防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年11月1日号
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カップル誕生も
“ふれあいパーティ" 男女53人でボーリング大会
《座間》
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  座間曹友会(会長・倉橋曹長)主催の「ふれあいパーティ」が9月27日、米軍キャンプ座間ボーリング場などで開催された。
 これは、神奈川県相模原市募集相談員の大瀧氏(エイコー産業(株)代表取締役)が発起人となって実現したもので、座間分屯地所属の男子隊員26人と横浜銀行の女性職員27人が参加した。
 この日、ボーリングや懇親会を通じて、自衛隊に親しみ、相互に理解を深めた結果、数組のカップルも誕生した。
 座間曹友会は「今後も市民との交流を深め、自衛隊に対する信頼獲得のため各種事業を行う」としている。


世界女子レスリング大会
坂本姉妹が金、銀メダルに輝く
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 自衛隊体育学校(校長・鈴木義長陸将補)の坂本日登美2陸尉と真喜子3陸曹の姉妹が、10月11日から13日までの3日間にわたって東京・渋谷区の代々木第1体育館で開催された世界女子レスリング大会に出場、坂本2尉が51キロ級で通算6度目の優勝を果たし、また、妹の坂本3曹が48キロ級で銅メダルに輝いた。
 対戦相手に1ポイントも許さず、4試合中3試合でフォール勝ちという圧倒的な強さを発揮、金メダルを手にした坂本2尉は、表彰式後、競技生活から引退することを正式に表明した。「生まれ育った日本で、しかも最後の大会で優勝できて本当に幸せです」と語る坂本2尉は「今後はロンドンオリンピックを目指す妹を心身ともに支えていく」と新たな目標に向け、闘志を漲らせている。


横教開隊49周年祝う
記念運動会は女性分隊圧勝
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 横須賀教育隊(司令・永沼延1佐)は9月19日、開隊49周年行事を実施した。
 午前の記念式典において永沼司令が教育隊の歴史を振り返り「諸先輩方の築き上げてきた伝統と業績を継承し、決意を新たに新入隊員の教育訓練に励むよう」訓示した。
 午後からは練習員同士の親睦を深め、団結の強化を図る目的で、349期練習員課程(3個分隊)と50期練習員女性課程(1個分隊)の分隊対抗運動会を実施した。
 競技は綱引、団体縄跳び、ジャイロ故障リレーを含め全8種目で競い、各種目選手、応援とも白熱した戦いとなった。中でもジャイロ故障リレー(バットを床に立てて額に当て、10回その場で回り走る)では目を回しながら走るため、右や左に大きくコースからずれたり、転んだりする者が続出し、応援者を含め参加者全員が大笑いする場面もあった。
 総合優勝したのは女性分隊で、体力的な面からハンディーキャップを与えたものの、綱引をはじめとする半数の種目で1位となるなど男性分隊を圧倒して総合優勝し、女性の強さを改めて実感させられて運動会は終了した。
 運動会を通じて分隊の団結の重要性、総員で勝利を獲得したときの喜びあるいは悔しさなどを経験した練習員は、残り3か月の教育に運動会以上の団結力で取り組むことが期待されている。

藤崎宮秋の例大祭
42連隊有志が参加
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 9月21日、藤崎宮秋の例大祭が行われ、第42普通科連隊副連隊長(西 一幸2陸佐)を会長とし、自衛隊有志(隊員・OB・隊員家族等)で組織する『颯爽会』が14回目の参加を果たした。飾り馬奉納48番の参加となった今年は、あいにくの空模様で、大粒の雨が降り注いだが、参加者は楽団のらっぱと太鼓の激しい音色で「ドーカイ!ドーカイ!」と元気ハツラツ、熊本の市街地を練り歩いた。
 口取りは、他団体よりひと際大きい奉納馬「北皇子(きたのおうじ)」と一体となり、沿道の観客の注目を集め、団体名に恥じぬ颯爽とした走りを披露した。
 また今回は、8月の異動で着任した第42普通科連隊長(櫻田博美1陸佐)と熊本地方協力本部長(川瀬昌俊1陸佐)が初参加し、見事な踊りを見せ、参加者と「心」を一つにし、祭りを大いに盛り上げ、爽やかな汗と笑顔を見せていた。
 第42普通科連隊は、この良き伝統を継承するとともに、来年も多くの方々の参加を期待しつつ、次への目標へ誓いを新たにしていた。


地域市民祭り支援
《朝霞駐屯地》
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 朝霞駐屯地(司令・木野村謙一将補)は10月12日、東部方面音楽隊を派遣して新座市民祭りを支援した。
 東部方面音楽隊(隊長・志賀亨3陸佐)は、昨日までの雨が嘘のような、爽やかな秋空のもと新座市役所をスタートして多くの市民で沸き上がる約200メートルの商店街を威風堂々とパレードするとともに、特設ステージにおいて商工会マスコット「鉄腕アトム」や子供達に人気の「崖の上のポニョ」など合計6曲の演奏をし、約7万人の市民に自衛隊音楽隊の音楽演奏能力を披露した。

ハーフマラソンに函館駐隊員参加
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 9月28日、2008函館ハーフマラソン大会が開催され、函館駐屯地から多くの隊員が出場した。
 今年で18回目を迎えたレースは、景観がよい海沿いのコースに人気があり、道内外各地から多くのランナーが参加している。
 肌寒く、時折小雨が降る天気にもかかわらず、午前9時50分に招待選手を含む男女約1800名が千代台公園陸上競技場をスタート、21・0975kmのコースを駆け抜けた。
 駐屯地からの参加者は、ほとんどが完走し、特に第3普通科直接支援小隊の藤井3曹が29歳以下の部で2位に入る健闘を見せた。

ルーマニア国際音楽コンクール
1混音楽隊員が3位入賞
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 2005年より8月に東京都港区で開催されている「ルーマニア国際音楽コンクール」。日本とルーマニアの文化交流を目的とし、親善大使になってくれる人を選ぶ、ちょっと変わったコンクールである。
 アジアを始め、日本全国から集まり競演が繰り広げられるが、第4回を迎えた今年はそのコンクールに沖縄県陸上自衛隊第1混成団音楽隊テューバ奏者の喜友名繁俊氏が挑戦、見事に管楽器部門第3位を受賞した。「少しでも自分のプラスになる事が勉強できればと思い応募に踏み切った」というのが動機だそうだが、これを機に飛躍されることを期待している。来年ルーマニアで開催されるコンサートに是非行って欲しいものだ。(日本ルーマニア音楽協会会長・嶋田 和子)

話題の新刊
兵器と軍事の謎と不思議 松本利秋 編著
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ような現状の中で、日本が世界の平和のために貢献するにはどういう方法があるのか。本書は、そのための知識と対処方法を的確に示しながら、しかも「戦後日本を形づくった日米安保条約と自衛隊の歴史から現状、21世紀に入ってから急速に進展している在日米軍再編の実情をはじめとして世界の特殊部隊、テロ組織とテロリストが使う武器、核兵器やミサイルの原理、航空母艦、潜水艦などの歴史と戦略。新時代の陸・海・空軍が向かう方向性など、さしあたって必要と思われる基本的なアイテムを採り上げ、できるだけわかりやすく解説」している。
 ▽日本の軍事情勢▽現代の武器・弾薬▽陸軍・海軍・空軍を知る▽特殊部隊・傭兵とは▽国際テロネットワークの5章から成り、新しい時代に突入した世界中の軍隊の現状と未来が一目で分かるように構成されている。新時代の軍事ニュースが増えている昨今、ぜひとも手元に置いておきたい一冊である。
(東京堂出版、定価1900円+税)
 〈編著者略歴〉(まつもと・としあき)昭和22年、高知県生まれ。明治大学政経学部政治学科卒。政治学修士。月刊誌・週刊誌の記者を経て、現在は国士舘大学政経学部政治学科講師。著書に、「9・11委員会レポートダイジェスト」「戦争民営化」「国際テロファイル」「オサマビン・ラディン」「極東危機の最前線」「軍事同盟・日米安保条約」「熱風アジア戦機の最前線」など多数。

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