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自衛隊ニュース   2010年12月1日号
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防衛基盤の育成・就職援護に貢献
陸海空各幕長が感謝状贈呈
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 自衛隊記念日行事の一環として、防衛基盤の育成や就職援護などに貢献した功労者・団体に陸海空各幕僚長が感謝状を贈呈した。
 火箱芳文陸幕長は11月20日、防衛省A棟講堂で34個人・34団体に、杉本正彦海幕長は同19日、14個人・3団体に、また、外薗健一朗空幕長は同19日、防衛省A棟講堂で16個人・6団体に、それぞれ感謝状を贈り、これまでの労をねぎらうとともに一層の支援協力を要望した。
 受賞者は次のとおり(敬称略、順不同=非公表分は除く)
 〈陸幕長感謝状〉▽五十嵐宏(茨城県)▽岡本比呂志(埼玉県)▽岡本恭典(熊本県)▽小野寺研二(宮城県)▽川元賢一郎(東京都)▽基太村壽三郎(東京都)▽小西新太郎(兵庫県)▽小林昇(東京都)▽佐々木彦藏(千葉県)▽佐々木d夫(福岡県)▽佐藤弘(宮城県)▽三本杉榮廣(福島県)▽篠崎幸雄(青森県)▽鈴木治雄(東京都)▽仙頭義寛(高知県)▽高澤規子(富山県)▽武内三生(北海道)▽田下昌明(北海道)▽谷村紘一(京都府)▽田村勝己(岡山県)▽霍田隆良(北海道)▽仲座清次郎(沖縄県)▽中村輝彦(高知県)▽橋本光夫(大分県)▽藤田正美(三重県)▽古屋正義(東京都)▽前野正春(熊本県)▽三木巖(沖縄県)▽村上良一(香川県)▽百瀬方康(長野県)▽森晄一(千葉県)▽山西三重子(宮崎県)▽谷村邦久(岩手県)▽吉田弘志(北海道)▽寳{走彰徳山林会(静岡県)▽北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会(北海道)▽阿部自動車工業(株)(福島県)▽アラコム(株)京都支社(京都府)▽王子不動産(株)北海道支店(北海道)▽(株)IHIエアロスペース(東京都)▽(株)スリーエス長崎営業所(長崎県)▽(株)全日警福岡支社(福岡県)▽(株)損害保険ジャパン熊本支店(熊本県)▽(株)損害保険ジャパン北海道本部(北海道)▽(株)名寄振興公社(北海道)▽(株)北海道銀行帯広支店(北海道)▽きたぎんビジネスサービス(株)(岩手県)▽キーパー(株)(静岡県)▽共立文書代行(株)(岐阜県)▽京阪神セキュリティサービス(株)(大阪府)▽(財)競馬保安協会美浦保安隊(茨城県)▽(財)函館市水道サービス協会(北海道)▽ジャストエンジニアリング(株)(大阪府)▽東北綜警常駐(株)(宮城県)▽トヨタ自動車(株)(愛知県)▽ニッポ電工(株)(秋田県)▽日本通運(株)大分支店(大分県)▽日本通運(株)山形支店(山形県)▽日本通運(株)関東警送支店(東京都)▽富国生命保険相互会社(東京都)▽富士警備保障(株)(東京都)▽富士通(株)(神奈川県)▽三桜電気工業(株)(宮崎県)▽三井住友海上火災保険(株)栃木支店(栃木県)▽三菱電機ライフサービス(株)熊本支店(熊本県)▽三八五流通(株)(青森県)▽流通(株)(鳥取県)▽両備ホールディングス(株)(岡山県)
 〈海幕長感謝状〉▽阿波根昌信▽上村彌壽男▽大河内正雄▽柏經學▽郷田豊▽坪水徳郎▽中川信一▽中島敏之▽野澤操子▽藤澤博之▽前田一彦▽松原幸次▽水田英實▽泉山元▽日本空港テクノ(株)▽明治管財(株)▽ライジングビルメインテナンス(株)
 〈空幕長感謝状〉▽池谷薫(静岡県)▽石田嵩(埼玉県)▽岩本健司(宮崎県)▽遠藤隆次郎(千葉県)▽岡崎義範(東京都)▽川田正一(沖縄県)▽北村八(静岡県)▽近藤政美(岐阜県)▽坂江勝介(滋賀県)▽菅原耕(北海道)▽煖エ久志(埼玉県)▽藤本久見(宮崎県)▽御手洗幸治(長崎県)▽宮地充子(石川県)▽毛内純一(青森県)▽山口幸太郎(北海道)▽兼房(株)(愛知県)▽(株)大京ライフ沖縄事務所(沖縄県)▽自衛隊串本地区協力会(和歌山県)▽日光二荒山神社(栃木県)▽有人宇宙システム(株)(東京都)▽若狭高浜漁業協同組合(福井県)


創立50周年祝う
盛大に記念式典開催
《隊友会》
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 (社)隊友会創立50周年記念式典が11月12日、防衛省A棟講堂で開催された。式には、中曽根康弘元首相、北澤俊美防衛大臣をはじめ各支部会員ら約550人が出席した。
 国歌斉唱、黙祷に続いて冨澤暉副会長が瓦力会長の式辞を代読、隊友会の歴史、沿革、事業内容や国内外の情勢について触れながら「我が国は引き続き、日米安全保障条約の体制を堅持しつつ、自衛隊の精強性維持に更なる努力を払わなくてはなりません。我が国防衛の貴重な体験を積んだ隊友会の役割はますます重要であります。創立50周年を契機として改めて我々の責任の重大さを痛感し、『国民と自衛隊とのかけ橋』として我が国の平和と発展に寄与することを誓う」と述べた。
 次いで、北澤防衛大臣が来賓を代表して、隊友会の日頃の活動に感謝しながら「実に8割を超える国民が自衛隊に良い印象を持つに至った中で、防衛省・自衛隊は国民の安全・安心を確保できる防衛力をいかに効果的かつ効率的に構築するかが求められています。新たな時代に即した新たな防衛基盤確立のために一層のご協力を」と祝辞を述べた。また、中曽根元首相が祝辞の中で「最近の国内情勢、国際情勢を見ますと、周辺各国とも内政が充実され、調和がとれるにしたがって領域問題、主権問題に目を転じてその問題を断固として解決するという方向に今動きつつあります。我々が直面している主権問題、領域問題は歴史の流れからしても容易なものではない。我々国家・国民が一致団結して対処しなければ対処できないという性格のものであり、かなりの長年月を我々が頑張り抜かなければならないものです。こういう覚悟を持って我々は一致協力して参りたいと思います。何と言っても防衛省、外務当局の皆様が一所懸命やるためには、国民が団結しなければそれは出来ません。国民が団結することは先駆者、指導者の指導力によるところが非常に大であります。その先頭を切ってやる者が防衛省であり、防衛省の先輩方であると思います。国家権力、国政の基盤の基幹をなすのは防衛力であります。皆様方のご奮闘、ご健闘を」と激励した。
 引き続き、来賓紹介や表彰などが行われたあと、最後に、札幌地方隊友会長の坂元順一元陸将補が「『国民と自衛隊のかけ橋』として我が国の平和と安全に寄与することを固く誓う」と決意表明し、式典を終了した。


部隊見学を実施
《援護協会東京支部》
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 11月16日、自衛隊援護協会東京支部は、東部方面総監部と中央即応集団の支援を得て、関係者47名を招待し、習志野駐屯地及び木更津駐屯地見学会を実施した。
 この駐屯地見学会は、援護広報活動の一環として、東京支部が陸・海・空自衛隊の支援・協力を受け実施している。企業主及び企業の採用担当者に自衛隊の実情を理解してもらうとともに、援護基盤を拡充することを目的に、毎年約400名を招待し、退職自衛官に対する求人枠の拡大等に大きな成果を挙げている。
 当日は晴れ渡る青空と温暖な気温に恵まれ、参加者に笑顔の花が咲いた。習志野駐屯地で第1空挺団の訓練及び空挺資料館を見学した後、副団長等駐屯地主要幹部と懇談を兼ねて会食。午前中の見学等で自衛隊を身近に感じた参加者は打ち解けた様子で幹部と会話を交わしていた。自社の社員と各年代の自衛官を比較し自衛官の優れた資質に関心を持ち、幹部に熱心な質問を投げ掛ける参加者等も見られた。午後は木更津駐屯地に移動してCH―47に体験搭乗した後、第1ヘリコプター団の訓練と装備品等を見学した。
 概況説明や資料館の見学等で旧軍以来の歴史及び自衛隊の崇高な使命を学び、それらを踏まえ、厳しい訓練に汗を流す実態を目の当たりにする。体験搭乗においては装備品を使った任務の一端を垣間見る。一連の見学プログラムは見学会の実施目的を十二分に満たす厚みのある内容であり、参加者からは、「訓練中の自衛官の真摯な姿に感動した」「退職自衛官の企業への有用性を確認できた」「是非(又は引き続き)わが社でも退職自衛官を採用したい」等の声が聞かれた。

優秀5支部を表彰
《合気道演武大会》
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 第49回防衛省合気道演武大会が11月20日、防衛省厚生棟体育館で実施された。
 全国42支部の会員約200名が整列する中、防衛省合気道連合会の西正典会長(経理装備局長)の挨拶、植芝守央合気道道主と宇都隆史参院議員の祝辞、来賓紹介などが順次行われたあと、西会長の演武に続いて各支部による演武の幕が切って落とされた。
 各支部とも、日頃の稽古の成果を存分に発揮した結果、優秀支部として浜松、八戸、勝田、十条、防医大の5支部が表彰された。


話題の新刊
尖閣諸島が危ない
防衛システム研究所
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 今年9月、「尖閣諸島」周辺で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突する事件が起きた。我が国の多くの国民にとって、九州南端から1000キロも離れた無人の「尖閣諸島」にはこれまであまり関心がなかったが、この事件で中国の外交手法とともに相当関心を持つようになってきたと言える。
 しかしながら、国民の多くは、中国が何を企んでいるのかを知る術もない情況にある。本書は、そのような事態を危惧し、いま中国が何をしようとしているのか、それに対する我が防衛態勢はどうなっているのか、そして、今後焦点となってくるであろう尖閣諸島を含む南西諸島の実情を具体的に観察し、我が国の安全保障環境の実態を認識してもらうためにまとめたものである。▽第1章「中国の覇権主義」▽第2章「海洋正面(黄海・東シナ海・台湾・南シナ海)▽第3章「南シナ海の支配」▽第4章「東シナ海正面での活動」▽第5章「尖閣諸島をめぐる確執」▽第6章「尖閣諸島争奪戦」▽第7章「我が国のとるべき対応」から成り、各章の中で各項目ごとに図をちりばめながらより詳しく解説している。別表の関連年表も、中国の行動と日本の対応がコンパクトにまとめられていて非常に分かりやすい。
 本書は、我が国の南西諸島正面がどのような状況になっているのか、これからどうなっていくのか、具体的に理解するための必読の書である。〈防衛システム研究所主幹・松島悠佐、委員・島本順光、中村徹、樫村保貞、津々谷格、森田良行〉
 (内外出版(株)刊、定価945円・税込)

「特別シンポジウム」のお知らせ
陸海空自衛隊・海保OBによる
「尖閣諸島が危ない」
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 『尖閣諸島が危ない(内外出版)』出版を記念して松島悠佐元陸将を始めとした防衛システム研究所委員のメンバーと元海上保安大学校長の三宅教雄先生をお招きして、特別シンポジウムを行います。
 メンバーが陸海空自衛隊と海保OBという事で、それぞれの専門分野・立場から熱い論議を交わします。
 また、シンポジウム参加特典としまして『尖閣諸島が危ない』進呈します。
【日時】12月11日(土) 17時45分~21時(開場:17時30分)
【会場】文京区民センター3―A会議室(文京シビックセンターの向かい側)
 東京都文京区本郷4―15―14 03―3814―6731
 〈第1部 基調講演 講師〉▽松島 悠佐先生(第8師団長(熊本)、中部方面総監(伊丹)などを歴任。陸将で退官。現在防衛システム研究所代表取締役、日本戦略研究フォーラム政策提言委員)▽三宅 教雄先生(第2管区海上保安本部長、海上保安庁装備技術部参事官等を歴任。昭和63年海上保安大学校長、平成2年退官。現在台南会会長、李登輝友の会理事)
 〈第2部ディスカッション講師〉 防衛システム研究所メンバー▽島本 順光(元航空自衛隊技術幹部、元二等空佐、現帝京大学講師)▽中村 徹(元海上自衛隊海上幕僚監部装備課長、元海将補)▽津々谷 格(元航空自衛隊技術幹部、元一等空佐)
【参加費】 一般@2000円(定価945円の『尖閣諸島が危ない』贈呈)
 一般A 1500円(『尖閣諸島が危ない』無し)
 事前申込の女性・学生1500円(定価945円の『尖閣諸島が危ない』贈呈)
 当日申込2000円(定価945円の『尖閣諸島が危ない』贈呈)
【懇親会】21時20分~23時を予定 (当日キャンセルはキャンセル料金を頂戴します)
 参加費:事前申込4000円(事前申込の女性・学生3500円)
 当日申込4500円(当日申込の女性・学生4000円)
 事前申込は12月09日23時までにメールまたはFAXにてお申し込みください(当日受付も可)
【主催】 防衛システム研究所http://defence-system-ins.com/index.html
【主催・申込先】士気の集い TEL:090―3450―1951 FAX:03―5682―0018
 E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp


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