防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年8月1日号
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盛況の定期演奏会
《高知地本》
ご当地ソングで会場湧く
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 高知地本(本部長・竹田隆康1陸佐)は6月22日、高知市文化プラザ「かるぽーと」大ホールにおいて開催された第24回高知定期演奏会「音楽の夕べ」を支援した。
 この演奏会は防衛協力団体4団体が主催し、陸海空持ち回りで毎年開催されている。今年は陸上自衛隊第14音楽隊(隊長・宍戸隆1陸尉)が担当し、昼の部と夜の部計2回の公演を行った。
 第1部は「英雄は我が傍らに」で演奏が始まり、続いてNHK大河ドラマ「龍馬伝」のオープニング曲と、力強く迫力のある演奏で来場者を魅了した。第14音楽隊オリジナルバージョンの「ブレーメンの音楽隊」では、緒方綾香3陸曹のナレーションとともに、隊員がロバ、ニワトリ(土佐ジロー)などに扮して曲を演奏し会場を沸かせた。第2部では、「見上げてごらん夜の星を」「自衛隊らっぱメドレー」などを披露、観客の中からは自然と手拍子が始まるなど大いに盛り上がったところで、前日に演奏指導を受けた県下の高校3校の生徒から花束が贈呈された。アンコールではご当地ソング「おいらの船は300トン」を会場が一体となって合唱し、盛会のうちに演奏会を終えた。

高校生の就業体験支援
ー見て触って感じる自衛隊ー
《函館地本》
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 函館地本(本部長・東井勇治1空佐)は6月16日から18日の間、北海道上磯高等学校2年生3人に対する就業体験を実施した。
 同高校では、職業体験を通じて働くことの意義や喜び、働く人々への感謝の心、礼儀作法や言葉遣いなどを体験的に学ばせることを目的に就業体験を依頼し、函館地本が受け入れた。
 初日は海上自衛隊函館基地第45掃海隊掃海艇「ゆげしま」の見学を実施。あいにくの雨のため、体験学習は掃海艇の内部で行われた。掃海艇の概要説明、ラッパ吹奏見学、手旗信号説明・見学、ロープワーク体験、体験喫食が行われた。学生は「掃海艇の役割が分かった」「ロープの結び方が分かって何かに活用できそう」「ごはんが美味しかった」などの感想を述べて1日目を終えた。2日目は、函館地本で自衛隊の概要説明、「南極の氷」の説明・体験、広報官との懇談、基本教練を実施した。基本教練を体験した学生は、「簡単そうに見えて結構難しかった」「少しの体験だったけどかなり疲れた」と感想を述べていた。最終日は、函館地本で第314基地通信中隊函館派遣隊の業務内容の説明、モールス信号体験、業務隊医務室で施設見学、AEDの説明・体験、業務隊厚生科で業務内容の説明、第332会計隊で業務内容の説明・施設見学、体験喫食を実施した。午後から28普連広報による史料館の見学、高機動車の体験試乗及び今年入隊した新隊員の戦闘訓練を見学した。学生は「自衛隊では色々な業務があってわかりやすかった」「自衛隊を受験してみようかな」などの感想を述べて就業体験は無事に終了した。
 また、函館地本は6月17、18の両日にも北海道戸井高等学校2年生5人が参加した就業体験を実施するなど、積極的な自衛隊広報に努めている。

即自家族らが訓練見学
《千葉地本》
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 千葉地本(本部長・伊藤元万1海佐)は6月26日、第31普通科連隊第4中隊の支援を受け、即応予備自衛官家族及び即応予備自衛官志願者の即自招集訓練見学会を習志野駐屯地及び同演習場で実施した。当日、家族等は習志野駐屯地において訓練担任中隊長(杉井1尉)による即自制度の重要性、中隊の現況等についての説明を受け、続いて隊員食堂での体験喫食後、場所を演習場に移しての即自による対戦車分隊の攻撃要領・小銃小隊の偵察及び陣地攻撃の訓練を見学した。
 演習場での見学は、蒸し暑い曇り空の下でも、きびきびとした動きで警戒や攻撃訓練を懸命に実施している即自隊員の姿に終始真剣な眼差しを向けていた。
 また、体験喫食では中隊長を囲んで終始和やかな雰囲気で訓練・職場・家庭について懇談するとともに隊員が食べる量の多さにも驚いていた。
 参加した即自隊員の家族は「普段の仕事で疲れていても訓練に出かける夫を尊敬している。これからも出来る限りサポートしていきたい」。また、即自志願者からは「現職を辞めてからしばらく期間が空いているが、今回の訓練を見て、来年度からの訓練参加が楽しみになりました」との感想があった。
 千葉地本では、今後とも即自家族等の理解を促進し、出頭環境の向上を図っていきたいとしている。
 栃木地本(本部長・新田栄二1陸佐)は6月28日、宇都宮駐屯地で開催された「自衛官募集事務市町村主管課長会議」に参加した。この会議は栃木県主催で、県及び市町の募集事務主管課長等31名及び栃木地本本部長以下9名が参加した。
 会議は県市町村課長と新田本部長の挨拶の後、募集課長から募集事務の現状や募集広報施策について説明、主催者及び重点市町村から取り組み事例の紹介をした。続いて募集課長から成人式での募集資料等の配布及び各市町公用車へのマグネットシート貼付の協力依頼等、今年度の実施に向けて各市町主管課長等と意見交換を行った。
 会議終了後、新隊員居室、中央即応連隊による訓練展示及び駐屯地所在部隊による装備品展示を見学した。続いて、整備工場及び防衛資料館、最後に厚生センターを見学し部隊研修を終了した。
 栃木地本では「宇都宮駐屯地での本会議を実施したのは実に10年ぶり。県をはじめ各市町の更なる理解を得て、自治体との連携を強化していきたい」としている。

清掃奉仕活動で環境美化に貢献
《愛知地本》
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 愛知地本(本部長・小林秀人1陸佐)金山地域事務所は、環境月間である6月、担当地区内において2度の清掃奉仕活動を行った。
 8日は熱田神宮東公園で、18日は同事務所直属の野並案内所近傍を流れる天白川の河川敷で散乱しているゴミを拾った。特に天白川は平成12年の東海豪雨で水害にあった地域で、前回の増水で流れ着いたゴミも多く、所員たちは蒸し暑い環境の中、黙々と拾い集め、環境美化に貢献した。両日とも地元記者の取材を受け、後日タウン情報誌で地域に報道された。

旧陸軍「飛龍」乗員を慰霊
《静岡地本》
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 静岡地本浜北募集案内所は7月1日、事務所の近傍にある旧陸軍爆撃機「飛龍」乗員の慰霊碑前で行われた慰霊祭を支援した。
 終戦直前1ヶ月前の昭和20年7年1日、当時の陸軍浜松飛行場(現在の空自浜松基地)が米海軍機動部隊の艦載機の攻撃を受けた。これを避けるために基地所属の爆撃機「飛龍」は9人の搭乗員と試験中の新型爆撃照準機を載せて飛行していたが、あえなく米軍機に撃墜されてしまった。その後、戦後33年経った昭和53年7月、地元住民有志により「九勇士散華之地」と刻まれた慰霊碑が建立され、毎年、撃墜された同日同時刻に慰霊祭が実施されている。今年も石川県小松市在住の遺族、地元住民、隊友会浜北支部及び浜北所員が参列し、慰霊祭が行われた(写真)。年々、参加されている遺族等の高齢化が進み、いかに今後へと継承していくかが問題となっている。浜北所では、「今後も慰霊祭支援を実施し、同祭の継続実施に尽力するとともに、支援を通して協力諸団体との連携強化に努めていく」としている。

募相会同を実施
連携を密に活性化図る
《鳥取地本》
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 鳥取地本(本部長・荒関和人1陸佐)は7月3日、自衛官募集相談員会同を県中部の倉吉市内で実施した。この会同は、従来は東部・中部・西部の3地区ごとに行われていたが、今回は相談員間の交流・情報共有等を目的として初めて1ヶ所で実施し、県内各地から49名が参加した。
 会同の始めに荒関本部長が挨拶し、日頃の募集業務への協力・支援に対してお礼の言葉を述べた。続いて募集課長が昨年度の募集成果及び今年度の募集状況全般を説明した。最後に募集相談員各位に対して、厳しい募集環境の中、より一層の募集への協力を要請した。参加者は募集環境の現状を再認識するとともに、今回の会同を機に、各地域の相談員間の連携を密にしながら更なる活動の活性化及び効率化を図ることを誓い、会同を終えた。
 鳥取地本では、本会同が、多数の受験、入隊に結びつくきっかけになると期待するとしている。

札幌地本でも効率的な募集環境の構築へ
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 札幌地本(本部長・阿部知己1陸佐)は6月2日から16日の間、5コ振興局(支庁改め振興局57市町村計66名)が実施する自衛官募集事務打合せ会議に参加した。
 会議では各振興局の平成22年度自衛官募集事務推進計画を確認するとともに、地本側から募集課長が今後の少子化に伴う厳しい募集環境、今年度から開始される自衛官候補生について制度の変更などを周知したほか、札幌地本と各市町村ホームページのリンクが96%であることを受けて「インターネットは有効な情報媒体。自衛官募集と法定受託事務の効率的な執行のためにも札幌地本のホームページとリンクしていただきたい」との要望が出された。また、自衛官募集看板などへの自治体名の併記を依頼し、地域と一体となった募集環境の構築が提案された。


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