防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年12月15日号
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「其の争いや君子なり」
第36回全自衛隊弓道大会
団体、個人とも浜松“大活躍"
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 第36回全自衛隊弓道大会(柚木秀一大会会長、全日本弓道連盟・防衛ホーム新聞社等後援)は12月7日、明治神宮至誠館第2弓道場に221人の選手が参加して盛大に行われた。
 開会式では、昨年から全自弓道連合会会長に就任した渡部厚内局人事教育局長が挨拶、宇野精一博士の「其の争いや君子なり」の由来を紹介しながら、「ひとりの弓道人として社会人として責任と自覚を持って誇り高く生きて行こう」と述べた。つづいて稲葉至誠館館長の祝辞、柚木教士6段の矢渡し(介添え 遠藤幸一錬士6段、楠井康文錬士6段)などがあり16時まで団体戦と個人戦の熱戦を繰り広げた。なお、来年の第37回大会も同弓道場で12月6日に予定している。
 成績は次のとおり。
 〈団体戦A(的中制)〉▽優勝=浜松A▽準優勝=浜松C▽第3位=鹿屋A
 〈同B(採点制)〉▽優勝=鹿屋A▽準優勝=浜松A▽第3位=防府北A
 〈個人戦(各自8射の的中制)〉【称号受有者の部】▽優勝=鈴木裕史(浜松)▽準優勝=長澤喜代己(同)▽第3位=河村健太郎(防府北)【同参段以上の部】▽優勝=野村豊司(宇治)▽準優勝=鶴田育夫(鹿屋)▽第3位=福井正一(新田原)【同初・弐段の部】▽優勝=長山裕史(防大)▽準優勝=大野了平(同)▽第3位=鮭川健(入間)【同女子の部】▽優勝=門馬千絵(仙台)▽準優勝=福田由美子(島松A)▽第3位=大澤翠美(防大)【同隊友の部】▽優勝=佐藤至學(茨城)▽準優勝=稲葉健次郎(同)▽第3位=宮島武弥(埼玉)


東京官公庁、渋谷区剣道大会を連覇
脇園5段、快進撃続く
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 9月27日に東京武道館で行われた東京官公庁剣道大会で防衛省事務官の脇園紗耶華さんが女子の部で優勝した。また、11月2日の渋谷区秋季剣道大会でも優勝しており関係者の間で注目を集めている。
 脇園さんは小学校の時に友達に誘われて剣道を始め16年になる。ことしの11月には5段に昇段した。今は装備施設本部(金澤博範本部長)秘書を勤めているが週に2回は課業前に防衛省の体育館で朝稽古、昼休みも勤務に差しさわりのない限り体育館に通う。休みの日と夜は町の道場に行く。横浜支部(現・南関東防衛局)から市ヶ谷勤務になった時には「この職種で剣道の練習が続けられるかが一番の心配だった」というからまさしく剣道一直線だ。
 装備施設本部の受付にいると来客と接する機会が多い。「怒ってる顔をしているね、とよく言われるんです。そんなことは全然ないのに…。今まで滅多にしなかったメイクもしているし」「こうして練習が出来るのは周りの皆さんのご理解のおかげです。」すてきな笑顔で明るくきびきびと毎日の激務をこなしている。
 今の目標は「来年11月の全国官公庁剣道大会で優勝すること」と、はっきり言い切った。

盛大に「淡水会」総会開催
浜田防衛大臣、増田事務次官が祝辞
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 防衛庁「上級研修」修了者を会員として昭和51年に設立された「淡水会」(会長・安藤照行装備施設本部副本部長)の第33回定期総会と懇親会が12月2日、グランドヒル市ヶ谷で開催された。
 当日はOB現役約180人が集まり、来賓には浜田靖一防衛大臣や増田好平事務次官、中江公人官房長、各機関の人事関係者、佐藤正久参議員らも出席した。安藤会長が「みんなの努力でこの会をさらに充実発展させよう」と挨拶し、浜田大臣と増田事務次官がそれぞれお祝いと会員の業績に感謝する言葉を述べた。
 懇親会ではOB現役、数年ぶりに顔を合わせる会員も多くおおいに盛り上がった。最後は肩を組み力いっぱい会歌になった「同期の桜」を歌い感動しながら再会を約束した。淡水会の現会員数は1685名(創立時385名)を擁しシビリアンの数少ない会の1つで、機関紙「淡水」の発行や淡水セミナーなどを行っている。
 「淡水会の皆さんなしでは防衛庁は動かない。だから使命感を持って防衛庁、日本の防衛安全保障を支えて貰いたい」平成17年第29回総会、大野功統防衛庁長官(当時)あいさつ。

「ふれあいフェスタ長瀞」
装備品初展示
32連隊がアピール
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 第32普通科連隊(連隊長・下東敏郎1佐)は「埼玉県民の日」である11月14日、埼玉県秩父の長瀞町で行われた「第6回ふれあいフェスタ長瀞」で装備品展示を実施した。
 会場には、幼稚園児からお年寄りまで多くの地域住民が参加、埼玉県内の大学の理科実験や、高校のブラスバンドの生演奏、手作りロボットのデモンストレーション等が催される中、32連隊の車両展示ブースでは、指揮通信車の上部ハッチから顔を出し記念撮影をする親子や、高機動車に幼稚園児が20人も乗り込んだり、偵察用バイクにはヘルメットを装着してまたがる中学生など、終始にぎやかな雰囲気で行われた。また、人命救助システム展示ブースでは、災害時に使用する約17トンの持揚能力を持つ「エアージャッキ」や、倒壊家屋等の内部を探索する「破壊構造物探索機(光ファイバースコープ)」等を実演展示し、特に中学生や地域の若い人達に関心が高く、展示隊員の説明を真剣な眼差しで聞いていた。
 「ふれあいフェスタ長瀞」での装備品展示は今回が初めてだったが、開会から閉会まで各装備品の周りには観衆の波が途切れることなく大盛況に終わり、自衛隊の重要性を市民に広くアピールした。

21空群でちびヤンサッカー大会開催
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 第21航空群(群司令・高橋忠義海将補)は11月9日、「第1回群司令杯キッズサッカー大会」を実施した。
 この大会は、青少年広報(ちびっ子ヤング大会)の一環として、群司令を大会会長としたバレーボール大会とサッカー大会を今年度から企画、実施しているもので、5月に計画したものの、天候不良のためサッカー大会のみ順延し今回実施した。
 大会は、基地周辺のサッカークラブ等20チーム(館山市、南房総市、鴨川市)の参加を得て3年生以下の部の10チームと2年生以下の部の10チーム2部で予選リーグを実施、各部の上位2チームによるトーナメントにより優勝を争った。
 各コートでは、熱戦が繰り広げられ、大人顔負けの巧みなドリブル突破でゴールする子供達やそれを見て一喜一憂する保護者の応援にグランドは大いに盛り上がりを見せた。引き続き、各リーグの上位2チーム計4チームによる準決勝、決勝が行われ2部とも鴨川FCが優勝を飾った。
 表彰式では、優勝チームは、トロフィーと賞状が大会会長の群司令から贈られた。また、上位3チームには、個人にメダルが授与され、子供達の笑顔も最高潮まで達した。
 大会後今回参加した子供達の親から、「芝のグランドでサッカー大会が実施できるのは子供にとってありがたい。どうして今までこのような大会を実施していなかったのか」という質問や、自衛隊の基地を身近に感じたという感想が多く寄せられていた。

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