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自衛隊ニュース   2009年11月1日号
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少工校で創立54周年を祝う
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 少年工科学校(学校長・山形克己陸将補)は9月26、27の両日、開校祭(生徒会テーマ「新たな世代へ伝統へ:〜Rest In Peace〜」)及び創立54周年記念行事を行った。
 開校祭では、体育館で5個文化クラブ(吟詠尺八部・弁論部・軽音楽部・英会話部・和太鼓部)による発表会、続いて5個体育クラブ(空手部・剣道部・少林寺拳法部・銃剣道部・柔道部)による武道等展示を実施した。特に、文化クラブの発表会では、部内外で活躍する和太鼓部『桜花太鼓』が迫力ある演奏で来場した家族や職員、生徒を大いに盛り上げた。また、数々の大会に出場し好成績をおさめるロボット研究部をはじめ11個クラブの作品展示も教室舎を利用して並行的に行われ、来校した家族等の歓心を誘った。
 27日の記念行事当日は、夏を感じさせる天候の中、横粂勝仁衆議院議員、小泉進次郎衆議院議員をはじめ多くの来賓やこの日を楽しみに全国から駆けつけた家族等約1700人が来校し、創立54周年記念行事が挙行され、式典に続き、観閲行進・少工校卒業生等による祝賀飛行・ドリル演技・桜花太鼓演奏・戦闘訓練展示を披露した。
 式典では、学校長は「政権交代及び今年度末の高等工科学校への改編予定をふまえ、部内外に係わる変革・激動に臨み、我々職員一同は、引き続き『情熱と情愛』をもって生徒の育成に取り組む所存です。この際、知育・徳育・体育を兼ね備えた伸展性ある人材を育成するという、本校が果たしてきた本質的な役割と、50年余にわたり営々と培われた良き伝統は、新たな教育に引き継ぐ一方、この「変革」を好機と捉え、変えるべきものは勇気を持って見直す等、『変革への挑戦』を行うことが、今、我々に与えられた重要な使命であると考えます。生徒諸君は、このような変革の中にあっても動ずることなく、生徒の本文である勉学に専念することが最も大事です。未来に大きく羽ばたくため、教養を高め、心身を鍛え、品性を磨き、悔いのない毎日を過ごすよう努めてもらいたいと思います」との主旨の式辞を述べた。
 その後、食堂で祝賀会食が行われ、和やかな雰囲気で総ての行事を終了した。

ソマリア・アデン湾派遣海賊対処
航空1次隊が帰国
《厚木》
航空1次隊が帰国
大勢の留守家族の出迎えの中、厚木基地に帰国したP−3C
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 ソマリア・アデン湾で警戒監視などを行う海自派遣海賊対処航空隊1次隊(司令・福島博1海佐)の帰国行事が10月12日、海自厚木航空基地で行われた。
 帰国行事では派遣隊員家族を含む約670人が出迎える中、福島1佐が「任務を完遂した大きな誇りと我々の活動を支えてくれた方々への感謝の気持ちを胸に帰国しました」と帰国報告。続いて杉本正彦自衛艦隊司令官は訓示で、アデン湾における活動について世界各国から高い評価を受けていると述べ、隊員に対して「今回の行動で自らが果たしてきた役割と成果に大いなる誇りと自信を持ち、今後の勤務の資とするとともに、更に精強な部隊の練成に向けて前進する」よう要望した。
 航空隊の1次隊は、海自隊員約100名、陸自隊員約50名、P―3C・2機で編成され、5月28日に厚木を出発した。任務期間中の6月11日から10月3日までに74回の警戒監視飛行が行われ、飛行時間は約590時間。確認した商船約5000隻、護衛艦や諸外国の艦艇等への情報提供は約410回に上った。

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