防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年2月1日号
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ハイチで成人式
松村、中島、熊谷各士長の20歳祝う
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 ハイチ派遣国際救援隊の第3次隊(隊長・佐々木俊哉1陸佐以下約330名=東北方主力)所属の3隊員が今年、新成人を迎えた。
 首都ポルトープランスの宿営地内で、3隊員の20歳を祝う行事が行われ、佐々木隊長が「ハイチで仲間とともに成人を迎えたことを生涯忘れないよう、また、今後、部隊や仲間に恥ずることなく、より一層励むよう」訓示。引き続き、新成人を迎えた施設中隊第2小隊の松村隆寛(施設手)、中島正富(道路障害車操縦手)、熊谷拓磨(施設手)の各陸士長が派遣隊員を前に、新成人としての決意を力強く表明したあと、仲間からの祝福の胴上げや記念撮影などが順次行われた。
 成人式終了後、松村士長は「自己の役割を十分に果たし、ハイチの早期復興に少しでも役立ちたい」、中島士長は「早く陸曹になるとともに重機の操作特技を取得し、職務の幅を広げたい」、熊谷士長は「国際貢献に参加したくて自衛隊に入ったので、一生の思い出となる成人式になった」とそれぞれの思いを語った。


北澤俊美防衛大臣が留任
菅第2次改造内閣発足
新副大臣に小川参院議員
松本大輔、広田一両政務官は留任
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 1月14日、皇居での認証式を経て正式に菅直人第2次改造内閣が発足、北澤俊美防衛大臣が留任した。
 また、政府は同18日午前の閣議で副大臣、政務官人事を決定、新防衛副大臣に小川勝也(おがわ・かつや)参院議員(民主党、参院北海道選挙区、参院当選3回、日大卒、47歳)が就任した。なお、松本大輔、広田一両政務官は留任した。
 安住淳前副大臣の離任行事は同日夕行われ、安住前副大臣が防衛省A棟前で第302保安警務中隊による儀仗を受けたあと、高級幹部をはじめ大勢の隊員に見送られながら正門へと移動、女性職員から花束が贈られ、盛大な拍手の中、防衛省をあとにした。
 小川新副大臣の着任行事は翌19日午前に行われ、小川副大臣が防衛省A棟前に初登庁、第302保安警務中隊による儀仗を受けたあと、自衛隊殉職者慰霊碑に献花した。


新成人62隊員誕生
—大宮駐屯地—
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 1月12日、大宮駐屯地(司令・山澤將人陸将補)では新成人62名が誕生し、
平成22年度大宮駐屯地成人式を実施した。
 式は、午前11時30分から駐屯地大講堂において来賓、成人者、駐屯部隊長をはじめとする約300名が参列し行われた。
 山澤司令は式辞で「まさにこれからの時代、これからの自衛隊、そしてこれからの日本を担ってくれる諸官が明るく溌剌と、それぞれの役割と責務を果たすとともに、諸官一人ひとりが立派な社会人、強靱な自衛官として成長し、実り豊かな人生をおくるように心から祈念してやみません」と述べた。
 また、来賓を代表して大宮自衛隊協力会会長である埼玉トヨペット代表取締役会長平沼康彦氏が「今の今を大切にして下さい、明るく元気にいくために、身体を大事にして下さい。本日はおめでとうございました」と激励した。
 その後、新成人代表の化学教導隊・長野和夫陸士長が「大人としての権利と責任を与えられたとともに、責任も問われることを自覚し、責任感と先行性をもって行動していく」と抱負を述べた。
 引き続き、隊員食堂で記念会食が実施され、来賓・部隊長を前に成人者の各部隊代表が新成人としての抱負を各々の個性で披露し、来賓からは「大変頼もしい抱負が聞けて良かった」と和やかなうちに行事は終了した。


戦車と綱引き
新成人34名祝う
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 玖珠駐屯地(司令・大関雅宏1陸佐)では1月11日駐屯地成人式を行い、34名の隊員が成人の仲間入りをした。
 式典に先立ち、毎年恒例の新成人者による戦車との綱引きが行われた。
 当初、新成人だけでは38トンもある74式戦車は動かなかったが、先輩隊員達が参加して引くと見事に動き、力を合わせる大切さを身をもって感じた様子だった。
 式典では大関司令が「20歳という年齢、この若さと力、可能性を最大限に発揮出来るよう、更に人格を磨き、立派な社会人、そして強い責任感と正義感を持った自衛官として併せてこれまで育ててくれた両親に感謝しつつ成長してもらいたい」と式辞を述べた。
 また、来賓を代表して、玖珠町自衛隊協力会会長の玖珠町長と、九重町自衛隊協力会会長の九重町長が心温まる、そして励ましの祝辞を述べた。
 新成人を代表して8戦車3中隊の増渕剛3陸曹が「今後もこの日の、感激を忘れることなくこれからの21世紀を担う自衛官として、また社会人としての責任の重大さを認識し日々精進努力していきます」と力強く答辞を述べた。
 式典後、記念植樹・記念撮影・祝賀会食を行い、新成人の門出を祝った。


「きりさめ」「ゆうだち」ソマリア沖へ出港
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 ソマリア沖・アデン湾における第7次派遣海賊対処行動水上部隊(指揮官・第7護衛隊司令 伊藤弘1海佐)として、12月1日、護衛艦「きりさめ」(艦長・水谷宗和2海佐)と護衛艦「ゆうだち」(艦長・林田嘉信2海佐)が佐世保から出港した。
 乗員家族や来賓等約900人が参列した出国行事では、佐世保地方総監(加藤耕司海将)が、「この任務は、海上交通に安全をもたらし、海域を利用するすべての国の繁栄の礎を築くという極めて重要かつ崇高な意義を有している」と北澤防衛大臣の訓示を代読した。さらに第3護衛隊群司令(佐伯精司海将補)が「全貿易量の99パーセント以上を海上輸送に頼る我が国においても安全な海上交通の確保は、死活的な問題として国際社会と協力して海賊行為の根絶に努力している」と自衛艦隊司令官の訓示を代読した。
 その後、社団法人日本船主協会から派遣部隊隊員に対して花束が贈呈され、第7護衛隊司令が、「船舶交通安全確保のため、しっかり任務にあたります」とあいさつした。
 護衛艦「きりさめ」と護衛艦「ゆうだち」は乗員家族が見送る中、ゆっくりと岸壁を離れ、佐世保を後にした。


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