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自衛隊ニュース   2010年2月15日号
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長島政務官が中病視察
施設見学のほか患者見舞いも
中病視察
リハビリ室の視察
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 長島昭久防衛大臣政務官は2月4日、老朽化により昨年建て替えられた自衛隊中央病院を視察した。
 休憩・懇談ののち、長島政務官は渡邉千之病院長、小林秀紀副院長、大塚八左右副院長、外山千也大臣官房衛生監など関係者が同行する中、屋上へリポートや特別室、ICU、リハビリ室などの各施設を見てまわった。
 中央病院は、阪神大震災クラスの自然災害にも耐えうる構造で建てられるなど、大規模災害等の危機に強い病院として近代的な設備が整っていることが特徴。地下の“免震層"と呼ばれている免震構造の説明や、待合室やロビーでは患者が一度に運び込まれた時にソファをベッドとして増床できるといった自衛隊中央病院ならではの設備には、長島政務官は興味深い表情を見せた。その他、昨年4月にオープンし、中病の隣に併設されている職業能力開発センター(旧職能補導所)を視察、牛嶌春樹センター長から部屋ごとの説明を受けた。
 また、長島政務官は視察の合間に入院患者を見舞いし、患者と数分間懇談、激励の言葉をかけるなどした。

陸幕長、米軍高官と電話懇談
日米安保改定50周年祝う
安保改定50周年
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 日米安全保障条約改定の署名から50年を迎えた1月19日の節目にあたり、火箱上幕僚長はケーシー米陸軍参謀総長、コンウェイ米海兵隊司令官及びミクソン太平洋陸軍司令官と電話懇談を実施し、強固な日米関係を顕示した(写真)。
 電話懇談はそれぞれ15分程度行われ、懇談においては、日米安全保障条約改定から50周年の節目を祝うとともに、戦略協議や共同訓練等を通じた軍種間の連携強化や今後50年間の更なる関係強化の必要性について日米双方が認識を共有した。また、1月12日(現地時間)ハイチで発生した地震に対する陸上自衛隊からの部隊派遣に対して米側から高い評価を得るとともに、現地において日米双方が連携・協力を密に図っていくことで意見が一致した。(関連記事2面)

雪月花
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 失業率が5%とかフリーターが何十万人とか寂しいニュースが流れる中、新卒も既卒も就職活動は熾烈をきわめている。自衛隊の定年者でも同じ状況のようだ。「30数年も自衛隊でご苦労されたのだから最後も我々の手で送り出してあげたい」援護担当の友人はこう語ってくれたが定年に間に合わないケースも多くなったそうだ。筆者にも就職の相談があり何人かお世話をさせていただいたが最近こんな相談もあった、「孫に小遣いを遣りたいので」「家にいても退屈なので」「運動不足になるので」どこかないですか。答えは「ありませんね」しかない。「国家が何をしてくれるかではなく国家に対して何ができるか」ケネディ元米大統領の演説の有名な一節である。国家を会社に置き換えると今企業が求めている人物像が浮かび上がってくる。昨年末、営業の仕事に内定したが出社の段階で基本給なしの完全歩合にされた3佐の知人、それでも喜んで働いている。会社も生き延びに懸命、これが現実である。本紙に連載している「新しい職場」の登場人物は、まさに真剣そのもの、在隊中から資格試験をいくつも取り就職してからの勤務態度、コミュニケーション、働きぶりは途中入社のハンディをはね返して企業の中心になり後輩に道を切り開いている。再就職を考えている人はこの記事を是非読んでいただきたい、そしてケネディ大統領の演説を今一度思い起こしてほしい。

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