防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年9月1日号
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高桑4位(200m個メ)、6位(400m個メ)入賞
《パンパシ競泳》
原田蘭丸2種目B決勝、4×100mリレー5位
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 8月18〜22日の間、米国カリフォルニア州アーバンで実施された第11回パンパシフィック選手権大会において、自衛隊体育学校所属高桑健3海尉が今期最高タイムで200m個人メドレーで4位入賞同じく400m個人メドレーで6位入賞を果たすとともに、原田蘭丸2海曹も50mバタフライ、50m自由形でB決勝進出、4×100m自由形リレーでは第3泳者として出場し日本代表チーム5位に貢献した。
高桑3海尉の戦い
 高桑にとってこのパンパシフィック選手権大会は前回2006年大会(カナダで開催)が初めての国際大会参加で、初めてメダル(銅)を獲得し、そこから世界のトップ選手への道を一気に駆け上がった記念すべき大会で、思い入れも深い。この大会は日本選手にとってアジア大会代表選考がかかっているが、高桑は4月の日本選手権で既に参加標準記録を突破しアジア大会代表の座を獲得しており、純粋に記録を狙う大会になった。本命の200m個人メドレーの前の400m個人メドレーでは、試運転としてリラックスして臨み予選・決勝ともに日本選手権を上回るタイムで6位入賞を果たす。これにより、アジア大会における400m個人メドレーも出場が決定。最終日4日目、いよいよ本命の200m個人メドレー、パンパシフィック選手権と言ってもフェルプス、ロクテを擁する米国、オーストラリア、ブラジル、南アの選手でほぼこの種目のトップを形成しており、実質、世界選手権レベルである。エントリーしている選手のランキングでは高桑は5番手、前大会よりも高いレベルの試合が予想される。しかし、予選開始前、フェルプスが棄権を表明。メダルの期待が高くなる中、予選を1分58秒72、総合3位でファイナル進出を決める。決勝は、4コース。5コースに昨年世界選手権王者ロクテ(米国)、2コースには今期56秒台を出しているブロディ(オーストラリア)、好記録を狙うには申し分ないコースだ。いよいよスタート。リアクションタイムは決勝出場選手随一の0・60、最初のバタフライは2番手25秒37で2位で泳ぎきる。北京五輪時、課題はバタフライと言われたが、ここまで進化していた。だが、背泳ぎで5位に後退。だが、平泳ぎから持ち直し、最後の自由形で1人抜きさって今期ベスト1分58秒06で4位、メダルまで0・23、高桑にとっては悔しい結果となった。前大会では銅メダルを獲得したがタイムは2分01秒50、それから4年でタイムは2秒以上伸びた。高桑は確実に成長した。特に、バタフライ、平泳ぎ、自由形では十分ロクテと勝負できる能力を証明した。今後は11月のアジア大会、来年の世界水泳を目標に強化を図り、ロンドンでのメダル獲得を目指していく。
原田蘭丸2海曹
 大会1日目は50mバタフライに出場。予選を24秒44でB決勝進出。B決勝は24秒49に終わる。第2日目、原田のアジア大会選考がかかる100m自由形。記録は50秒06、23位に終わるが、出場日本人選手の中で3位に入り、翌日の4×100m自由形リレーのメンバー入りを決める。第3日目の自由形リレーでは第3泳者となり、49秒26の好タイムで日本チーム5位の成績に貢献。第4日目は50m自由形に出場し、22秒56、総合15位でB決勝進出を決め、B決勝では今期自己ベストの22秒53をマークした。恐らく今大会の結果から、原田のアジア代表入りが濃厚となった。原田の今後の活躍に期待したい。(体校広報)

ボート競技会で海自13クルー力漕
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 むつ地区ボート協会主催の市民参加型ボート競技会である『まさかりレガッタ』が7月25日にむつ市新田名部川ボートコースで開催された。
 第12回を迎える今大会は、過去最多の計84クルーが、ボートの経験や性別等に応じた「ごった煮」、「マジギレ」、「マドンナ」、「ジュニア」、「OB対抗」の各レースに参加し、4人漕ぎのボートで500mの速さを競った。
 大湊に在籍する海自の各部隊からは、泉三省大湊地方総監が率いる「海自大湊コマンダーズ」をはじめとする計13クルーが参加した。家族や同僚の大声援の中、各クルーとも事前練習の成果をいかんなく発揮した力漕を見せ、大いに大会を盛り上げた。

公務(通勤)災害を受けられた方々へ
職業能力開発センター入所生の希望調査を開始
《中央病院》
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 部隊における訓練中の災害や通勤途中に災害に遭遇し、疾病等が治癒した後もなお身体に障害が残り、職務遂行能力に支障をきたした場合、じ後の勤務や退職後に役立つ何らかの職業技能を持つことができればと考えられるのは当然のことではないでしょうか。このような境遇に陥られた隊員の方々(障害等級に該当する隊員)に対し、国家公務員災害補償法に基づき防衛大臣の承認を得て、円滑な部隊復帰及び社会復帰の促進に寄与することを目的として、身体的機能・労働能力回復のための更生指導を行うために昭和31年に設置された部内機関が自衛隊中央病院職業能力開発センター(旧職能補導所)です。
 職業能力開発センターでは、公務(通勤)災害を受けられた方々に対し、平成23年度の入所希望調査を10月末まで行っています。昨年度より新しい建物となり、車イス利用隊員や女性隊員の入所にも対応したバス・トイレ付の居室もできました。
 入所可能人員は20名、期間は平成23年3月下旬〜24年3月上旬の1年間(6ヶ月コースも有り)、所属は自衛隊中央病院付となります。入所資格及び職業能力開発センターの業務につきましては、パンフレット及び陸自指揮システム「自衛隊中央病院ホームページの職業能力開発センター」をご覧ください。現在実施している科目は、プログラム開発科、情報システム科、木工科、建築設計科、機械設計科、一般事務科(一般事務科のみ6ヶ月コースも有り)です。
 (※海上・航空自衛隊につきましては、部隊の相談窓口か又は直接自衛隊中央病院職業能力開発センター(電話8-61-6313)にお問い合わせ下さい)
 なお、陸海空自衛隊の部隊における相談窓口は、陸:駐屯地業務隊(賠償・補償担当)、海:基地業務隊(厚生担当)、空:基地業務担当部隊(厚生担当)です。


ペーロン大会で準優勝!!
《大村航空基地》
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 第22航空群(群司令・渡邊剛次郎海将補)は7月31日、長崎の夏の伝統行事「平成22年度全国ペーロン選手権大会」に参加し、「準優勝」と大健闘、昨年の雪辱を果たした。
 この大会は昭和52年から開催され、今年で第34回大会となる。
 海上自衛隊大村航空基地チーム(海自大村ドラゴンズ)は、平成17年第29回大会から参加しているが、昨年、史上初めて自衛隊チームとして決勝戦へと駒を進めたものの、転覆失格、無念の涙を呑み、今年こそはとキャプテン(第22整備補給隊・岩崎邦昭海曹長)を中心に熱い練習を重ねて来た。
 試合当日は早朝から真夏の蒸し暑い灼熱のコンディションとなったが、選手達は「優勝」の2文字を目標に奮闘した。
 混戦を予期する強風の中、大会は長崎港内(松ヶ枝埠頭前特設会場)1150mの距離で競われ、今年は職域19チーム(昨年17チーム)がエントリー、勇壮な熱き海のドラマが繰り広げられた。
 「海自大村ドラゴンズ」チームは訓練成果を遺憾無く発揮し、予選、準決勝と順当に勝ち進み、職域決勝戦(強豪6チーム)へ臨んだ。
 決勝戦は午後15時15分、ドラの音と共にスタート「海自大村ドラゴンズ」はスタートから一進一退の好位置をキープ、見事「準優勝」を勝ち取った。
 試合後選手達は、優勝2連覇を果たした「三菱重工香焼部」をはじめ、参加チームとお互いの健闘を称え、来年への「優勝」の決意を新たに長崎港をあとにした。

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