防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年3月1日号
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スポーツよもやま話
根岸直樹
ひとり横綱・白鵬
新生・相撲界を引っ張る
大阪春場所(14日、初日)13回目の優勝目指す!
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 14日(日)初日の大阪春場所を控え、けいこの調子も次第に上向いてきた横綱・白鵬(24)=宮城野=と、けいこの合間をぬって久々に街に出た。ほろ酔い機嫌の横綱は、おはこの松山千春が歌う「大空と大地の中で」を、いい声で歌い上げた。夏川りみの「涙そうそう」と長渕剛の「乾杯」も、聞きホレるような美声だった。
 「いろいろな事件があったけど、やっとスッキリできた。これからは、横綱の誇りを持って一日、一日、言動には細心の注意を払いながら生きていこうと決めました」。笑顔の中で、かみしめるかのように話すひと言、ひと言に重みがあった。春場所からはひとり横綱として、相撲界を引っ張っていく決意のほどがうかがえる。
 2010年(平成22年)の相撲界は、のっけから波乱に満ちていた。もうひとりの横綱・朝青龍突然の引退劇、協会幹部の大刷新…。そんな中で白鵬は「自分なりにいろいろ考え、勉強してきた」と振り返る。しかし「過去は過去。これからは横綱(朝青龍のこと)の分まで頑張って、土俵を盛り上げていこうと、みんなで誓い合った」という。
 2月初旬、白馬(前頭・陸奥)の母親が経営する東京・両国のモンゴル料理店に、モンゴル出身力士約40人を招集し白鵬、日馬富士(大関・伊勢浜)が中心となって「地盤を築いてくれた横綱(朝青龍)に恩返ししよう」と誓い合ったという。
 「実業家になるとか、政治家を目指しているとか、格闘家に転向するとか、いろいろなウワサが飛び交っているけど、あの人はどこまでもオレ達を支えていってくれるはず」(日馬富士)というわけだ。
 白鵬は22日都内で、27日には紗代子夫人の故郷・徳島で、夫人とふたりの子供を連れて披露宴を行っている。人気横綱だけあって、2度の披露宴は各界の有名人が名を連ね、盛会だった。「これで家族もしっかり紹介できた。あと、名古屋場所後にモンゴルに帰ってもう一度披露宴を行って、個人的な行事は一応、終わり、あとは土俵に集中するだけです」と胸を張った。
 この一年の目標は「とにかく星を重ねて、最高の一年だったと振り返りたい。その結果、いろいろな夢がかなえられたら、いうことなし」だという。昨年は86勝(4敗)と、前人未到の年間最多勝を達成した。今季は初場所でつまづいた(朝青龍V)が、現在の12Vを14回まで伸ばせたら、14Vの大先輩の元横綱・輪島が「豪華な記念のV額を贈る」と約束しているとか。
 2000年(平成12年)モンゴルから来日、わずか10年間で「日本人以上に日本人の心を理解する大横綱」(輪島氏)白鵬は、そんなことではまだ満足していない。「いずれ早い時期に、貴乃花親方の22Vに並びたい」と目を輝かせて語る。
 ちなみに、最多Vは大鵬の32V。2位・千代の富士の31V、3位・北の湖、朝青龍の24V。「天性の体の柔らかさ、隠れた努力、地道なしこ、素晴らしい瞬発力、体全体で相手の力を吸収して、さらにはじき飛ばすあの相撲が続けられる限り、横綱の地位は安泰」と執行稔トレーナーは太鼓判を押している。ひとり横綱・白鵬は、新生・相撲界を引っ張って、14日(日)初日の大阪春場所(大阪府立体育会館)を目指す。

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My new mobile phone is razor-thin
マイ ニュー モバイル フォン イズ レイザー シン
僕の新しい携帯は、超薄型なんだ!
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 Hi!皆さん。いかがお過ごしですか。もうすぐひな祭りですね。春も一日一日と近づいております。市ケ谷周辺の公園では、桜や春に開花する草木も花芽をだしてきています。冬の装いも、手袋、マフラーコートと軽くなっていくのも楽しいですね。といっても、まだまだ寒い日が続くと思います。気温の日較差が大きくなるので、注意が必要ですね。
 今回のフレーズは“My new mobile phone is razor-thin"、「僕の新しい携帯は、超薄型なんだ。」です。携帯は、もちろん携帯電話のことですね。(笑) 携帯の機能を自慢するのは、やはり男性でしょうか。年齢に関係なく、携帯電話をどきどきしながら、操っているのは少年ぽく、ほのぼのとしますね。Razor-thinは、「かみそりのように薄い、超薄」という意味です。実際にそんな薄い携帯電話がある訳ではありませんが、実感として伝わってきますね。自慢げな感じも良くわかります。Newは「新しい」という意味で、この場合は新しく購入したという意味です。
 三寒四温を繰り返しながら、春になっていきます。自然に目をやると、色々な変化が楽しめる時期でもあります。入試も一段落して、4月からの新しい生活を準備するときですね。こつこつと楽しみながら準備できるといいですね。ストレスの少ない、楽しく陽気な生活を心がけていきたいですね。See ya!〈スワタケル〉

防衛ホーム俳句コーナー
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磯宮に雪のちらつく雛流し 中村かよ
講堂の寒き記憶に卒業歌 小川淑子
流し雛御手洗川を埋めつくし 山崎明子
シベリアは兵を終へし地鳥帰る 戸部弘美
生返事して治聾酒に酔ひにけり 中村徳次郎
古雛を飾り米寿の夫と棲む< 八木多佳子
子雀に覗かれてゐる朝餉かな 松本弘道
白梅をさけ足場組む堂普請 制野和子
甘酒を妻に供へてひひなの日 渡辺刀雲
逝きし娘の教へ子たちの卒業す 加川師亨
下萌の北の大地を吾子巣立つ 坂元順一
永き日や悠々自適とはゆかず 辰巳一郎
寄す波を選びて雛を流しやる 棚橋活明
まだ癒えず桜愛でても何しても 保泉寿美代
いつしかに本気となりて土筆摘む 立川美佳
包み紙そつと外して雛に逢ふ 古賀芳川
神事の矢放つ雲間に春日洩れ 都築由佳
   選 者 吟
鶯の枝移りして次の声 成川雅夫

「離島壱岐の子供たちに響け」
16普連音楽部が学校演奏
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 1月27、28の両日、第16普通科連隊(連隊長・伊崎義彦1陸佐)の音楽部(部長・吉田繁守陸曹長)20名は、長崎県の離島にある壱岐市の要請により学校演奏支援を実施した。
 演奏支援は、沼津中学校、鯨伏中学校、壱岐高校の3カ所で行い、中学校2校では隣接する小学校や、老人ホーム施設からも多数の聴衆が訪れ、音楽部の演奏を鑑賞した。
 前半は演奏だけではなく、音楽部が持つ木管楽器・金管楽器・打楽器の特徴と奏でるそれぞれの音を紹介し、まるでご長寿番組「題名のない音楽会」のように進行した。
 作曲家モーツァルトの代表的楽曲を集めたメドレーや、「あの日聴いた歌」と題した日本の童謡メドレーなど、誰もが聴き覚えのある曲を演奏した。
 最初は、緊張した面持ちで演奏を聴いていた生徒、児童やお年寄りも、終盤に近づき手拍子が鳴るようになった。アンコールでは綾愛佳陸士長が、地元壱岐の歌「壱州おけさ」を歌い、全員が曲に合わせて手を叩き、特にお年寄りのにこやかに歌を口ずさむ様子が印象的だった。
 この学校演奏支援は、壱岐市からの強い要望に加えて、部外広報の一環として実施しており、今年で3回目。音楽部にも壱岐市出身者が2名所属する。最後に演奏した壱岐高校の卒業生でもある石橋俊一3陸曹と坂本充陸士長は2日間の学校演奏を終えて、「壱岐の純粋な子供たちに、音楽演奏を通して私たち自衛隊の存在を身近に感じてもらいたいのと、自分を育ててくれた島への感謝の気持ちを込めて演奏しました」と、島を離れるフェリーから故郷を見つめながら語った。

赤十字献血に協力
《国分駐屯地》
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 国分駐屯地(司令・前田忠男1陸佐)は1月26日、献血に協力をした。
 駐屯地は、年間3回、鹿児島県赤十字血液センターから協力を依頼され、社会貢献の一環として献血を実施している。
 隊員らは、「自分でも何か協力できるなら」と多くの隊員が厚生センターに足を運んだ。
 鹿児島県赤十字血液センターは5台の献血バスを保有しており、鹿児島県の離島まで行き、協力を依頼しているという。今回駐屯地には、2台で訪れ、フル活動で献血を実施した。
 初めて献血をした隊員は「自分の血が命を救えるかもしれないと思うとなんだか幸せな気持ちになりました。また次回も献血に協力したいと思います。献血っていいですね」と優しく微笑んでいた。

愛媛マラソン支援
《松山駐屯地》
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 松山駐屯地(司令・大上明彦1陸佐)は1月31日に実施された第48回愛媛マラソン大会を支援した。
 この日は、司令職務室長を支援隊長とし、第14特科隊及び第14高射特科中隊、第14後方支援隊第2整備中隊特科直接支援小隊、高射特科直接支援小隊、松山駐屯地業務隊から83名の隊員が大会の人員輸送及び資材輸送支援などを実施した。
 愛媛県唯一のマラソン大会(約3500人が参加)を隊員一人一人が全力をあげて支援し、この大会に協力した。
 参加した隊員は、「支援の合間に選手を応援して大会を盛り上げていくことで地域とのつながりを認識することが出来た」「マラソン支援の大変さがわかった」「今度は選手として参加したい」などと語っていた。
 松山駐屯地の隊員がこの大会に特別協力として参加することによって、選手や関係者との交流を図ることができ、また、松山駐屯地(自衛隊)を県内に幅広く広報することになった。


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