練に参加した。
 訓練は、「大規模地震が発生し、家屋倒壊等甚大な被害が発生」との想定に基づき、第13飛行隊(隊長・伊藤憲孝2陸佐)が警察オフロードバイクの空輸、現場指揮所の開設、第17普通科連隊(連隊長・森下喜久雄1陸佐)による埋没車両からの被災者救出、第13後方支援隊衛生隊(隊長・福成一生3陸佐)による負傷者の救護及び日本赤十字社との共同治療等が実施され、防災関係機関との協同連携要領について練度向上を図った。

ふれあいコンサート支援
鳥取地本
-
 鳥取地本(本部長・住谷正仁1陸佐)は1月29日、倉吉未来中心ホール(倉吉市)で行われた「ふれあいコンサートin倉吉」を支援した。
 このコンサートは、鳥取県中部地区自衛隊協力団体が主催し、海自呉音楽隊の演奏により実施されたもので呉音楽隊の鳥取での演奏は32年ぶりとなった。
 演奏では、「カバレリア・ルスティカーナより間奏曲」「宇宙戦艦ヤマト」「ディズニー・アット・ザ・ムービー」などを演奏し、約1500人の来場者を沸かせた。演奏会終了時には、海自入隊予定者の会見美樹さんから呉音楽隊長(竹内弘美1海尉)へ、空自入隊予定者の小谷潤くんから地元出身音楽隊員(前岡久美子3海曹)に花束が贈られた。
 また、鳥取地本では、ロビーに広報ブースを設け、来場者に対し、自衛隊の活動状況等広報を実施した。

宿毛湾港で広報、米海軍との交流も
高知地本
-
 高知地本(本部長・杉本嘉章1陸佐)は1月26日、高知県宿毛湾港で海自第1輸送隊輸送艦「しもきた」(艦長・大久保幸彦2海佐)と協同して広報活動を実施した。また、米海軍ドック型揚陸艦「トーテュガ」(艦長・ジェイムス・P・ローウェル中佐)が日米共同訓練の一環で同時に寄港し、宿毛市商工会議所主催の歓迎式典が岸壁前で催された。
 歓迎式典では地元名産のブンタンやミカン、花束の贈呈が両艦に対して行なわれ、式典の様子は民放7社、新聞4社に取り上げられた。また、式典終了後には自治体関係者及び防衛協力団体等に対して日米両艦艇の特別公開が実施された。その後、日米両艦の艦長と士官らを招いての歓迎交流会が同市商工会議所主催で実施された。交流会は、終始和やかな雰囲気の中で進行され、日本の隊員、米兵士は宿毛市民の歓迎ムードをおおいに受けつつ終了した。
 高知県に日米艦艇が同日同時に入港するのは初めてであり、同日夕には市内のホテルにおいて歓迎レセプションも行なわれた。

雪月花
-
 エジプトの混乱はいつまで続くのか出口が見えてこない。1998年、海上自衛隊がトルコ大地震の被災地に仮設住宅を運んだ時に「おおすみ」に同乗取材をさせてもらい途中エジプトに立ち寄った。大統領府では赤い花をつけた木が通りを見下ろしていた。塀の長さは1キロは越えていたのではないか、高級住宅地だがひと気はなかった。間違いなくここが今回の舞台だ。対象的にタクシー氏が案内してくれた南部のルクソール地方では、地肌丸出しの小山に横穴を掘って家族が住んでいた。日本人が珍しいのか沢山の子どもが出てきた。子どもたちの目尻や鼻、口には無数の蠅がたかって黒く盛り上がっているが彼らは意に解さない、追い払ったりたたくこともせず明るかった。翌日タクシー氏は筆者に話しを持ちかけてきた、カイロから地中海のアレキサンドリアまで送っていくという。300キロはあるはずだ、いくら請求されるか?「妻は海の魚を食べたことがない、向こうに着いたら魚を食べさしてくれれば料金は要らない」。衛生的とはいえない店先で、鯖かボラのようなものを塩焼きにして奥さんは大喜びだった、勘定は500円もしなかったと記憶している。5時間も車の中で筆者の膝で遊んでくれた2歳の女の子、あの家族は事件に巻き込まれてはいないだろうか。日本を含めて格差社会は仕方がないのだろうがここはあまりにもひどかった。為政者は自己権力の維持に汲々とするのではなく国民平等に目を配らなくては何時か爆発することになる、なにも中近東に限ったことではない。
(所谷)

Home
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc